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2007/08/22

『厨房で逢いましょう』

「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『厨房で逢いましょう』です。

料理で愛は届くと、信じますか?

『マーサの幸せレシピ』や『バベッドの晩餐会』など、趣向を凝らしたお料理ムービーは数多くあれど、ここで登場するのはその名も“エロチック・キュイジーヌ”。人妻に恋したハゲ&デブの天才シェフがその想いを奇跡のメニューへと昇華させていく。その食材、見た目、恍惚のテイスティングなど、あらゆる瞬間に味覚を刺激する映像が盛りだくさん。しかし特筆すべきはやはりこのシェフの表情にある。愛すべきその仏頂面に仄かな笑顔が灯るとき、そこには料理にも増して深い味わいが広がっていくのだ。そして彼が厨房という殻を脱するとき、お料理ムービーは感情を剥き出しに走り始める。恐るべしドイツ映画、この食後感はかなりほろ苦い。

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厨房で逢いましょう
監督:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、デヴィット・シュトリ-ゾフ
(2006年/ドイツ=スイス)ビターズ・エンド
8月25日より、Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショー

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