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2008/08/25

全米ボックスオフィスAug.22-24

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug.22-24 weekend】

01 Tropic Thunder(→)
02 The House Bunny(-)
03 Death Race(-)
04 The Dark Knight(↓)
05 Star Wars: The Clone Wars(↓)
06 Pineapple Express(↓)
07 Mirrors(↓)
08 Mamma Mia!(↓)
09 The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor(↓)
10 The Longshots(-)

北京オリンピックも閉幕して寂しさの増す中、ベン・スティラー監督・主演作『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』が連覇を達成!一方、失速する『ダークナイト』を新作映画がゾクゾクと越え始めるも、爆発的な大ヒット・スタートは見当たらず。さらには「1~4位」と「5~10位」との間に断層が入ったかのような格差の激しい興行成績ランキングとなりました。

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●ベン・スティラー、ロバート・ダウニーJr.、ジャック・ブラックが共演し、他にもカメオ出演盛りだくさんの『トロピック・サンダー』が、2位の“The House Bunny”と肉薄しながらも1位を死守。1610万ドルを計上して、トータルを6566万ドルまで伸ばしてきた。ダメ俳優たちが放り込まれた戦争映画の現場、それは武装勢力に囲まれたリアルな戦場だった!はたして彼らは過酷な現場をサバイブし、役者として成長を遂げられるのか!?筆者も先週試写してきましたが、ゲラゲラ笑うというよりは、なかなか堅実に練りこまれた、騒々しいけれどクレバーな作品です。そして不意を突くバイオレンス。そしてあの男の堂々たるカメオ出演ぶりにも驚いた。日本での公開は11月を予定。

●2位の“The House Bunny”は『ブロークバック・マウンテン』や『Gガール 破壊的な彼女』などにも出演しているアンナ・ファリス主演のコメディ。プレイボーイ誌のバニーガールとして暮らしていたヒロインが急に追い出され、住む場所と仕事を求めて放浪した挙句、イケてない女学生の暮らす寮のハウスマザーを任されることに・・・!共演はコリン・ハンクス(トム・ハンクスの息子って肩書きも要らなくなってきましたね)。サタデー・ナイト・ライブ出身のフレッド・ウルフが監督を、『キューティ・ブロンド』のカレン・マックラー・ラッツ&クリスティン・スミスが脚本を担当している。売り上げは1500万ドル程度。リース・ウィザースプーンに続く新たな人気ヒロインの誕生なるか?

●3位にランクインしたのは“Death Race”。監督には『バイオハザード』『エイリアンVSプレデター』のタイトなアクションに定評のあるポール・W・S・アンダーソン。『デスレース2000』(1975)をベースに、妻殺しの容疑を着せられたカーレースのチャンピオンが収監中にルール無用の「死のレース」にエントリーさせられる。主演にはジェイソン・ステイサム。興収は1230万ドルほど。

●4位の『ダークナイト』は、公開6週目にして4億8910万ドルを越えたあたり。チケット売り上げは先週から37パーセントも落ち込んでいるとか。いやまだ63パーセントもキープしているというべきか。はてさて、今週中には念願の5億ドルを突破できるか?ここまでくると『タイタニック』の6億ドルがいかにすごい数字かってことが思い知らされますね。

●5位から10位まではいずれも400万~500万ドル付近の作品が密集する地味な結果に。その中でも堅実なヒットを飛ばしているのは、6位の“Pineapple Express”。制作費が2500万ドルなのに対し、現在の国内売り上げが7400万ドル弱。サマーシーズンの思わぬ掘り出し物として、人々の記憶に刻まれることになった。

●そういえば1億ドル突破目前でトップ10圏内から脱落したウィル・ファレル&ジョン・C・ライリー競演の“Step Brothers”も、制作費3000万ドル程度ながら堅実なヒットを記録。これはコメディ映画がローリスク、ハイリターンのジャンルであることを改めて思い知らされる結果といえよう(ジム・キャリーのようにひとりのコメディ俳優がギャランティー泥棒になってしまうと話は別ですが)。もちろん今夏のコメディ旋風に『ダークナイト』の反動が要因したのは言うまでもない。あまりに分かりやすい消費者傾向ではあるが。

●8位の“Mamma Mia”は制作費5200万ドルに対しすでに1億2000万ドルを計上する奮闘ぶりだが、ついに9位にまでランクダウンした4週目の『ハムナプトラ3』に至っては、あともうちょっとで1億ドルに手が届きそうなのに、届かず(9380万ドル)。こちらは制作費も1億4500万ドルと馬鹿デカいようなので、それだけではまだ万々歳とは言えない模様。まあ世界的な盛り上がりを見れば悠々とペイできる範囲内なのだろうが。

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