『jackass number two』
★WARNING★
この映画のスタントマンはただのバカです。クソガキや幼稚な大人は絶対にマネしないように。
あのジャッカスが帰ってきた。もうなんていうか、「お前らホント馬鹿だけど、大好きだ!」と金八先生ばりに抱きしめたくなるほど恐れを知らない無邪気なメンバー達が、今回も突飛で無鉄砲で下品で下劣なスタントやドッキリ企画を延々と展開し、ネタが成功するたびにゲラゲラと馬鹿笑いを響かせる。
もちろん事前に「ジャッカス」シリーズをご存知の方ならば「待ってました!」といった感じなんだろうが、まったく知らない人にとってみれば「あいつらをやめさせろ!」だとか「どっか他所でやってくれ!」とかPTA役員のようにわめき散らして至極当然である。しかしそうやって目を覆っている間にも手を代え品を代え、彼らの馬鹿らしさは加速する一方だ。まったくなんて奴らなんだ。これで彼らの出会いのきっかけが西海岸のスケートボード・カルチャーだというのだから驚きだ(その関係であのスパイク・ジョーンズさえもがこの企画に参戦!)。
本シリーズは間違ってもスタンディング・オベーションなどが似合うシロモノではないが、牛に追われたり、頬に釣り針を突き刺してサメのエサになってみたり、焼きゴテでケツにチンポコ印を刻んでみたりと、おびただしい馬鹿企画が連なっていく狭間に、彼らメンバー同士で心からのリスペクトが交わされる瞬間が唯一の緩和材料となって映る。ミラクルを巻き起こしたスタントに拍手。とんでもない馬鹿オチをもたらしたメンバーにも拍手。殴られて拍手。ズッコケて拍手。挙句の果てにはカメラマンや音声マンさえもがゲラゲラと笑いが止まらなくなったり、あまりに酷い仕掛けゆえの本気ゲロ、失禁、脱糞その他であったりと、まあ、表向きにはスタンディング・オベーションと程遠いながらも、恐らく気持ち的にはそれとかなり似ているであろうジェスチャーの数々に、実際ちょっとだけ心が温かくなったりもする。つまり五感どころか五臓六腑をフル回転させた感情表現、とでも言うべきか。
といっても、見てる側もクライマックスでは相当感覚が麻痺してしまっているので、いまの僕ときたら、たとえ劇場から一歩外へ出たところで誰かが全裸で闊歩していたとしても、ちっとも驚きなどしないだろう。これはある意味、映像上の合法ドラッグなのだ。そんなこともあって、18歳未満はもちろん鑑賞禁止。
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「number two」がいよいよ4月27日にDVDリリース。90分を超える特典映像付きってことは、本編がだいたい90分くらいだから、トータル3時間超えの特大ドキュメントが出現してるってことになりますね。オエーッ。
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