『ファウンテン 永遠につづく愛』
「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『ファウンテン 永遠につづく愛』です。
僕らの頭は、奇才監督にどれだけ迫れるか?
スキンヘッドでふわりと宙に浮かび、涅槃の境地を探るがごとく瞑想に耽るジャックマン…。そのワンシーンだけで僕らは『π』や『レクイエム・フォー・ドリーム』に連なるアロノフスキーのトンデモぶりに瞬時接続できる。この特異な才能が織り成す本作のテーマは、“不治の病”。愛妻を襲ったその避けられぬ運命に抗おうと、主人公が現実世界、精神世界、そして“永遠の泉”をめぐる中世騎士の物語とを静かに横断していく。幻想的かつ多層構造なストーリーは、俄かにカルト臭を漂わせながらも、ギリギリの抑制力で唯一無二のオリジナリティを貫徹。この撮影を経て監督とレイチェル・ワイズが婚約したというサイド・ストーリーも合わせてご賞味あれ。
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ファウンテン 永遠につづく愛
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン
(2006年/アメリカ)20世紀フォックス映画
7月14日より銀座テアトルシネマほか全国順次ロードショー
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