『伝染歌』
「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『伝染歌』です。
単なるアイドル映画と思ったら大間違い
とある女子高で少女が自殺を遂げた。彼女は直前に奇妙な歌を口ずさんでいたという。まさか「自殺ソング」の噂は本当なのか?残された少女達はカルト雑誌の編集部と共に、少しずつ真相へと近づいていく…。表向きは絶叫ホラーだが、実際のところはAKB48を全面的にフィーチャーしたミステリー。でもそこで「アイドル映画か…」と興味を無くすのはあまりに惜しい。なぜなら本作は、現代の混沌を色濃く織り込んだ“絶望と再生の物語”でもあるからだ。さらに俯瞰やミラーを駆使したショットはデ・パルマ作品をも想起させ、松田や伊勢谷の狂気じみた存在感と絶妙にマッチング。随所に渡って社会派・原田眞人の才気がみなぎる怪作に仕上がっている。
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伝染歌
監督:原田眞人 企画・原作:秋元康
出演:松田龍平、大島優子、秋元才加、伊勢谷友介
(2007年/日本)松竹
8月18日(土)東劇にて先行公開、8月25日(土)より全国公開
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