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2008/09/29

全米ボックスオフィスSep.26-28

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Sep.26-28 weekend】

01 Eagle Eye(-)
02 Nights in Rodanthe(-)
03 Lakeview Terrace(↓)
04 Fireproof(-)
05 Burn After Reading(↓)
06 Igor(↓)
07 Righteous Kill(↓)
08 My Best Friend's Girl(↓)
09 Miracle at St. Anna(-)
10 Tyler Perry's The Family That Preys(↓)

とうとう来るべき時がやってきた。『ダークナイト』が遂にTOP10から脱落。これでTOP10内には1億ドル突破作品が無くなった。そんな時代の推移と共にようやく見えてきたボックスオフィスのニューシーズン、頂点を制したのはスピルバーグ製作のアクション・スリラー『イーグル・アイ』でした。

市川準さんやポール・ニューマンが逝去するという悲しいニュースもあれば、スカーレット・ヨハンソン&ライアン・レイノルズが挙式するという嬉しいニュースもあり、感情面の起伏が激しかった映画界。いつものように全米ボックスオフィスをチェックしておきましょう。

●日本でも10月18日より封切られる『イーグル・アイ』は、スピルバーグによる10年モノの企画が遂に日の目を見たサスペンス・スリラー。全ての発端は女性の声でかかってきた一本の電話だった。青年(シャイア・ラブーフ)とシングルマザー(ミシェル・モナハン)はそれぞれ理由も分からぬままFBIに追われる身となる。その追跡の合間を縫って次から次に指示を繰り出してくる謎の電話。いったいどこから彼らを監視しているのか?そして、ふたりを待ちかまえる思いがけない結末とは・・・?

●『ディスタービア』で名を上げたD・J・カルーソ監督&シャイア・ラブーフというコンビが、前作のテーマだった「ご近所監視社会」をそのまま国家レベルにまで進化させ、迫真のアクション映像で綴る。オープニング3日間の興行収入は2,920万ドル。昨年に比べ深刻なレベルに落ち込んでいた秋興業にようやく光が差してきたとして映画界全体を喜ばせている。ただし製作費も悠に1億ドルを超えているようで、本国の観客動員だけで回収できるかどうか微妙なところだ。

●2位にランクインしたのは、日本でもバンバンTVスポットが流れ、ダニエル・パウターによる“イメージソング”の立ち位置がいまいち微妙な、リチャード・ギア&ダイアン・レイン主演の『最後の初恋』。全米では日本と同時期に封切られ、『イーグル・アイ』とは相容れない映画ファン層を取り込んで(観客の3/4は女性だという)1,360万ドルを売り上げた。そういえばギア氏、ハリウッド版『Shall We ダンス?』でプロモーション来日した際には当時の小泉首相と対面したりもしていたものでした。その小泉さんの引退表明で揺れに揺れる日本にて、本作が果たしてどんな成績を残せるのか気になるところ。

●4位にはカーク・キャメロン主演の"Fireproof"。日々、危険に立ち向かい人命を救うひとりの消防士が、離婚の危機に瀕した自らの愛を救おうと奔走する物語。チケットセールスは650万ドルなり。

●9位にはスパイク・リーが第2次世界大戦を舞台に描く2時間40分の大作"Miracle at St. Anna"。『イーグル・アイ』の約1/3の劇場数での公開となったが、興行収入は350万ドルとあまり芳しくない。

●主人公はイタリア戦線で本隊とはぐれた4人の黒人兵士たち。愛国心のために戦っていた彼らだったが、当時、黒人に対する差別は本国でも軍隊でもひどいものだった。そんな中、はじめて組織というものから離れた4人は、ひとりの少年を救ったことからトスカーナのとある村に足を踏み入れ、そこの住民たちとこれまで味わったことのない心のふれあいを体験する。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった・・・。

●ジェイムズ・マクブライドによる同名小説を自身が脚本化。スパイク・リーにとっては『インサイドマン』に続くかなりチャレンジングな製作規模(制作費は4,500万ドルほど)であり、画一的な人種問題を越えたところで放たれる普遍的なヒューマンドラマに期待が高まるが、それにしてもこの興収の低さ、次回作に響かないか心配が募る。

●で、先週9位から13位へランクダウンした『ダークナイト』。11週目も依然として全米1400館ほどで上映中で、160万ドルを計上して累積を5億2,447万ドルに伸ばした。

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