「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『縞模様のパジャマの少年』です。
みんなパジャマ姿で楽しそうだね、と少年は言った。
第二次大戦のさなか、とあるナチス高官に辞令がくだり、一家は人里離れた田舎へ引っ越すことに。これまでのベルリンとは何もかも勝手が違う。さっそく周囲の探検に飛び出した8歳の長男ブルーノは、鉄線の向こうに佇むパジャマ姿の少年を発見する。ふたりはすぐに打ち解け、親友となるのだが・・・。本作のテーマは“嘘”。ナチスの家族が愛情ゆえに息子へ真実を告げまいとするやさしさが、思いも寄らぬ寓話性を引き起こす。『ブラス!』のハーマン監督は、子供の純粋な眼差しを微笑ましく描く一方、それらを不用意に惑わせる大人たちの理屈や分別といったものを痛烈に提示。やがて訪れる衝撃的な幕切れに、上映後、しばらく席から立てなかった。
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縞模様のパジャマの少年
The Boy in the Striped Pyjamas
監督:マーク・ハーマン
出演:エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビューティー、
デヴィッド・シューリス、ヴェラ・ファーミガ、リチャード・ジョンソン
(2008年/イギリス)ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
8月8日(土)恵比寿ガーデンシネマ、角川シネマ新宿ほか全国順次ロードショー
『縞模様のパジャマの少年』を観ながら、無性に『ライフ・イズ・ビューティフル』のことを思いだしてしまいました。両者はある意味、合わせ鏡のような存在といえるのかもしれません。
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