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2008/12/02

『シリアの花嫁』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『シリアの花嫁』です。

The_syrian_bride

国境は越えるためにあるのだと、信じたい

激戦の末、イスラエルによって侵略されたかつてのシリア領、ゴラン高原。この地から今日、ひとりの花嫁がシリア側へ嫁いでいく。軍事境界線を越えるともう二度と帰郷は叶わない。そんな女性を送り出すべく、村人、警察、赤十字、役人らが「ノーマンズ・ランド」へ集結してくるのだが…。中東ならではの複雑な婚礼風景をイスラエルの名匠がリズミカルに描写。地域や世代間に次々と噴出するトラブルの解決に姉が奔走する姿は、まるで三谷幸喜ドラマのヒロインのよう。コミカルに盛り上げつつも、あらゆるボーダーが密集したこの地の“悲痛”を刻印することも忘れない。4年遅れとはいえ、こんな名作と日本で出逢える喜びをじっくり噛みしめたい。

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シリアの花嫁
監督:エラン・リクリス
出演:ヒアム・アッバス、マクラム・J・フーリ、クララ・フーリ
(2004年/イスラエル=フランス=ドイツ)シグロ=ビターズエンド

現在、イスラエルの若い世代から新しい感性の映画が生まれています。国際的にも評価の高いこの2本、機会があればぜひ観てみてください。

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