ショートレビュー2月号
最近見た映画については、映画.comの個人ページに400文字ジャストでレビューしています(随時更新)。気になる作品がありましたらぜひご覧ください。
・ディエゴ・マラドーナ 二つの顔
・マーメイド・イン・パリ
・秘密への招待状
・ベイビーティース
・カポネ
・SLEEP マックス・リヒターからの招待状
・ステージ・マザー
・トパーズ
・私は確信する
・あの頃。
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最近見た映画については、映画.comの個人ページに400文字ジャストでレビューしています(随時更新)。気になる作品がありましたらぜひご覧ください。
・ディエゴ・マラドーナ 二つの顔
・マーメイド・イン・パリ
・秘密への招待状
・ベイビーティース
・カポネ
・SLEEP マックス・リヒターからの招待状
・ステージ・マザー
・トパーズ
・私は確信する
・あの頃。
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ジェームズ・マンゴールド監督作『3時10分、決断のとき』について執筆しました。2007年公開の西部劇。お時間ありましたらぜひお読みいただけると幸いです。そして見てない方はぜひ映画本編もご覧になってみてください。面白いです。熱いです。胸にズドンを来ます。
西部劇の形式が導く、親和性を宿した肉厚な人間ドラマ/CINEMORE
マンゴールド監督は、いま現在、「インディ・ジョーンズ5」の監督としても名前が挙がっている人で(こちらは2022年夏ごろ公開予定とのことですが、さてどうなることやら)、今やハリウッドを代表する存在と言っても過言ではないでしょう。『フォードVSフェラーリ』でも二人のメインキャストを駆使して熱い人間ドラマを描きましたが、本作『3時10分』もクリスチャン・ベイルとラッセル・クロウが凌ぎを削る迫真のドラマです。
そう言えば、マンゴールドがコロンビア大学に在学していた頃、教授として指導していたのがミロス・フォアマンでした。彼の『アマデウス』なんかも、モーツァルトとサリエリという二人を中心に織りなす人間ドラマなんですよね。気が向いたらこちらもぜひご覧くださいませ。
『アマデウス』巨匠ミロス・フォアマンの激動の人生から見えてくるもの/CINEMORE
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1999年に公開されたジョージ・クルーニー主演作『スリー・キングス』について執筆しました。ぜひご覧ください。
撮影現場の混乱を、生々しくスリリングな臨場感へと昇華させた異色の戦争アクション/CINEMORE
この映画が公開されて何年か経って、他の作品のPRで来日したデヴィッド・O・ラッセル監督に取材したことがありました。インタビュー中に「ちょっとトイレに行ってくるね」と中座したり、話題がLAにあるレストランのお話になると「今度、LAに来る機会があったら連絡しなよ。連れて行ってあげるから」と事務所の電話番号を書いて渡してくれたり、これまで取材した映画人の中でも最高レベルに気さくな人だったことを鮮烈に覚えています。気分屋と言えば気分屋なのかもしれませんが、瞬時に相手の懐へ飛び込んでいける才能の持ち主なのかも。
また、別の機会にはスパイク・ジョーンズに取材したことがありました(『スリー・キングス』には俳優として出演)。もちろん、映画監督として自作のPRのために来日した折でしたが。今ではハリウッドを代表する奇才として広く知られる彼ですが、彼もまた取材中、いったいどんな答えが飛び出すのか予測不能で、エキサイティングな方でした。映画の感想や自分の考えについて逆質問されることもあったりで、なんだか非常に気の抜けない時間だったなあ。これもまた数少ない、忘れがたい取材の一つです。
そんなラッセル&ジョーンズの出会いのきっかけは?というと、実は彼ら、90年代半ばに、とある児童書の映画化でタッグを組むはずだったらしいのです。結局、企画はキャンセルになってしまうのだけれど、しかし二人の友情はなおも続いていたようで、ラッセルが『スリー・キングス』の脚本を執筆する段になって、半ば当て書きのようにスパイク・ジョーンズの役どころを作り上げたのだとか。
『スリー・キングス』とスパイク・ジョーンズ監督作『マルコヴィッチの穴』は世に出たタイミングもほぼ一緒です。それゆえ、両作は互いに話題の相乗効果を巻き起こしながら、知名度を上昇させていったように思います。
奇想天外な作品と、想像力豊かな監督たち。彼らが共に名をあげた90年代の終わりに思いを馳せたひと時でした。
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最近見た映画については、映画.comの個人ページに400文字でレビューしています。気になる作品がありましたらぜひ覗いてみていただければと。
・春江水暖 しゅんこうすいだん
・レンブラントは誰の手に
・フィッシャー・キング
・羊飼いと風船
・キング・オブ・シーヴス
・43年後のアイ・ラヴ・ユー
・KCIA 南山の部長たち
・ズーム 見えない参加者
・エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット
・ヒッチャー
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先日、NHK-BSプレミアムにてヒッチコックの『鳥』が放送された。
冒頭のロマンティック・コメディ風の導入から、途中で容赦のない恐怖のドラマへと切り替わっていくナチュラルな転調に惹かれてやまない。'60年の『サイコ』で異常なる恐怖を描いた直後、今度は'63年の『鳥』で人間の想像の及ばない未知なる恐怖を描き尽くしたヒッチコック。いわばキャリアの絶頂とでもいうべきところで生まれた二作だが、これを発表したのを機に、64年の『マーニー』以降のヒッチコック作品はやや覇気を失っていく。いや、物語的には相変わらず優れているとしても、これまでのように革新的なものを生み出すまでには至らない、というか。
でもだからこそ、私などは、ピークを過ぎた巨匠がいかにして自分の限界と戦い続けたのかに興味が募ってやまないのであるが。そこでの彼の生き様というか制作風景については、今後、徐々に迫っていきたいところだ。
『鳥』を見ながら、そういえば、以前に原稿を書いたことがあったなと思い出した。お時間ある方はぜひ。
・ヒッチコックの『鳥』が映画史に輝く傑作である3つの理由/CINEMORE
その他にもヒッチコック作品について何本か書かせてもらったので、併記しておきたい。
・イギリス時代の傑作スパイ・サスペンス『三十九夜』の高密度なドラマ性
・ヒッチコック、ハリウッド進出第二弾『海外特派員』の尋常ではない面白さ
・50年代究極の娯楽作『北北西に進路を取れ』に見るヒッチコックの監督術
・単なる”覗き”映画ではない。『裏窓』が奏でる多様な愛のハーモニー
・ヒッチコックの傑作『めまい』 タイトルを象徴する伝説的ショットはいかにして撮られたのか?
ついでに、『鳥』に多大なインスピレーションを受けて作られたというシャマラン監督作『サイン』の記事も、併せてよろしくお願いします。
・撮影時期から見えてくる『サイン』のもう一つの側面とは/CINEMORE
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映画.comにて新作映画『聖なる犯罪者』について執筆させていただきました。
ポーランドから届いた大変スリリングで見応えのある作品でした。このご時世、外出を控えておられる方も多いことでしょうが、素晴らしい作品は必ず、人生のどこかのタイミングで、届くべきあらゆる方々のもとに届くものと信じています。この機会にぜひタイトルだけでも深く胸に刻んでおいていただければと思います。
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1995年3月。『フォレスト・ガンプ』の日本公開当時、僕は高校生でしたが、ゼメキスの描くあの「群衆」をスクリーンで目の当たりにして、とにかく圧倒されたのを、いまなお濃厚に覚えています。2020年は大統領選や大規模な各種デモなどで、TVのニュースなどでアメリカの群衆が強烈に映し出されることが多い年でしたが、これらを目にするたびに密かに本作のことを頭のどこかに思い出されました。
日本人にとって知名度抜群の映画ではあるものの、どこか楽しみ方のわからないところもあるこの映画。ゼメキスも「あまりにアメリカ的な、いわゆるアメリカの歴史にまつわる映画だから、これほど世界中で大ヒットするとは思ってなかった」のだとか。ちなみに小説版では続編があって、フォレストと息子が、その後の時代を歩んでいきます。中にはレストランで俳優トム・ハンクスと出会ってお喋りをする場面も。それからフォレストの物語が映画化されて、アカデミー賞授賞式に招かれる場面も登場します。続編の映画化も企画されていたようですが、今のところ実現には至っていません。
そんなわけで、『フォレスト・ガンプ』について書いています。お時間ある際に、ご覧いただければ幸いです。
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舞台をアメリカへ置き換え、とてもゼメキスらしい映画に仕上がっていた『魔女がいっぱい』。ちなみに、知る人ぞ知る90年のニコラス・ローグ監督版は原作通りイギリスが舞台だが、ラストがやや違う。こちらはアンジェリカ・ヒューストンやローワン・アトキンソン出演。https://t.co/Bqlhz9spLV
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) December 10, 2020
「結局、物作りっていうのは若い人が中心なんです。なかなかチャンスが巡ってこないという壁は、いついかなる時代でも、若い人間が自ら突破するしかない。自信と力をもってね」『BOLT』『夢みるように眠りたい』佐野史郎、林海象監督インタビュー https://t.co/dNnDwqauI4 pic.twitter.com/Ad2mShDeVm
— NeoL Magazine (@NeoL_Magazine) December 10, 2020
12月4日公開の『魔女がいっぱい』の劇場パンフレットに寄稿させていただきました。原作者ロアルド・ダールのことなど。ご機会ありましたら、ぜひご覧いただけますと幸いです。https://t.co/FQv2DbFqno
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) December 4, 2020
初鑑賞時は、状況設定やストーリーに振り落とされまいと必死にしがみついていた。でも二度目、三度目になると、なぜだか要所要所で語られる「母の思い出」が無性に心に沁みてくるのを感じた。R.ジョンソン監督の映画は、見るたびに味わいが変わる。だからやめられない。https://t.co/Bc8CgEp7x5
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) December 3, 2020
世界の謎を追い求めて、未確認生物ハンターが行く。映像の素晴らしさもさることながら、ヒュー・ジャックマンとザック・ガリフィアナキスの颯爽&飄々としたコンビネーションが何ともたまらない一作でした。https://t.co/1XzSi4ulML
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) November 11, 2020
文藝別冊「ポン・ジュノ」特集号に寄稿させていただきました。ポン・ジュノ作品の中でも愛してやまない『ほえる犬は噛まない』についてあれこれ思考を巡らせております。ご機会ありましたらぜひ本屋さんなどで手にとって頂けますと幸いです。宜しくお願いいたします。
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) August 28, 2020
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