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2005/09/12

『イノセンス』

あの『マトリックス』にも大きな影響を与えた、日本が世界に誇る革命的ジャパニメーションがついに復活!『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の押井守監督が満身の力を込め、製作に5年間という歳月を費やした待望の続編が公開となる。製作は『キル・ビル』のアニメーション・パートを担当したプロダクションI.G.が手掛け、今回は製作協力としてスタジオジブリが参加するなど、まさしく日本のアニメ界が総力を結集させた作品となっている。

バトーは、生きたサイボーグ。その体のすべてが作り物。残されているのはわずかな脳と、ひとりの女性“素子”の記憶だけ。ある日、少女型ロボットが暴走を起こし、その所有者を惨殺する事件が発生する。人間のために作られたはずのロボットがなぜ人間を襲ったのか。バトーはトグサ(彼は人間)とコンビを組み、さっそく捜査を開始する。

もちろん本作の公開を機に劇場へと馳せ参じる純粋なアニメファンの方も大勢いらっしゃると思うのだが、他方、『マトリックス』に影響を与えた存在として“逆輸入”的に興味をもたれた方も多いことと思う。どちらかというと私もそういうクチ。原作の情報などあまり知らないものだから、そこに表現される1時間40分の枠だけを“勝負の場”として見てしまう。それで、ちょっと台詞が哲学的だし、かなりの情報量が詰め込んであるせいもあり、例えば私の隣にいた若い男性(というか兄ちゃん)は内容が難しすぎたのか、途中から「降参」とばかりにグウグウと寝入ってしまった(注:ここは試写室!)。しかし私にとっては、観客がいろんなことを聞きこぼしたり、見逃したりしてしまうこのレベルの方が心地よく、後日DVDなどで見返す時の楽しみにすらなりうると思った。夢のように美しく幻想的なシーンと、リアルなアクションシーンとの間を振り子のようにたゆたう映像世界、ただそれだけに注目するだけでも十分に酔いしれることが出来る作品。

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