『ショートバス』
「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『ショートバス』です。
可愛らしくてヘンテコで、やっぱり“愛”が盛りだくさん
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のJ・C・ミッチェル監督が、そのツールをロックからセックスへと持ち替え、5年ぶりに愛の歌を奏で始める。それはNYにあるサロン“ショートバス”をめぐる男女7人の物語。もちろん全編に渡りストレート&ゲイ入り乱れての性描写オンパレードなのだが、驚きなのはそれら全てがリアル・オーガズムだってこと。そして目を疑う作風にほとほと翻弄されながらも、いつしか浮き彫りになるのは、9.11以降の世界の断絶を乗り越えようとする極めて純粋な想いだった。自らその場所でその悲劇を体験したからこそ成し得たこの崇高なラブ&ピース。ヘンテコなんだけど、そこに大きな勇気を感じる意欲作である。
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ショートバス
監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演:ポール・ドーソン、PJ・デボーイ、リー・ソックイン
(2006年/アメリカ)アスミック・エース
8月25日より、渋谷シネマライズほか全国順次ロードショー
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