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2008/09/01

全米ボックスオフィスAug.26-28

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug.26-28 weekend】

01 Tropic Thunder(→)
02 Babylon A.D.(-)
03 The Dark Knight(↑)
04 The House Bunny(↓)
05 Traitor(-)
06 Death Race(↓)
07 Disaster Movie(-)
08 Mamma Mia!(-)
09 Pineapple Express(↓)
10 Vicky Cristina Barcelona(↑)

巨大ハリケーン「グスタフ」に備えて外出を控えているのか、街の映画館にはシラーっとした静けさが満ち満ちているようだ。期待の新作も全くの泣かず飛ばず。結局のところ『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』が3週連続の1位の座を死守し、7週目にして1ランクアップさせた『ダークナイト』は、ついに累計収入5億ドルの大台に突入。そんなわけで、8月最終週の動き、詳しく見ていきましょう。

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●1位の『トロピック・サンダー』は1150万ドルのチケット売り上げを加算して、累計収入を8383万ドルに伸ばしてきた。コメディ作品は安上がりと思われがちだが、本作は主演クラスの俳優が3人も揃った上に爆破やアクションも無駄に多いので、制作費は9200万ドルと割高になっているので、国内売り上げだけで取り戻すにはもう1、2週くらい必要ということになる。

●2位に初登場"Babylon A.D. "はフランスの映画プロダクションCanal+がメインとなり製作された、ビン・ディーゼル主演の近未来SFアクション。詳細を知らされぬままカザフスタンからロシア、アラスカ経由でニューヨークまで女性の護送を請け負った傭兵が、次から次へとと敵の猛攻を受けながら、しだいに自分の守るべきもの、そして任務の重要性に気づいていく。『アメリ』などで印象的な役回りを演じ、映画監督としても『クリムゾン・リバー』『アサシンズ』などで評価の高いフランス生まれの才人マチュー・カソヴィッツが監督を手がけている。初日3日間の累計は970万ドル。制作費は6000万ドルとのことだが、取り返せるか?

●世界的な『ダークナイト』の大ヒットとは裏腹に、日本でのランキングは何故かどんどん落ちていくという不思議な二重構造が生じているわけなんですが、その闇の騎士&ジョーカーの生きる本国ではついに累計収入5億ドルを突破。これまでいくつもの興収記録を追い越してきた本作ですが、残すは『タイタニック』の6億100万ドルのみとなりました。また、これだけ多くの観客に衝撃を与えた作品なので、アカデミー賞でも「助演」ではなく「主演男優賞」でヒース・レジャーが、そして当然、作品賞でも・・・ってことは大いにあり得るのではないでしょうか。

●ドン・チードル、ガイ・ピアース共演のサスペンス"Traitor"は5位スタート。国際的な陰謀を捜査中のFBIエージェント(ピアース)が狙いを定めたひとりの人物、それは元米軍特殊部隊員の男(チードル)だった。世界中のキナ臭い場所に姿を現し、テロリストとの繋がりも深いと言われるこの男の正体、そして目的は一体・・・!?監督は『デイ・アフター・トゥモロー』の脚本家ジェフリー・ナックマノフ。キャスト、スタッフともになかなか渋くて堅実な布陣で、いまのところ一定の評価は得ているものの、興業収入の面では全く実らず、1週目にして累計940万ドルにしか届いていない。

●日本でも11月29日からの公開が決定したジェイソン・ステイサム主演の『デス・レース』は617万ドルを売り上げ、累計収入2300万ドル程度。ロジャー・コーマン製作総指揮、ポール・W.S.アンダーソン監督という布陣もなかなか魅力的なのだが、その面白みが観客にまでは浸透しなかったのか、低迷が続いている。

●7位の"Disaster Movie"は、例の"Scary Movie1~4"などのコメディ・シリーズを手がけてチームによる最新作。今回もいろんなヒット映画が血祭りに上げられているようで・・・。日本では『最終絶叫計画』『最‘新’絶叫計画』『最‘愛’絶叫計画』『鉄板英雄伝説』などと、どれがどれだかさっぱりわからない邦題でお馴染みですよね(どこが・・・)。8月の最終週に華々しくデビューできるかと思いきや、意外と全ての層の観客にそっぽを向かれて610万ドルほどの売り上げにとどまりました。思い返せば"Scary movie"の頃は1億5000万ドルを超える大ヒットぶりだったんですが。でも原価が安そうなので、意外としぶとく生き残っちゃうんでしょうね。各メディアが伝える評価が低すぎて逆に笑えます。

●10位には3週目のウディ・アレンの新作が再びランクイン。興収はようやく1000万ドルに届いた程度だが、他作品とは劇場数が圧倒的に違う中で堅実な強さを見せている。

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