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2006/09/02

BSSがやってきた

Bss レディング3日目ラインナップの中で楽しみにしていたカナディアン・バンド、BROKEN SOCIAL SCENEがBBC1ステージにやってくる。このグループのメンバー数は常に流動的で、とある最大観測時には17人くらいにも膨れ上がっていたんだとか。

前ステージのヒップホップ・グループGOLDIE LOOKIN CHAINがかつてない盛り上がりを獲得している側から、「あ、すみません…、あ、踏んじゃった、ほんとすみません…」とスゴスゴ前方へ移動。ようやくGOLDIEのステージが終わり、さあ立ち去ろうとする観客とは全く逆流する形で更なる前方へ。くっそう、あたりは背が高い奴ばっか。なんとか場所をキープしようと、狭い足位置で小刻みに座標調整。ステージではメンバーがチューニングを開始。その間じっと待ちわびる群集は、たびたび見舞われる飛来物のせいで頭上注意に余念がない。ちょうど頭2個分くらいのピーチボールならまだしも、ときどき水の入った紙コップまでもが飛んでくる。突如「ビシャーッ!」と激しい音がして隣の男を見るとなんだか激しく濡れている。男は極めて冷静に「耳に入った…」とタオルで耳を丁寧に拭いていた。

これらの水は係員がたびたび群集に投入しているものだ。内部で誰かが脱水&悶絶せぬように、おのおの勝手に補給してくれい、ということなのだろう。でも時々、それが後ろまで行き渡らぬままに、一口飲んでそのまま頭上に放り投げる輩がいる。水リレーを放棄するとは、こんちきしょうめ。

Bss02 そうやって戦々恐々としている間に、ステージ上にはズラリ8人くらいのホーン部隊が並び、これまでのレディングの縦ノリとは一味違った響きが、彼らの壮大なパフォーマンスの開始を告げる。続いてゾロゾロとメンバーが出現。大所帯バンドなだけあって奏でられる音が分厚い波となって耳に届く。同じカナディアン・バンドのMETRICのエミリー・へインズがゲストボーカルとして参加したり、ホーンやストリングスを足したり引いたりと、曲によってガラリと編成を変えて届けられるお馴染みのナンバーたち。頭上では相変わらずビーチボールやら紙コップが飛び交っている。グルグルと会場の熱気を確かめるように形を変えて繰り返されるメロディーを受けて、隣にいた男女グループが円陣を組んで何やら聞き取れぬ掛け声を掛け合いながらグルグルと回転し始める。当然、そこにも紙コップが投げ込まれる。びしょ濡れになる彼ら。しかし回転をやめる気配はまるでない。それは惰性なのか、それとも本能なのか。

ちなみにBROKEN SOCIAL SCENEは、現在アメリカで公開中の映画『HALF NELSON』の音楽も担当。公式サイトでも楽曲が聴けるので、ぜひチェックされたし。

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