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2021年12月30日 (木)

『長く熱い週末/The Long Good Friday』

2021年もあとわずか。今年は執筆や調べ物、裏方、はたまた人と人の間に入ってのお仕事など、おかげさまで例年になくバタバタと動き回っていた気がします。

ようやく年内に済ませるべき仕事を終え、じっくり腰を落ち着けて鑑賞できたのがこの1980年公開のイギリス映画『長く熱い週末/The Long Good Friday』。ボブ・ホスキンス演じるギャングの親玉が、テムズ川下流付近に広がる荒廃したドックランズ(Docklands)の再開発を担おうと、出資者相手に接待、パーティと様々な手を尽くすなか、その足を掴んで引きずり下ろそうと、殺人、爆発といった事件が身近で頻発するーーーという内容。

 

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2021年12月24日 (金)

キングスマン劇場パンフレット

『キングスマン ファースト・エージェント』の劇場パンフレットに寄稿させていただきました!
昨日、見本版が届きましたが、封を開けた瞬間、金色のロゴマークにおそれおののきました。多少無理すればジャケットのポケットに忍ばせられるくらいのサイズです(なんでそんな写真を撮ったのかは謎です)。

マシュー・ヴォーン監督の作品を全て見直しまして、そこに一貫して響くテーマ性について論評しております!もしご興味ありましたらぜひ!

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2021年12月21日 (火)

キングスマン・ファースト・エージェント

荒唐無稽なキャラ、アクション、語り口にジェットコースターのごとく揺さぶられる131分。マシュー・ヴォーン監督が第一次世界大戦下のヨーロッパ情勢のリアルとフィクションを手のひらで巧みに転がし、時にはヴォーンらしからぬ胸にグッとこみ上げる重厚な響きも。そしてやっぱりレイフ・ファインズはいつもながら最高に素敵。そんな『キングスマン』新作についてレビュー執筆しました。

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2021年12月20日 (月)

BELUSHI ベルーシ

ジョン・ベルーシって知ってますか? 

僕はリアルタイムでは全くその存在を知らず、後に『ブルース・ブラザーズ』や『1941』を観て”後追い”で彼のことを知った世代。ずっと太っちょで、豪快で、身軽で、歌がうまい、くらいの短絡的なイメージにとどまっていたものの、現在公開中のドキュメンタリー『BELUSHI ベルーシ』を見て初めて、その裏側にあった身を切るような寂しさや不安や悲しみに触れることができた気がします。

そんなわけで映画『BELUSHI』に触発され、いろいろ調べ始めた結果、この映画には盛り込まれていない「ゴーストバスターズ原案のこと」や「ジョンとスピルバーグの関係性の話」などまで掘り起こしてしまいました。

Johnbelushi

この「してやったり」な顔が気になったら、ぜひCINEMOREの記事をご覧ください。

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