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2007/12/05

『グミ・チョコレート・パイン』

「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『グミ・チョコレート・パイン』です。

男の子の下半身は、かくも壮大なファンタジーなのだ

江口寿史のエッチな表紙でお馴染みの青春小説が遂に映画化。しかも大槻、KERA、電気グルーヴとそのまま「ナゴム」と称したくなるほどの布陣で。昼飯代を映画とレコードに注ぎ、根拠もなく「俺は周りのやつらとは違う!」といきり立ち、ヒロインには名前さえ覚えてもらえず…でも下半身はいつも元気ハツラツ!出口の見えない干からびた現代と86年の笑っちゃうくらいダメダメな青春とを絶妙に切り返しながら、映画館で、バンド練習で、閉め切った部屋で、ひとり燃え上がってた“オレ”が今の“俺”に精気を与える。「青春とは心の持ち方を言う」なんて誰が言ったか忘れたが、本作は単なるノスタルジーだけじゃない。泣きたくなるくらいカタチある青春群像の傑作だ。

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監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
原作:大槻ケンヂ(「グミ・チョコレート・パイン」角川文庫刊)
テーマ曲:電気グルーヴ(「少年ヤング」Ki/oon Records)
出演:石田卓也、黒川芽以、柄本祐、金井勇太、森岡龍
(2007年/日本)東京テアトル

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