2020/01/18

ほえる犬は噛まない

現在、大ヒット公開中の『パラサイト』。お隣の韓国からとんでもない映画が現れたと専らの評判です。人ごみをできるだけ避けたい私は、一時間以上も前から行列をなすと言われていたこの映画のマスコミ試写に臨むことができませんでした。そんな中、ベテランの批評家の方とお会いした際にこの映画をご覧になったというので「如何でしたか?」と尋ねたところ「いやあ、やっぱり日本とは違うよね。一体全体、どうやったらあんなすごい発想が生まれるのか。発想力というか、企画力というか、映画文化の土壌というか。決定的なものを見せつけられた気がする」とおっしゃっていたのが印象的でした。

そうしているうちに『パラサイト』はアカデミー賞の様々な部門にノミネートされ、さらなる話題の最先端を独走中。このタイミングで私の中で無性に懐かしくなったのが、ポン・ジュノ監督の長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』です。渋谷のミニシアターで本作を鑑賞した時の、日常の中で宝物を見つけたかのような幸福感が未だに忘れられません。CINEMOREに『ほえる犬は噛まない』について書かせていただきましたので、ご興味ある方は是非ごらんください。

CINEMOREでは他にも様々な映画について執筆しております。こちらの一覧リストをチェックしていただけると、気になる作品や記事が見つかるかもしれません。すでに120本くらいは書いているはず。本年も地道に続けていければと思っています。ぜひ宜しくお願い致します。

 

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2020/01/17

カッコーの巣の上で

CINEMOREの原稿を手がけるようになって名作に触れる機会が増えました。これまであれこれ言い訳を作って逃げてきた名作たちがたくさんあるのですが、本当に面倒くさがり屋の自分が、最近ではヒッチコックを見て、スコセッシを見て、アメリカン・ニューシネマの数々、それから廃盤になってる作品も多いケン・ローチの映画もできるだけ執念深く探し回るようになったことに驚かされます。その効果は大きいと思ってます。鍵となる作品を一つ見ておくと新作映画を見ている際に「あっ!」と気づかされる点も多く、例えば最近の映画だと『ダウントン・アビー』のラストがヴィスコンティの『山猫』へのオマージュなのではないかという推測も(確証がないながらも)浮かんでくるようになります。

さて、その「食わず嫌い」だった作品の最たるものとして、心の中にはまり込んだ巨石のように『カッコーの巣の上で』という存在があったのですが、これをようやく鑑賞することができました。映画好きならば誰もが一度は聞いたことがある名作。勝手な想像で「暗くてつらい映画なのかな」と思っていたのですが、とてつもない躍動感に満ちた映画だったことに驚かされました。やっぱり映画を見る上で「先入観」などというものは邪魔になるだけですね。もっと思い切り飛び込まないと。CINEMOREにてこの作品について書かせてもらっていますので、お時間ある方は是非ご覧ください。

 

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2020/01/08

イーストウッド最新作『リチャード・ジュエル』

映画.comに『リチャード・ジュエル』のレビューを執筆させていただきました。
クリント・イーストウッド監督の最新作です。
さて今回はどんな切り口で社会を射抜くのか・・・。
「巨匠」とか「生きる映画史」とか「究極のアウトサイダー」と呼ばれる彼ですが、
いつもながらに感心させられるのは、全く主義主張がぶれない、そしてわかりやすいこと。

本作でも爆破テロ事件を扱いながら、単純な犯人探しの構図に落とし込むのではなく、
むしろ彼が長年こだわり続ける「悩める英雄」の姿を浮き彫りにしていく過程が面白いです。
僕なんぞがイーストウッドについて書くのはおこがましいとは思いつつも、
ぜひお読みいただけると嬉しいです。

あけましておめでとうございます。
読んでくださる方のお力添えのおかげで書き続けられております。
大変ありがたいことです。もっともっと切磋琢磨せねばと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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2019/12/31

2019年Best10

今年一年、どのように過ごされましたか?
私の一年間はこのような感じでしたと、漢字一文字で表す代わりに、
Best10を記録しておこうと思います。とはいえ、私に「最も優れた映画」など
選べるはずもなく、あくまで「胸に深く突き刺さった順」といったほうが
正しいのかもしれません。

1、象は静かに座っている
2、アイリッシュマン
3、ブラック・クランズマン
4、ジョーカー
5、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
6、この世界の(さらにいくつもの)片隅に
7、Us アス
8、幸福なラザロ
9、アベンジャーズ エンドゲーム
10、家族を想うとき

来年も皆様にとって多くの名作と出会える一年になりますことを
心よりお祈りいたしております。

 

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レイジング・ブル

更新が滞ってしまい失礼いたしました。
相変わらずCINEMOREの記事をマイペースで執筆させていただいております。
名作や旧作について取り上げている場合が多いですが、
もしリンクの中で気になる作品がありましたら、
ぜひチェックしてみていただけると嬉しいです。

中でもこのお正月休み中に『アイリッシュマン』をご覧の方におすすめなのが、
デ・ニーロとスコセッシ、そしてジョー・ペシが初めてコラボした作品、
『レイジング・ブル』です。一作目にして3人の息がぴったり。今見ても
実に生々しく、ダイナミックで、いつしかある種の悲哀すら漂ってくる傑作です。

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2019/12/01

「博士の異常な愛情」

スタンリー・キューブリック監督が1964年に公開したブラックコメディの傑作『博士の異常な愛情』。1999年に亡くなった巨匠はこの映画に一体どのような思いを詰め込んだのか、そしてケネディ暗殺事件がこの映画に与えた影響とは。詳しくはCINEMOREに書いた記事をご覧いただければと思います。

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2019/11/26

アイリッシュマン

NETFLIXにて配信される『アイリッシュマン』について映画.comでレビューを執筆させていただきました。

『沈黙-サイレンス-』のマーティン・スコセッシが放つ3時間半に及ぶ超大作。しかも今回は『タクシードライバー』や『レイジングブル』などでも組んだロバート・デ・ニーロ、それにこちらもスコセッシ組常連のジョー・ペシ、さらには大御所アル・パチーノが揃い踏みです。出演者としてきちんと頭の中に入れて臨みながらも、いざ3者がスクリーンに映し出されていると(私は劇場上映版で観たのですが)何度も「マジか・・・」という気分になりました。マジです。本当にそんな時代がやってきたのです。この重厚な語り口は他では真似できない。本当に脳天ぶち抜かれるような映画体験でした。気になった方は是非レビューをご覧いただければ幸いです。

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