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2008/08/18

全米ボックスオフィスAug.15-17

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug.15-17 weekend】

01 Tropic Thunder(-)
02 The Dark Knight(↓)
03 Star Wars:The Clone Wars(-)
04 Mirrors(-)
05 Pineapple Express(↓)
06 The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor(↓)
07 Mamma Mia!(↓)
08 Thw Sisterhood of the Traveling Pants2(↓)
09 Step Brothers(↓)
10 Vicky Cristina Barcelona(-)

あの『ダークナイト』が公開5週目にして遂に首位から脱落!ジョーカー、トゥーフェイスとの闘いで身も心も弱りきった“闇の戦士”に対し、最後の最後で背後からグサッとトドメを刺した大物コメディ俳優とは!?他にもスターウォーズの最新作(ただしアニメ)やウディ・アレンの新作など動きの多い全米興行ランキングとなりました。

●先週のこのコーナーで「トップを奪われるのはもはや時間の問題」と伝えていたが、遂にそのときがやってきた。新王者に君臨したのは、ベン・スティラー主演の“Tropic Thunder”。さすがこの男は一味違う。全てを「バットマン」旋風で持っていかれそうだった全米興行に見事な風穴を空けてくれた。そして競演にも強力な布陣を用意。ロバート・ダウニー・Jr.、ジャック・ブラック、スティーヴ・クーガン、ニック・ノルティ、そしてカメオ出演にトム・クルーズと、まさに“闇の騎士”を倒すために送り込まれた精鋭部隊のような様相を呈している。オープニング週末の売り上げが2600万ドル(初日となった水曜から5日間の集計だと3700万ドル)となり、『ダークナイト』の週末売り上げ1680万ドルを大きく引き離した。

●“Tropic Thunder”の舞台は、史上最大規模の戦争映画の撮影現場。落ち目のアクション俳優(ベン・スティラー)、下品なコメディアン(ジャック・ブラック)、そして整形手術で黒人にさえ成りきるというオスカー俳優(ダウニーJr.)など癖のある連中ばかりが集う中、彼らを束ねる役目の英国人監督(スティーヴ・クーガン)は気苦労が絶えない。トラブル続きでプロデューサーから企画中止もチラつかされ文字通りの崖っぷちに立たされた監督は、これが最後の手段とばかりに出演者をアジアのジャングルへと飛ばし、ゲリラ・スタイルで撮影を続行しようとするのだが・・・そこは本当の武装勢力に囲まれた危険地帯だった!!ベン・スティラー自身が『ズーランダー』以来となる監督業を兼任しているだけに、かなり弾けたコメディぶり&出演者の芸達者ぶりが堪能できる作品に仕上がっている。日本での公開は11月15日。邦題は『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』。

●とは言うものの、『ダークナイト』は今週も順調に売り上げを伸ばし(現トータル4億7150万ドル)、『スター・ウォーズ』(4億6100万ドル)を抜いて、興行収入ランキング史上2位の座を獲得。その頂点には強敵『タイタニック』(6億80万ドル)が控えているわけだが、ワーナー側は「5億2000万くらいでフィニッシュ」と予測しているようで、そうか、そんなものなのかと残念な気持ちがしないでもない。ちなみに、映画が生まれてから110年の年月が経った今日、通貨の価値も大きく変わっているわけで、インフレーションの影響を考慮すると本当の史上一位に君臨するのは『風と共に去りぬ』なのだそう。その売り上げ高たるや、今の貨幣価値に換算すると14億ドルにまで昇るという。

●世界市場に視野を広げても、一時の『ハムナプトラ』旋風も収まり、フランス、スペイン、ロシアなどでは再び『ダークナイト』がトップに返り咲いている様子。今のところ海外での売り上げは3億2860万ドルとされており、全米での興行収入を含めるとトータルで8億ドルに届く数字となる。日本では依然として『ポニョ』がNO.1を独走中なわけだが、ワールドワイドに観るとこの現象は極めて“異例”と言えるだろう。

●3位は『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』。日本でも8月23日より公開となる『スター・ウォーズ』のフランチャイズ版。実写版ではその詳細を描ききれなかった「クローン戦争」をおなじみのキャラクターをフィーチャーしながら送る、ある意味、感謝祭的な作品か。カートゥーン・ネットワークで始まる新たなTVシリーズの導入部となっている模様。週末の売り上げは1550万ドル。人気シリーズの一端を担い、かつ3000館規模の公開でこの数字というのはいささか拍子抜けといった感じがする。

●対して692館という小規模公開ながらも10位に食い込んできたのはウディ・アレンの最新作“Vicky Cristina Barcelona”。バカンスでスペインに降り立ったヴィッキー&クリスティーナが同じ画家の男に恋をし、そこに風変わりな前妻までもが入り乱れてきて、なんだかおかしな事態が巻き起こっていくという、いつものウディ式ウェルメイド・コメディ。出演にはハビエル・バルデム、スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルスが揃い踏み。前作“Cassandra's Dream”にも増して批評家からは高い賛辞を受けているようだ。

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今週1位を獲得した『トロピック・サンダー』のベン・スティラー監督作を並べてみました。こんな映画も撮ってたのか~と、思わず納得。はずれなしだと思いません?

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