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2007/07/21

『夕凪の街 桜の国』

「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『夕凪の街 桜の国』です。

こんなに清々しい気持ちになれるなんて

原爆がテーマとなると観る前から多少気が重くなりもする。だが実際に観終わって最初に感じるのは清々しいほど前向きな気持ちだった。この映画は決して声高に「原爆反対!」と訴えるわけでもなく、普段なら喧騒にかき消されてしまうほどのささやかな幸せ、哀しみ、そして人に想いを伝えられることの尊さを、そっとポケットに忍ばせてくれるのだ。そして麻生と田中の演じる主人公が時代を超えてどこかで繋がっている“確かさ”を観客の心に思い起こさせ、また胸が熱くなる。戦争の記憶を右よりの視点で見つめる作品は数多いが、原作がこれほど支持されたのは何の思想も押し付けないふんわりとした触感があったからこそ
。本作もそれを充分に踏襲している。

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夕凪の街 桜の国
監督:佐々部清
出演:田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子
(2007年/日本)アートポート
7月21日(土)広島先行ロードショー
7月28日(土)ロードショー

『夕凪の街 桜の国』クランクアップ会見(2006年9月開催)についての過去記事はこちら

過去レビュー】【DIARY

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