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『うた魂♪』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『うた魂♪』です。

歌うこととは、人間にとって原初的なカタルシスなのだ。

青春ムービーは数多くあれど「合唱」をフィーチャーしたものは少ない。そのスキマ的なアイディアと和製コメディのユルさを、田中誠的な独特の空気感で融合させたのがこの映画。歌うことに臆病になった女子高生がバンカラ(死語)な男子校合唱部と出逢うことで再び情熱を取り戻していく。序盤、夏帆のホンワカぶりはかなり暴走気味だが、歌えて踊れて演技もできるゴリが豪快な笑いを放出し、最後はやっぱり“あの人”が決めてくれる。「人が真剣な時って、かなり顔が変」「でもそんなことに構ってられない!」という青春特有の突破口もテーマとして巧い。合唱部出身の僕としては合唱コンクールの特殊な雰囲気や舞台裏なども隠れた見どころかと。

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うた魂♪
監督:田中誠(『タナカヒロシのすべて』)
出演:夏帆、ゴリ、薬師丸ひろ子、石黒英雄、
徳永えり、亜希子、岩田さゆり
(2007年/日本)日活
4月5日よりシネクイント、シネ・リーブル池袋、新宿ジョイシネマほかにて全国ロードショー

『天然コケッコー』300文字レビューはこちら

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