2017/03/21

エイミー、エイミー、エイミー!

ジャド・アパトー監督と主演エイミー・シューマーが強力タッグを組んだコメディ『エイミー、エイミー、エイミー!』についてレビューを書きました(原題は”Trainwreck”)。1年前のゴールデングローブ賞ではコメディ・ミュージカル部門の作品賞と主演女優賞にノミネートされた作品です。Trainwreckposter

ジャド・アパトーといえばコメディ映画好きには少なからずアンテナの周波数が引っかかるクリエイターなはず。題材はいつも決まって下世話なのに、どういうわけか胸を打つ場面が多いことでも知られています。というよりも我々の感情は、下世話な部分を経由することで、ありきたりな風景や感情をより俯瞰して見つめ、なんだかすっかり神妙に感じ入ってしまう構造すら持っているのかもしれません。と考えるなら、下世話、最高。

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2017/02/22

ラビング 愛という名前のふたり

映画.comにて『ラビング/愛という名前のふたり』のレビューがアップされましたので遅ればせながらご報告を

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60年代、アメリカの歴史を大きく変えることになった”とある夫婦”の物語です。本作の主演女優ルース・ネッガはアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされています。この部門では相変わらず『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンや"ELLE"のイザベル・ユペールが有力と言われていますが、ネッガが魅せる凛と透き通った存在感には誰もが心奪われるはず。いよいよアカデミー賞授賞式も間近に迫ってまいりました。この新鋭に、そしてこの素晴らしい作品にぜひご注目ください。

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2017/02/07

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

ティム・バートン監督の最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』について執筆しています。

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この作品、本当に面白かった。いつもながらのティム・バートン色でありながら、ちょっと違うんです。ダークな世界観から抜け出して、観ている人を、まぶしい陽光に照らされた場所に連れて行ってくれるような一本でした。ジョニー・デップも、ヘレナ・ボナム・カーターも、それに作曲家のダニー・エルフマンさえ存在しない、異色のバートン作品。でもその分だけ、新たなコラボレーションの風を感じることができたように思います。

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BFF<ベスト・フレンド・フォーエバー>特集

NeoLというウェブサイトでは、先月末からBFF<Best Friends Forever>特集と称して様々なカルチャーを紹介する記事が連続アップされています。

先月末の大統領就任から、ニュースを見るたびに心が折れそうになっている人も多いことでしょう。嫌になってSNSを開くのをやめてしまった、という話もよく耳にします。世界的に排他的な考え方が広がり、なおいっそうの分断が進むかもしれない中、もう一度、人と人とがつながりあうことの意味を考えてみたい。そんな思いを込めて私も、BFFという視点で5本の映画作品を選出してみました。どの作品も、見終わった後にしっかりとした後味が心の中に沁み込んでいくものばかりです。もしご覧になっていない作品があれば、この機会に是非。

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2017/01/23

人魚姫

人魚姫と言っても『少林サッカー』や『カンフー・ハッスル』のチャウ・シンチー監督作なので、そう一筋縄でいく作品ではない。なんとも奇怪で、ナンセンスなコメディにして、現代社会に警鐘を鳴らすテーマ性をも内包したラブ・ファンタジー・・・と何が何だかわからない感じですが、とりあえず中国のみならず世界で大ヒットを遂げており、世界興収で見てみるとなんと昨年の12位にランキング。いったいどのような作品なのか、おそるおそる覗いてみました。

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というわけで、『人魚姫』をレビューしています。ご興味ある方は覗いてみてください。ちなみに本作の序盤にとてもダンディーな富豪の男が登場するのですが、この人、よく見ると巨匠のツイ・ハークでした。チャウ・シンチーが以前に手掛けた大ヒット作『西遊記』の続編は、このツイ・ハークが監督を務めているとのこと。こちらの仕上がりも非常に楽しみです。

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2017/01/11

ニコラス・ウィンディング・レフン取材

昨年、最新作『ネオン・デーモン』を提げPR来日を果たした北欧の鬼才、ニコラス・ウィンディング・レフン監督にお話を伺う機会がありました。その時の模様について記事アップされましたので、ご興味おありの方は是非ご覧いただければ幸いです。

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『ネオン・デーモン』Nicholas Winding Refnインタビュー/NeoL

取材前に幾人かの方に「どのような方ですか?」と聞くと、「まるでミュージシャンのような」という答えが多く返ってきました。お会いしてみてその意味がわかりました。決して気難しい人柄ではなく、かといって映画監督にありがちな、一つの質問に対して数分間もしゃべり続けるといったタイプでもなく、答えがたった一言、それでおしまい、だったりもする。そして映画に関するこちらの解釈などに関しては、作り手の考えを押し付けることは絶対にしない。「なるほどね、そういう解釈もあるかもね」と微笑む、のみ。

そこで自ずと話の流れは、作品に関することを離れて、彼自身のクリエイティブに対する取り組み方、考え方、そしてそもそも「映画の枠組み」というものをどのように感じているのかといった方向へ。映画の公開を前に果たしてそのPRにふさわしい内容になったかどうか分かりませんが、世界が静かに熱狂する「レフン」という人間の頭の中を少しだけ垣間見たような気がしました。

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ダーティ・グランパ

今月6日より公開中のコメディ映画『ダーティ・グランパ』について書きました。

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名優デ・ニーロ、73歳にしてキャリアぶち壊す!?『ダーティ・グランパ』お下劣演技の衝撃/リアルサウンド

あの天下の名優ロバート・デ・ニーろがにわかには信じられないお下品なサイテー演技に身を投じていて、爆笑を遥かに超えて、正直、目の前で起こっていることに震えがくるような映画でした。世に言う”デ・ニーロ・アプローチ”の最終形態というべきでしょうか。

でも翻って考えてみると、自分が築いてきたものに決して縛られず、それらをいとも簡単に突き崩し、人々の期待を良い意味で裏切りながら、常に新たな自分像を模索していくーーこんなことができるのも、彼が名優である所以なのかもしれません。

ちなみに彼の演技の師匠であるステラ・アドラーは生徒たちに対していつも口すっぱく「俳優にとっての才能は、”選択”にこそ宿る!」と言い続けてきたそうです。その言葉が明確に意図するところは、つまり俳優にとって脚本は極めて重要なものでそれらを入念に読み解いて意図を理解し、さらに役柄の心理面や外見などにも分析を加えた上で、あとは脚本から受け取ったそれらの中から自分なりの”選択”を行う。そうやってキャラクターが演技ができあがっていく。

果たして『ダーティ・グランパ』におけるデ・ニーロもまた、かつて師匠が口にした「選択」を施した上でこの無軌道なキャラクターを作り上げていったのでしょうか。何れにしてもすごい役者だなと、改めて感じた次第です。

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