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2009/04/30

『チェイサー』

 『殺人の追憶』や『オールドボーイ』など、人間の心の闇を覗くことに関してはただひたすら容赦のない韓国映画からとんでもない衝撃作が届いた。イケメン韓流スターは登場しないわ、ゴアな猟奇殺人が頻発するわでもう散々なほど翻弄されるが、これは3月公開の『映画は映画だ』と共に韓国映画の未来を象徴する身震いするほどの怪作だ。

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2009/04/27

全米ボックスオフィスApr.24-26

ティーンに大人気の王子様も、たった一週でその王冠を歌姫へ授与。新たな進化を遂げたビヨンセ・ノウルズは、いったいどんな存在感を見せつけてくれたのか。4本の新作がひしめく週末ボックスオフィス・ランキング、さっそくチェックしていきましょう。

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2009/04/25

『バーン・アフター・リーディング』

いまや世界的巨匠の仲間入りを果たしたジョエル&イーサン・コーエン兄弟が、オスカー受賞作『ノーカントリー』の衝撃を上回る、というよりは、完全に間逆の境地へと大跳躍を果たしてしまった最新作、もとい問題作が、この『バーン・アフター・リーディング』だ。

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2009/04/21

子供の情景

Buddhacollapsedoutofshame

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2009/04/20

全米ボックスオフィスApr.17-19

先週に引き続き、ティーンの底力が劇場を席巻!やはり映画界はティーンの寵愛がなければ立ち行かないものなのか。コメディからアニメーション、アクション、サスペンスまで、実にバラエティに富んだ週末ランキング、さっそく見ていきましょう。

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2009/04/18

『ミルク』

70年代、ニューヨーク。保険会社員で働く男はベッドの中で40歳の誕生日を迎えた。恋人との他愛もないおしゃべりに興じながら、彼はふと神妙な面持ちになり「僕は50歳まで生きられないよ」と口にする・・・それから8年後、彼<ミルク>の予言どおり、彼は本当に50歳の自分を見ぬままに凶弾に倒れ、絶命することになる。

伝説はこのとき、ベッドの中で幕を開けた。

これは、たった8年のうちに巨大なムーヴメントを巻き起こし、自由のために闘ったゲイ活動家ハーヴィー・ミルクが、銃撃される数日前に遺言テープを吹き込む場面から述懐されていく物語だ。

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2009/04/16

『スラムドッグ$ミリオネア』

最小文字数でサクッと消化したい方は300文字レビューをどうぞ

一般的に映画の重要な視点として「どこに物語が発生するか」といった要素がある。『スラムドッグ・ミリオネア』の面白さはまずそこに凝縮されていると言えるだろう。「クイズ・ミリオネア」の回答席こそが、その発生場所になるのだから。

Slumdog_millionaire_3   

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2009/04/14

『不灯港』

試写室が揺れた。一本の映画によって、と言うよりも、ひとりの男の手によって。

彼の名は万造(まんぞう)。『不灯港(ふとうこう)』の主人公である。38歳。独身。恋人はいない。さびれた港町で、親の残した小さな漁船に乗って細々と生計を立てている。網によって刻まれた手の傷には海水が沁み、すっかりとささくれ立っている。漁を終えると彼は、胸に真っ赤な花を仕込み、うらびれたバーへ向かう。そこで男と女のランデブー。しかし思わぬライバルが現れあえなく敗退。今日も一人で布団に潜り込む。

驚いたことにこの男、冒頭10分間、ほとんど言葉を発しない。でもだからこそ僕らは、彼のつぶらな瞳、その背中に抱えた人生の重みを感じ取り、ああ、なにかとてつもないものを秘めた男なんだなあ、そういえば高倉健さんもそうだった・・・などと余計な深読みをめぐらしてしまうのである。

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全米ボックスオフィスApr.10-12

新大久保の街角で教会関係の人にゆで卵を手渡され、「ああ、今日(日曜)はイースターだったのか・・・」と思い至りました。そんな復活祭ウィークエンド。神々しいボックスオフィスの頂点に君臨したのは、こんな作品でした。

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2009/04/06

全米ボックスオフィスApr.03-05

スラムドッグもTOP10から消え去り、ボックスオフィスも新たなピリオドを迎えている予感。北朝鮮からは衛星もどきも飛んできたり、フィクションよりも現実のほうが何かと騒がしかった週末ですが、全米ボックスオフィスを席巻したのは世界中のスピード狂の聖典(?)ともおぼしき、あのシリーズ最新作でした。

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2009/04/03

"The Visitor"公開決定!

以前、このブログでもご紹介し、主演のリチャード・ジェンキンスがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、世界中で絶賛されたヒューマンドラマ"The Visitor"の日本公開が決定しました。

気になる邦題は、『扉をたたく人』。

ポスタービジュアルにはジェンキンスがジャンベ(太鼓のような民族楽器)を打ち鳴らす、本編で最も印象的な場面が、研ぎ澄まされるほどのシンプルさで映し出されています(米版ポスターと同じデザインです)。

ささやかな、本当にささやかな映画です。この不況期に苦しむあなたの心を救う活力には繋がらないかもしれない。

けれど、この映画に触れて映画館を後にするとき、ちょっとだけ心が軽くなっていたり、あなたの体内にこれまでになかった特別なリズムが湧きだしてくるのを感じたり・・・

うまくは言えないけれど、そんな映画です。

6月27日より恵比寿ガーデンシネマにて公開。

『扉をたたく人 The Visitor』レビュー
リチャード・ジェンキンスについて

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2009/04/02

『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』

つくづく奇妙な映画である。

ロマンティックな気分になだれこんで、一夜を共にするはずだった恋人たち。彼らが訪れた一軒家で事件は起こる。幽霊の怨念でもなければ、どこか異星からやってきた生命体による奇襲攻撃でもない。そこでは覆面を被った謎の訪問者<ストレンジャーズ>が、ドライブスルーに立ち寄りでもするかのように、意味不明の嫌がらせを繰り返すのである。

想像してほしい。

たとえばこんな覆面の男が、何の脈絡もなく、とつぜん家を訪ねて来るのだ。

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