« BSSがやってきた | トップページ | 天使のような子供たち »

2006/09/02

やがて陽も暮れはじめ

その後、SLAYER、BOY KILL BOY、KLAXONS、HOT CHIP、PKACEBOなどなど。特にSLAYERは、ファン層がヤバイ。そんな革ジャンみたいなの着て(しかも銀色に輝く突起物がいっぱい付いている)暑くございませんか?などと問いただしたくなるも、いったん「ああん?」と凄まれれば即アウトな感じなので、ここは何も触れずにおく。 一言たりとも歌詞が聞き取れなかったが、圧倒的な迫力と雄叫び。ヘッドバンギングのしすぎて首が取れそうになっている人を何人か見かけたが医者は必要なかったようだ。

Reading01 会場内では立ち上がって元気に絶叫を続ける人もいれば、相変わらず寝転がって死んだように眠っている人もいる。しかしいったん臓器に沁みる縦ノリのリズムが響き始めると、死人たちもムクリ起き上がりゾンビのように惰性で上下。会場のボルテージも上がる、上がる。

気になっていたHOT CHIPのステージも面白かった。メンバーが横一列に並んでリアルタイム・チャットでもしているかのような異様なパフォーマンス。結果的にそのシンプルで実直な感じがオーディエンスの中の何かに火をつけ、なんだか凄い盛り上がりに。それほど有名じゃないのかと思っていたら、彼らのアルバム「WARNING」は英国&アイルランドにおいて過去12か月内にリリースされたアルバムの中から最優秀作品を決定するマーキュリー・プライズにノミネートされるまでに評価されていた(→9月5日にARCTIC MONKEYSの“Whatever People Say I AM, That's What I'm Not”の受賞が発表されました。HOT CHIP、残念!)。ブリティッシュ・ポップスの中で明らかに異色の存在。

PLACEBOのギターの人は最後に楽器を木っ端微塵に破壊して帰っていった。実際、彼の家ん中もあんな感じなんだろうか。いや、意外と几帳面に整理整頓する性質と見た。

この日は日曜ということもあり、英国の鉄道ダイヤは通常と大きく異なる。しかも連日のテロ騒ぎで時々「点検作業」が相次いでいることも懸案事項の一つだった。そして、このおびただしい数万人の観客がいっぺんに帰途に着く終演時の大混乱を考えると、その心配はだんだんMAXになってきて、パールジャム、MAXIMO PARK、アニマル・コレクティブといった各会場の大トリを務めるアーティストのステージを泣く泣く断念して、レディング駅へ。

帰り道、何度か方向を間違えて何だかとんでもないところに出てしまう。改めて係員に道順を聞くと「いったんメイン・ゲートまで戻りなさい」という酷い通告。サヨナラしたゲートに何度か再会してしまう、なかなか縁の切れないダラダラ交際みたいな時間帯が続く。

その間、会場には「パールジャム!パールジャム!」とはしゃぐ人たちの群れがひっきりなしに押し寄せている。まるでレディングの盛り上がりはいまからが本番とでも言わんばかりの高揚感があたりを包み込む。パールジャムのステージは22時ごろから24時近くまであるらしいが、実際これだけを観にやってきているような小ギレイないでたちの観客も多し。他のアーティストなんて眼中にないってか。「一日券」の使い方も様々である。

|

« BSSがやってきた | トップページ | 天使のような子供たち »

旅の記録」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137483/11729565

この記事へのトラックバック一覧です: やがて陽も暮れはじめ:

« BSSがやってきた | トップページ | 天使のような子供たち »