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2008/12/31

2008年ベスト10

毎年の大晦日、大掃除の合間を縫って選出している「ベスト10・オブ・ザ・イヤー」。

2008年に劇場公開され、なおかつ僕自身が鑑賞した映画「179本」を、時間の経過とともに「思い入れの薄い」順にどんどん蹴落としていきます。作品のクオリティや世の中の評価などいっさい関係なし。その代わりに権威もなし。今日ばかりはとことん自分勝手に参ります。

というわけで今年もどうにか10作品が出揃いました。
このような結果になってしまい、本当に自分でも驚いています。

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08年アクセス・ランキング

本年も「セガール気分で逢いましょう」をご愛顧いただき、
誠にありがとうございました。

当ブログの2008年アクセス・ランキングは
このような結果になっております。

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2008/12/30

『そして、私たちは愛に帰る』

Aufderanderenseit_2 
2年前、世界に溢れた「ぬるま湯」的な恋愛劇に辟易していた僕を激しく突き動かしたのはドイツ映画『
愛より強く』(英題"Head on")だった。生き遅れてしまった主人公たちのあまりにパンキッシュな生き方に感動すら覚え、彼らが不器用にも年を重ね、何かを知り、何かを捨てていく様に綺麗事だけではない人間の壮絶な生き様を感じたものだった。

ファティ・アキン、この名を絶対に忘れまいと肝に銘じた。このトルコ系ドイツ人監督は、必ずいつか世界の頂点に立つ。世界が絶望的な閉塞感にさいなまれたとき、そこに風穴を開けるのはこのような鋭い錐(きり)のような感性に違いない。

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2008/12/29

全米ボックスオフィスDec.26-28

年末商戦を迎え、ボックス・オフィスの顔ぶれはいよいよ激変。
アダム・サンドラー、ジム・キャリー、トム・クルーズ、愛くるしいラブラドール、そして80歳に生まれた赤ん坊・・・はたしてその頂点を制したのは誰だ!?

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2008/12/25

『フロスト × ニクソン』

1977年、メディアの歴史が動いた。英国人コメディアンにしてテレビ司会者デヴィッド・フロストが自身の企画するインタビュー番組に招いた相手は、なんとあのリチャード・ニクソン元大統領だった。

片や英国ショウビズ界の人気者でありながら、更なる成功を求めてアメリカ進出を企てる男。片や72年のウォーターゲート事件によって失脚し、それでもいつか必ず再浮上しようと野心をたぎらせる男。

フロスト×ニクソン』で描かれるのは、テレビという名の格闘技リングでガチのインタビュー勝負に挑む両者、そして両陣営の軌跡だ。そこに飛び交う言葉の応酬。ジャブ、フェイク、ストレート、そして巧みなアッパーカット!伝え聞くところによると、その当時、なんと4500万人もの視聴者がその成り行きを見守ったという。はたして試合終了のゴングと共にリングに立ち続けていたのは、どちらだったのか!?

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2008/12/22

全米ボックスオフィスDec.19-21

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Dec.19-21 weekend】

01 Yes Man(-) 
02 Seven Pounds(-)
03 The Tale of Despereaux(-)
04 The Day the Earth Stood Still(↓)
05 Four Christmases(↓)
06 Twilight(↓)
07 Bolt(-)
08 Slumdog Millionaire(↑)
09 Australia(↓)
10 Quantum of Solace(↓)

さいきんめっきり主演作から遠のいていたあの男が、全米興行収入NO.1に返り咲き。そして常時NO.1が指定席だったあの男が、まさかの不発。全米大荒れの天気となった週末、二大巨頭による主演作バトルを制したのは・・・。

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2008/12/21

『PARIS パリ』

今年の10大ニュースを選べと言われたら、イギリスから日帰りでパリを訪れたことは外せない。これまで海外といえばイギリスしか行ったことがなかった僕にとって、フランスは2カ国目の外国となった。初めて見るルーブル、エッフェル塔、凱旋門はそれなりに感動的で、しかし観光客しかいない真夏のパリで僕がこう思ったのも事実だった。

「本当のパリは・・・どこだ?」

そんな疑問に答えるかのように一本の映画が封切られた。その名もストレートに『PARIS パリ』。監督をつとめるのは、パリ郊外に生まれ、この街の日常をずっと見つめ続けてきた名匠セドリック・クラピッシュ。パリといえば世界の名匠たちが紡いだ『パリ、ジュテーム』という短編集もあったが、本作はそんな「外からの視点」とは一線を画し、この街を熟知した彼だからこそ撮れるパリの横顔、そして彼だからこそキャッチできる、ときに辛辣でちょっとだけほろ苦くもある独特の空気が詰まっている。

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2008/12/20

『ワールド・オブ・ライズ』

テロリスト、CIAエージェント、爆破、俯瞰とクローズアップ入り乱れての監視映像とくれば、これはもう98パーセントくらいの確率で弟トニー・スコットのお家芸だったはずだが、何を思ったのか『ワールド・オブ・ライズ』では兄リドリーがそれをやる。

彼の心意気はオープニングから激しく燃焼する。今やテロの可能性など世界中に満ちあふれているにもかかわらず、彼がまずその標的に定める場所は、よりにもよって祖国イングランド。それもマンチェスターだ。はたして祖国の街角を吹き飛ばした彼の心境たるやどれほどの痛みを伴うものだったか。あるいは案外、ゴジラにも似たカタルシスを感じていたりもするのだろうか。

ともかくもスコット卿の最新作『ワールド・オブ・ライズ』はテロ時代の情報戦を描いたサスペンス・アクションだ。謎のベールに包まれた過激派テロ組織を追ってCIAが追跡劇を繰り広げ、悪戦苦闘する。

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2008/12/15

全米ボックスオフィスDec.12-14

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Dec.12-14 weekend】

01 The Day the Earth stood still(-) 
02 Four Christmases(↓)
03 Twilight(-)
04 Bolt(↓)
05 Australia(↓)
06 Quantum Of Solace(↓)
07 Nothing Like the Holidays(-)
08 Madagascar: Escape 2 Africa(↓)
09 Milk(↑)
10 Transporter 3(↓)

日本でも今週末に公開を控える鳴り物入りのお正月映画が登場!はたして「宇宙人キアヌ・リーヴス」という役柄は観客に受け入れられたのでしょうか。さっそくチェックしていきましょう。

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2008/12/13

『大丈夫であるように』

以前、川越スカラ座で行われた『歩いても 歩いても』トークショー(参照)で、是枝裕和監督は12月公開となる新作について触れた。ミュージシャンCoccoに密着したドキュメンタリー作品だ。

彼女は日々の生活の中で心を動かされることがあると、ひそかに即興の音楽を口ずさみ、それを吹き込んだ音源をそっと当事者に贈ったりする。かつてCoccoは是枝作品『誰も知らない』を観た後、その感情を音楽で綴った。そしてそのCDを是枝監督のもとに贈ったという。リリースされることも、他人が耳にすることもないその楽曲は、いまでも是枝監督の大切な宝物なのだそうだ。

このようにして始まったふたりの交流は、ついにミュージシャンと映像作家のコラボレーションとしてひとつの作品を生み出すに至った。それが本作『大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―』である。

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2008/12/08

全米ボックスオフィスDec.05-07

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Dec.05-07 weekend】

01 Four Christmases(→) 
02 Twilight(↑)
03 Bolt(↓)
04 Australia(↑)
05 Quantum Of Solace(↓)
06 Madagascar: Escape 2 Africa(→)
07 Transporter 3(→)
08 Punisher: War Zone(-)
09 Cadillac Records(-)
10 Role Models(↓)

感謝祭の翌週は例年通りうら寂しさの募るボックスオフィス。

もうすでにクリスマスシーズンなのに、意外とこの時期にクリスマスを扱った映画は少ないんですね。海外の市場のことを考えると、むしろ季節に特化しないのが得策なのかもしれませんが、それでもこの、まさに「クリスマス!」な作品は今週も全米1位を貫いた模様です。

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2008/12/06

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

 映画が世に出るタイミングとは奇妙なものだ。これまで幾度も企画が浮上しては消えてきた本作は、結果的に「監督デビッド・フィンチャー、主演ブラッド・ピット」という『ファイトクラブ』仕立ての黄金の冠を手にすることで具現化に向けて加速をはじめた。そして細部にまで及ぶ入念なCGの仕上げ作業を終え、遂に完成の目処がたってあたりを見回してみると、狙ったわけでもないのに世界中が金融危機の真っ直中。

 僕らはここで、フィンチャーでもブラピでもなく、いやがおうにも原作者のフィッツジェラルドに想いを馳せててしまう。ちょうど彼が脚光を浴びた時代にも金融恐慌が巻き起こった。晩年、没落の一途を辿ったこの作家の著作は、その多くが読者から「判然としない」とされながらも、人生の節目に読み返したとき思わぬ悲哀が胸をえぐる不思議な感触が評価された。結局のところ良作か否かは歴史が証明する。後に人々は言った。「これぞ人生だ」と。

  『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の原作は短編とのこと。エリック・ロスによる脚色がこの世界観を2時間40分の超大作へと膨らませる中で、僕らはまたしてもひとりの人間が時代を俯瞰していく映画が生まれたのだな、と確信する。『フォレスト・ガンプ』(これもエリック・ロスによる脚色だった)や『海の上のピアニスト』と同じ系統に属するかも知れない本作、見終わったあとに出る一言もやはり同じ。「これぞ人生だ」。

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2008/12/05

『エグザイル/絆』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『エグザイル/絆』です。

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2008/12/03

『シャイン・ア・ライト』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』です。

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2008/12/02

『シリアの花嫁』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『シリアの花嫁』です。

The_syrian_bride

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2008/12/01

全米ボックスオフィスNov.28-30

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Nov.28-30 weekend】

01 Four Christmases(-) 
02 Bolt(↑)
03 Twilight(↓)
04 Quantum Of Solace(↓)
05 Australia(-)
06 Madagascar: Escape 2 Africa(↓)
07 Transporter 3(-)
08 Role Models(↓)
09 The Boy in the Striped Pajamas(→)
10 Milk(-)

アメリカの映画業界で最も重要な繁盛期、つまりサンクス・ギビング・デイ(木曜)を擁した一週間が過ぎ去っていきました。その結果のほどは、トップ12位までの興収の合計が他年の同タームと比較して史上2番目に高いという好調ぶり。はたして多くのアメリカ人の心を捉えたのはどの作品だったのでしょうか?

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