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2009/01/19

全米ボックスオフィスJan.16-18

毎年、1月の第3月曜日は「キング牧師記念日」として多くの州が休日を迎えるアメリカ。そして20日にバラク・オバマ新大統領の就任式を控えて、すべての国民が未来を見つめ、深遠な気持ちを抱いているであろうアメリカ。
そんな国民の心境を見事に投影するかのように、ボックスオフィスもこのような答えを導き出しました・・・

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jan.16-18 weekend】

01 Paul Blart: Mall Cop(-) 
02 Gran Torino(↓)
03 My Bloody Valentine 3D(-)
04 Notorious(-)
05 Hotel for Dogs(-)
06 Bride Wars(↓)
07 The Unborn(↓)
08 Defiance(↑)
09 Marley and Me(↓)
10 Slumdog Millionaire(↑)

●不景気な中でも国中が祝祭ムードに包まれているアメリカ。このタームを最も象徴する希望のアイコンとしてNO.1に君臨したのは、日本での知名度はゼロに等しいケヴィン・ジェームズ主演の"Paul Blart:Mall Cop"。事件が起こるとセグウェイで急行!巨大ショッピング・モールの治安を守る太っちょ警備員の『ダイハード』級の活躍(?)を描いたコメディだ。製作費2,500万ドルながらも、初日3日間の興業収入は3,380万ドルに達し、祝日となる月曜日を加えると4,000万ドルに届く予測だという。公式サイトを見るとそのテイストのほど一目瞭然だが、関係者もこの予想外のヒットに驚いているご様子。と同時に、本作の脚本も手がけたケヴィン・ジェームズの株も急上昇となっている。

●クリント・イーストウッド監督・主演作『グラン・トリノ』は2,220万ドルの売り上げで2位に留まった。累積は7,320万ドル。製作費が3,500万ドルと伝えられているので、これは海外セールスを前に早くも倍以上の利益を上げたことになる。一方、国内セールス3,574万ドルと低迷している『チェンジリング』の製作費は5,500万ドル。けれどご安心。こちらも海外セールスを含めれば既に製作費はペイしている状態です。

●3位の"My Bloody Valentine 3D"は2位に肉薄する2,190万ドル。名作ホラーが3Dになって続編製作されるとは、怖すぎます。日本ではもちろん2月14日公開。4位には麻薬売人から大物ラッパーにまでのし上がった男、ノートリアスB.I.G.の人生を映画化した"Notorious"。ここで“半生”と言わないのは、彼が1997年に暗殺されたからなのだが、いまだ未解決の事件にこの映画はどういう経緯を提示するのだろうか。5位にはまたまたお犬さまが大集合"Hotel for Dogs"。1,770万ドル。不況とアニマルの関係性は映画業界において益々深まっていると確信せざるをえない。

●8位にはダニエル・クレイグ主演の『ディファイアンス』。先週の2館から1789館へと拡大公開された本作は、ナチス・ドイツの迫害を逃れて森に身を隠していたユダヤ人兄弟のもとにいつの間にか1200人もの同胞が助けを求めて集まってくるトゥルー・ストーリー。製作費5,000万ドルに対して現在までの累計は955万ドルほどとなっている。

●10位の『スラムドッグ$ミリオネア』は、先週よりも20館ほど上映館は減ったものの、ゴールデングローブ賞効果からか、週末興行収入は50パーセント増。今週末からは一気に1200館での拡大公開となる模様。伝えられている製作費が1,500万ドルで、すでに現在までの累計興収は4,274万ドルに昇っている。

●TOP10圏外では、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(累計興収1億262万ドル)が11位、『ベッドタイム・ストーリー』(累計1億375万ドル)が12位、『ワルキューレ』(累計7,759万ドル)が14位、『イエスマン』(累計9,366万ドル)が15位。この中では唯一『ベンジャミン~』だけが製作費(1億5000万ドル)を回収できていない。

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映画と共に大評判となっているサウンドトラック。「ボリウッドのジョン・ウィリアムズ」こと作曲家A・R・ラーマンのゴールデングローブ受賞でますます注目が高まりそうです。なお予告編で使用されているシガーロスの"Hoppipolla"など収録されていない曲もあるようです。

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