『地上5センチの恋心』
「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『地上5センチの恋心』です。
作家と読者はファンタジックな糸で繋がっている
愛、情熱、勇気、葛藤などなど、作家とは読者に最大級の感動をもたらすもの。でもその立場をひとたび逆転させてみると…。これは挫折した人気作家がひとりの主婦から貰ったファンレターに心救われ、直接「ありがとう」と伝えたくて彼女のもとへ訪ねていくファンタジック・コメディだ。作家ではなく、あえて平凡な主婦を主人公に、その胸の内を具現化してみせる手法が面白い。というのも、彼女はジョセフィン・ベイカーの曲を聴くとミュージカルさながらに踊りだすし、愛読書に触れると路上の真ん中でフワフワと浮遊してしまうのだ。それは年齢を問わずして湧き上がる“恋心”に似た感情。ある意味“セガール気分”でもあるような気がして、個人的には大ヒットです。
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地上5センチの恋心
監督:エリック=エマニュエル・シュミット
出演:カトリーヌ・フロ、アルベール・デュポンテル
(2006年/フランス=ベルギー)クレストインターナショナル、ヘキサゴン・ピクチャーズ
3月1日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
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