『ダージリン急行』
「300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『ダージリン急行』です。
列車に飛び乗らなければ映画は始まらない!
スカイブルーに黄色の文字。この配色を見ただけでハイタッチを決めたくなる。3兄弟が列車でインドを旅するウェス・アンダーソンの新作は、彼と仲良しのロマン・コッポラ&ジェイソン・シュワルツマンが実際にインドを旅しながら共同で執筆。前作の“潜水艦”から“鉄道”へと乗り換え、「人生」や「家族」といったお馴染みテーマをよりシンプルに描いた作品となっている。たとえケンカし、脱線しても、気がつけばまた仲なおり。それは世界のどこにでもある他愛もないストーリー。けれど、走り出した列車に3兄弟がスローモーションで飛び乗ってくシーンにはどうしようもなく泣けた。だってそこには旅の高揚のすべてが詰まっていたから。人生の意味が集約されていたから。(牛)
(*)ロマン・コッポラは、フランシス・フォード・コッポラの長男。ウェス・アンダーソンの出世作『天才マックスの世界』に主演したジェイソン・シュワルツマンは、ロマンの従兄弟。ちなみに、ニコラス・ケイジも彼らと従兄弟どうしです。
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ダージリン急行
監督:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、
アンジェリカ・ヒューストン、ビル・マーレイ
(2007年/アメリカ)20世紀フォックス映画
3月8日よりシャンテシネほか全国ロードショー
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