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2007/05/28

カンヌ映画祭が閉会しました

というわけで、第60回カンヌ映画祭が閉幕しました。パルムドールを受賞したのはルーマニアの新鋭、クリスチャン・ムンギウ監督による『4ヶ月、3週と2日』(4 Months, 3 Weeks and 2 Days)でした。

そして日本からコンペ出品された河瀬直美監督作の『殯(もがり)の森』は、次点にあたるグランプリを受賞。あのカンヌでのカメラドール(新人監督賞)受賞からちょうど十年目の節目の年に、本当に大きな栄光に輝きました。その受賞スピーチが他のどの受賞者よりも心に沁みたので、急いでメモしたのでところどころ間違っているかもしれませんが、自分のためにもここに書き添えておきたいと思います。

映画を作り続けてきて良かった
映画を作ることは本当に大変なことです
これはすごく人生に似てると思います

私達の人生は、こんなに哀しくて、痛くて、混乱することがいっぱいあると思います
そして心のよりどころを求めるんだと思います

でもそれを、お金とか、車とか、形あるものに求めること

それらが満たしてくれるのは
ほんの一部だと思います

目に見えないもの、光、影、亡くなった人の面影

そういったものによりどころを見つけたとき
たった一人でも立っていられる
そんな生き物なのだと思います

そういった映画を評価してくれてありがとう
この世界は素晴らしいと思う

『殯の森』は6月23日より東京・渋谷シネマアンジェリカで先行公開。その後、7月7日より大阪・九条シネ・ヌーヴォほか、全国順次公開となる模様です。

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