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2009/05/15

第62回カンヌ・コンペ作品Vol.4

5月13日~24日の日程で開催中の第62回カンヌ国際映画祭。そのメイン・プログラムとも言えるコンペティションへの参加作品を5作品ずつご紹介。

The Time That Remains
監督:エリア・スレイマン
7年前のカンヌで『D.I.』が審査員賞、国際批評家連盟賞を受賞したパレスチナ人監督が、レジスタンスだった父の日記や母国を去らざるをえなかった母から届いた手紙などにインスパイアを受けて描いた自伝的な家族の物語。1948年のイスラエル建国より現在にいたるまで、母国に留まりながらマイノリティとして暮らしてきたパレスチナ人家族の50年に渡る日常を描いていく。前作同様、スレイマン監督も本人役で出演。
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Inglourious Basterds

監督:クエンティン・タランティーノ 出演:ブラッド・ピット
1994年に『パルプ・フィクション』でパルムドールを受賞したタランティーノが、第二次大戦を描いたらこうなった!?
家族をナチスに殺されたユダヤ人の少女が、ナチス占領下のフランスでブラピ演じるゲリラ部隊の隊長らと出逢い、共にナチス撃退のために闘う。今回、アメリカ作品として唯一のコンペ参加。なお、日本では東宝東和の配給で、10月に公開予定。
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Vengeance

監督:ジョニー・トー
『エレクション』『エグザイル/絆』など芸術性の高いアクション作品で知られる巨匠ジョニー・トーがフランス人俳優にしてシンガーでもるジョニー・アリディを主演に贈る香港=フランス合作のノワール・アクション。最愛の娘の家族を惨殺された男コステロは、復讐のために香港へ乗り込んでくる。表向きはフランス料理のシェフとして。しかし彼はかつて腕利きの殺し屋だった・・・。アンソニー・ウォン、サイモン・ヤムらお馴染みのキャストも出演。
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Face
監督:ツァイ・ミンリャン
ルーブル美術館内で「サロメ」の映画を撮ろうと準備を進める台湾人監督シャオカンは、仏語も英語も解さず、しかしジャン・ピエール=レオーの起用にだけは固執。興業面が気になる会社側はサロメ役に有名モデルの起用を要請するが、いざ撮影が始まってみると問題が山積み。そんな矢先、監督の母親が死去したとの知らせが届き、彼は深い深い眠りに落ちていく・・・。マレーシア生まれで台湾に住むミンリャン監督の意欲作。ジャンヌ・モローやファニー・アルダンという大物女優が出演しているのも話題。
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Antichrist
監督:ラース・フォントリアー 出演:ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンズブール
2000年に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でパルムドールを受賞したデンマーク人監督トリアーが、『ドッグヴィル』3部作そっちのけで撮ったなんとも挑発的タイトルの“ホラー”。哀しみに打ちひしがれた夫婦は、“エデン”と称した世俗から隔絶された森の小屋ですべてをやり直そうとするが、しかし大自然での暮らしはふたりの関係をますます悪化させていく・・・。

ジョニー・トーのアクションがカンヌでどう受け止められるのか、気になるところです。

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