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2006/05/18

『GOAL!』でサッカー知識を一夜漬け

サッカーが好きな人にも嫌いな人にも、誰にだって平等に訪れるこのワールドカップ・イヤー。これを記念して、サッカー界と映画界が強力なコラボを組み、常識を覆すスケールで贈る珠玉のサッカー・ムービー3部作が始動した。それが『GOAL!』である。このたび公開を迎えるのはその第1弾となる「イングランド・プレミアリーグ編」。続編には「チャンピオンズ・リーグ編」、「ワールド・カップ編」が待機している。

メキシコ生まれのサンディエゴは、アメリカで移民生活を送りながらも地元のチームで活躍するエース・ストライカー。裕福ではないゆえに現実的な生活を余儀なくされる彼には、プロへの夢なんて持てるはずもなかった。そんな彼がある日偶然にもスカウトの目に留まり、一生に一度のチャンスを掴みとることに。やがて渡英し、英国名門チームの門を叩くサンディエゴ。いまここに、壮大なサッカー伝説の1ページが切り開かれる!

これから伝説のプレーヤーの道を歩む(であろう)主人公には、3ヶ国語を操れる能力とその容姿の端麗さが買われ異例の大抜擢となったクノ・ベッカー。共演には『キング・アーサー』(04年)のステーヴン・ディレイン、『恋の骨折り損』(99年)のアレッサンドロ・ニヴォラ。個人的には、『リトル・ダンサー』(00年)で印象的な父親役を演じたゲイリー・ルイスが主任コーチ役で登場するのも注目して欲しいところ。また、サウンドトラックには、OASISやHAPPY MONDAYSといったサッカー大好きの超大物アーティスト達が大挙して参加しているので、音楽ファンはこちらも絶対に見逃せない。

普段のサッカー人気に遅れを取った筆者のような人間に、その複雑な構造を分かりやすく俯瞰させてくれる最高のスポーツ・エンターテインメント。あらゆる映画の“息つかせぬ手法”を巧みに取り入れながら、それをサッカー独自の神話として昇華させている点は見事というしかない。また、おいしいシーンにはピンポイントで本作スポンサーの「addidas」の名が踊るなど、サッカーがいかにスポーツ産業とガッチリ手を握って成り立っているか、その商業的な側面を多角的に描いているのも見所。そのすべてが調和して最高潮の盛り上がりを見せるクライマックスには、あなたもきっとジョン・カビラばりに「GOAL!!!」と叫ばずにはいられないはず!

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