『300 スリーハンドレッド』
このとびっきりの歴史アクション大作に「スパルタ教育」という言葉の重みをつくづく思い知らされることになるとは思わなかった。『シン・シティ』のフランク・ミラーによるグラフィック・ノベル「300」として生まれ変わったスパルタ戦士の伝説的な闘いを、『ドーン・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダー監督が陰影の深いスタイリッシュな映像で描き出したのがこの『300スリーハンドレッド』である。
古代ギリシア内のスパルタでは、男たちは幼い頃より厳しい試練を重ね、時に挫折する者、命を落とす者が続出する中で、その一握りだけが誇り高き最強のスパルタ戦士として戦場に赴くことが可能となる。スパルタ戦士は決して敵に屈しない。スパルタ戦士は決して恐怖を感じない。他国の兵士たちが市民の寄せ集めで数を成した軍勢なのに対し、彼らは高々とこう宣言する。「俺達の職業は“戦士”だ!」と。その言葉の重みは一目瞭然。何しろ彼らは一般人の2倍以上もあるかのような身長とムキムキの筋肉に赤いレスラーパンツとマントをキュッとタイトに着こなし、手元には身体がスッポリと隠れる巨大な盾と、長槍。そして銀色の兜の奥にはまるで野生の本能を取り戻すかのように鋭く光るふたつの目。そのあまりに屈強な姿には、敵兵が束になっても敵わないどころか、その多くは恐怖のあまりに敵前逃亡していしまいかねない。だが、そんな最強のスパルタ兵士たちにも絶対絶命の危機が訪れる。
時は紀元前480年、スパルタは100万もの軍勢を擁するペルシアの侵攻を受ける。しかし反撃の是非を審議する司祭や議会には権謀術数が渦巻き、全くもって機能しない。スパルタ王レオニダスはこの状況を打破すべく、自ら選んだ300人の精鋭部隊と共に、すべてのペルシア軍を迎撃する決断を下す。かくしてレオニダスの咆哮と共に幕を開けた壮絶な戦闘は、“テルモピュライの闘い”として、今日にいたるまで長らく語り継がれることになるわけである。
かといって本作に『トロイ』のような無尽蔵なまでにスペクタクルな感触はなく、むしろブルースクリーンの前での演技を中心にその周辺にCGやストップモーションといった技術を絵画のような触感として散りばめることで、原作グラフィックノベルに極めて忠実な世界観を獲得している。それは前作『ドーン・オブ・ザ・デッド』で『ゾンビ』を現代風にリメイクして大きな賞賛を得たザック・スナイダー特有の表現法でもあり、彼はこの2作の成功でビジュアルセンスとエンターテインメント性を両立させられる才能として絶対の評価を確立したといっても過言ではない。
そしてスパルタ軍特有の密集形態“ファランクス”をはじめ、たった300人という少人数を有利に働かせた目の覚めるような軍略、またそれを信じて勢いよく打って出るスパルタ戦士たちの威勢の良さもさることながら、それに対抗する100万ものペルシア軍の存在感だって決して負けてはおらず、スキンヘッドにピアスだらけのクセルクセス王をはじめ、忍者戦隊のごとき身軽な精鋭部隊や巨人のクリーチャー、果てにはゾウやサイといった豪腕舞台までもが地鳴りを起こしながら雪崩式に登場し、その闇にうごめくダークな色彩で観客を魅了してくれる。(つまり、チンギス・ハーンを主人公にした邦画のような、ダラダラ感は不在だ)
というわけで、“観る”“楽しむ”ことを最優先にした場合、『300』は途方もないカタルシスを僕らに与えてくれることは間違いない。だが、現代に生きる者として、アメリカ映画の中で「俺達は死んでも闘うんだ!」的なセリフにドキッと緊張してしまう自分がいることも否定できない。まあ、その反応も一種の現代病のようなものか。せめて“闘うこと”のビジョンをヒラリと超えてくれる画竜点睛でもあれば、こちらも大熱狂の拍手を惜しまないところだったんですが。
『300 スリーハンドレッド』は、6月9日より全国ロードショー
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» 映画「300」・・・ギリシア対ペルシア、テルモピュライの戦い [システムエンジニアの晴耕雨読]
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受信: 2007年5月22日 (火) 00時22分
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300 [スリーハンドレッド](2006年/アメリカ/ザック・スナイダー監督/公式サイト)フランク・ミラーの同名コミックの映画化。紀元前480年、テルモピュライの戦い。ペルシア軍にたった300人で挑んだスパルタ軍を...... [続きを読む]
受信: 2007年5月22日 (火) 03時20分
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【映画的カリスマ指数】★★★★☆ 裸一貫!戦う最強筋肉男300人!! [続きを読む]
受信: 2007年5月29日 (火) 01時35分
» 「300(スリーハンドレッド)」 [ここなつ映画レビュー]
スパルタといえば、真っ先に思い出すのは「スパルタ教育」。
甘甘大甘な私が目指さにゃいかんものだろうけど。
やっぱりね、無理っすよ。スパルタ教育は。
などとくだらんことを思ったりしてしまいました。
でも、くだらんことを思ったりしてもいいと思います。
思想や主張は特に無く、ただ、CGが作り出す現実離れした「戦う男達の肉体」と「戦法」を堪能すればいい作品と違いますか?
その視点から見れば、ゴージャスで、合格点。
300人の集団が、狭い谷の入り口で盾と剣で身... [続きを読む]
受信: 2007年5月30日 (水) 18時42分
» 300 (2007) [MOVIEクラブ]
300人VS1,000,000人、真っ向勝負!
最強の男たちとともに、桁違いの映像革命、誕生
『シン・シティ』でも知られるフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを基に、スパルタの兵士300人がペルシアの巨大軍と戦う姿を... [続きを読む]
受信: 2007年5月30日 (水) 20時50分
» 絵画的美しさに惚れ惚れ。。。☆ 『300 <スリーハンドレッド> 』 ☆ [honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜]
キャストをみても私の見知った人が誰一人いなかった本作。
なのにU.S.A ボックス・オフィスでは、何週も連続して上位に入るという大ヒット
フランク・ミラーのグラフィック・ノベルが原作だからなのかなと想像しつつ、何となく気になってた。
観た感想は、斬新な映像が...... [続きを読む]
受信: 2007年5月31日 (木) 07時15分
» 300<スリーハンドレッド> [悠雅的生活]
100万のペルシャ軍を迎え撃つ、スパルタの300人の裸の男たち。 [続きを読む]
受信: 2007年6月 2日 (土) 19時55分
» 300(スリーハンドレッド) (2007年) [シネマテーク]
【コメント】★★★★★★★★★☆ 映像表現に大きな影響を与えそうな映画である。... [続きを読む]
受信: 2007年6月 2日 (土) 21時34分
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監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト、ミヒャエル・ファスベンダー
評価:70点
公式サイト
(ネタバレあります)
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受信: 2007年6月 3日 (日) 00時03分
» 「300(スリーハンドレッド)」 を観る [紫@試写会マニア]
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んまぁぁぁぁ~すざましい筋肉体、‘大胸筋’‘腹直筋’‘上腕二刀筋’(以下筋肉省略、あまりに沢山で書けない!)!!・・・「トロイ」のブラピも素晴らしい筋肉美でしたが、これが300人もいると、壮観を通り越して、自分の身体が恥ずかしくなる... [続きを読む]
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受信: 2007年6月 3日 (日) 00時30分
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ギリシャ歴史戦記映画「300
」を見に行きました。
紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、... [続きを読む]
受信: 2007年6月 3日 (日) 01時31分
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受信: 2007年6月 3日 (日) 22時12分
» 映画「300 <スリーハンドレッド>」 [しょうちゃんの映画ブログ]
2007年40本目の劇場鑑賞です。先行レイトショーで観ました。「ドーン・オブ・ザ・デッド」ザック・スナイダー監督作品。無謀なる壮絶な戦いに生身の屈強な男たちが立ち向かう迫力の歴史スペクタクル。100万のペルシア大軍をわずか300人のスパルタ軍が迎え撃つという伝説的...... [続きを読む]
受信: 2007年6月 3日 (日) 23時02分
» 『300 スリーハンドレッド』 [Sweet* Days** ]
監督:ザック・スナイダー CAST:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディー 他
STORY:紀元前480年、ギリシャのスパルタ。その国の兵士達は、幼い頃から厳しい戦闘訓練によって鍛え上げられていた。そんなスパルタの王、レオニダス(ジェラルド・バトラー)はペルシアの大王クセルクセスから服従の証をたてるよう迫られる。レオニダス王はわずか300人のスパルタの精鋭たちとともに、ペルシアの大群に立ち向かう・・・・筋肉祭りじゃ、わっしょい、わっしょい♪ 筋肉祭りじゃぁ~~!!!
もう、なんでしょ~この美し... [続きを読む]
受信: 2007年6月 9日 (土) 15時46分
» 300 <スリーハンドレッド> [江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽]
アメリカ
アクション&アドベンチャー&歴史劇
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー
レナ・ヘディ
デヴィッド・ウェンハム
ドミニク・ウェスト
【物語】
紀元前480年、千もの国々を征服してきた大帝国ペル...... [続きを読む]
受信: 2007年6月 9日 (土) 22時47分
» 300(スリーハンドレッド)見ましたよ [日本サッカーホールディングス]
壮大さに頼ってしまうからなのでしょうか?
途上人物の人数に反比例するように
カタルシスのようなものが感じられません。
最後にはきっと魂を揺さぶるような
熱い男達の死に様があるに違いない
と思っていたら、、、
スッキリ小奇麗にまとまってしまいました。
誰もが知るストーリーを語る難しさが
出てしまった気がします。
監督にも狙いがあったのでしょうが
映像美を追求し、それを見せられている
という感じがしてしまいました。
メインディッシュはまだ?と思いながら
待たされ... [続きを読む]
受信: 2007年6月10日 (日) 00時14分
» 「300<スリーハンドレッド>」試写会で見てきた映画感想 [Wilderlandwandar]
まさか当たるとは思ってなかった、試写会が当たったので見てきました。「300<スリ [続きを読む]
受信: 2007年6月11日 (月) 01時07分
» 映画「300(スリーハンドレッド)」 [わかりやすさとストーリー ]
●半裸に赤マントのオヤジ系マッチョ軍団が大ハッスル!●新感覚アクション「早回し DE スローモーション」にド肝抜かれろ! 個人ヒーローを否定したかのようで、そうではない。「7人の侍」級のシンプル設計でわかりやすいゾ。... [続きを読む]
受信: 2007年6月12日 (火) 00時01分
» 300 [小部屋日記]
300(2007/アメリカ) 【劇場公開】
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディ/デヴィッド・ウェンハム/ドミニク・ウェスト /ミヒャエル・ファスベンダー/ヴィンセント・リーガン
世界各国で大ヒットを記録。
『シン・シティ』でも知られるフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化。
300人の屈強なスパルタ戦士の歴史に残る戦い。
血なまぐさい話なのに、美しい映像に釘付け!
普通に撮れば「グラディエーター」と変わらないかも。
背景となる戦いは、紀元前480... [続きを読む]
受信: 2007年6月12日 (火) 21時30分
» 300 07130 [猫姫じゃ]
300 スリーハンドレッド 300
2006年 ザック・スナイダー 監督・脚本 フランク・ミラー 原作・制作総指揮 リン・バーリー 原作ジェラルド・バトラー レナ・ヘディー デイビッド・ウェナム ドミニク・ウェスト ビンセント・リーガン マイケル・ファ....... [続きを読む]
受信: 2007年6月13日 (水) 01時34分
» 【2007-82】300<スリーハンドレッド> [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
戦えない子供は谷底へ突き落とされ、
男たちはとてつもない国を育てた。
スパルタだ・・・
そこに侵略軍が現れた
人類史上──
最強の300人
VS侵略軍100万人
史上最大のとてつもない真っ向勝負が幕を開ける。
300人VS1,000,000人、真っ向勝負!
...... [続きを読む]
受信: 2007年6月15日 (金) 01時04分
» 『300』 [シネマトカピクニック]
画の90%が筋肉で、セリフの90%が「スパールタ」で出来ている、そんな映画。 それで映画として成り立ってるのがすごい。 で、むやみにテンション上がる。 裏切りとか、愛とか、最低限ストーリーとして成り立たせるための要素がすべて邪魔。いや、それ以上にストーリーの細..... [続きを読む]
受信: 2007年6月18日 (月) 23時14分
» 映画『300<スリーハンドレッド>』(6/9) [「暁に、死す!!」PBM修羅道日記・出張版]
「300<スリーハンドレッド>」 原題「300」/2007年アメリカ/117分 【監督】ザック・スナイダー 【脚本】ザック・スナイダー/マイケル・B・ゴードン/カート・ジョンスタッド 【製作】ジャンニ・ヌナリ/マーク・キャントン/バーニー・ゴールドマン/ジェフリー・シ..... [続きを読む]
受信: 2007年6月28日 (木) 03時13分
» ★「300 <スリーハンドレッド>」 [ひらりん的映画ブログ]
全米で興行収入2億ドルを突破したというヒット作。
ギリシャやペルシャの戦士ものはヒットしない・・・という今までの常識を覆したそうで。
主人公はスパルタ教育で有名なスパルタの王。
300人対100万人の対決・・・というのがウリ・・です。... [続きを読む]
受信: 2007年6月30日 (土) 03時06分
» 映画「300 スリーハンドレッド」 [+Think]
昨日は、結局朝焼けはたいしたことなかったけど、雲が多かったためか日中の気温もさほど上がらなくて過ごしやすい1日でした。
良かった。
そして午後には予定通り(?)映画館へ行ってきました。
「プレステージ」は時間が合わなかったので「300」を。
やあ、あちこちで皆さん「面白かった」とおっしゃってるだけありました。
「テルモピュライの戦い」やスパルタの文化など、歴史についてはともかく、作品についての予備知識はほとんどなしで見に行ったんですが、予想していたよりずっと良い作品でし... [続きを読む]
受信: 2007年7月 3日 (火) 18時21分








