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2009/05/29

「箱モノ」は映画を救うか?

5月28日付けの朝日新聞夕刊に深津純子記者によるカンヌ総評「不況の映画市場 探る活路」という記事が掲載されてました。その締めくくりには、2009年度補正予算案に建設費が計上されている「国立メディア芸術総合センター」についての言及も。

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2009/05/27

タイム・オブ・ザ・ウルフ

SFとはいっても、もちろんハネケのことなので一筋縄ではいかない。舞台は大災害が起こったあとのヨーロッパ。水と食糧の不足は日に日に深刻の度合いを増している。一家は安全を求めて別荘へと避難するが、そこには見ず知らずの別の人間が住みついていた・・・。

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2009/05/26

全米ボックスオフィスMay22-24

カンヌ映画祭にばかり気を取られていたら、全米の劇場を強力な続編2本が席巻。人類VSロボットの最終決戦を前に、はたしてボックスオフィスの肉弾戦はどのような結末をもたらしたのでしょうか?早速見ていきましょう。

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2009/05/25

カンヌ実況中継

いよいよカンヌはクライマックス。今年もムービープラスで授賞式の生中継を見ながら、随時更新していきます。パルムを獲るのは、オディアールか?ハネケか?それともケン・ローチか?

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パルムドッグ決まる!

主演男優でも女優でもないのに、人間の役者を食ってしまうくらいの異彩を放つ犬がいる。そんな秀逸なるわんちゃんにパルムドールならぬ、パルムドッグを授与しちゃいましょう!という風変わりな企画も9回目を迎えました。栄えある今年の受賞犬は・・・
ニューヨークタイムズの記事から拾い読みしちゃいましょう。

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2009/05/24

ロクサナ・サベリ参加作カンヌで受賞

イラン当局による身柄拘束を経て、先日ようやく釈放されたばかりのアメリカ系イラン人ジャーナリスト、ロクサナ・サベリさん。彼女が製作と共同脚本を務めた"No One Knows About Percian Cats"がカンヌに出品されたことは既報のとおりですが、なんとその作品がめでたく入賞を果たしました。以下、AP通信の記事より要約してお届けします。

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タランティーノ最新作の出来は?

まず間違いなく、彼らの登場は今回のカンヌのレッドカーペットにおける最も華やかな瞬間だった。カンヌに愛された鬼才タランティーノが手みやげに持ってきたのは、第二次大戦中のはちゃめちゃムービー"Inglourious Basterds"。なにがハチャメチャかって、まずタイトルからして、綴りが微妙に間違っているのだから・・・BBCのホームページに掲載された"Film review: Inglourious Basterds"を要約してお届けします。

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パルムドールの行方は?

いよいよカンヌ映画祭も大詰め。海外版ロイターに"Close call in Cannes as Prison drama edges ahead"という記事がドロップされてました。各作品はどのような評価を得ているんでしょうか?

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ハネケの新作、カンヌで高評価

『ファニー・ゲームUSA』『隠された記憶』などで観る者の心をザワつかせてやまないオーストリアの鬼才ミヒャエル・ハネケがカンヌに登場。今度はどんな手法で驚かせてくれるのかと記事をあさってみると、モノクロ、ナチズム、ファシズムなどなど、身の毛のよだつような言葉がワンサカ。以下、ロイター通信の記事"German directer probes roots of terror"を要約してお届けします。

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2009/05/23

『重力ピエロ』

 上空にふわりと舞うサクラの花びらに彩られながら、加瀬亮がその素朴な声で優しく地球の重力を祝福する。「春が、二階から落ちてきた」。すべてはこのナレーションの音色に象徴されているのではないかと思えるほど、本作はその基調となるトーンを兄・泉水(加瀬)が担い、弟・春(岡田)がそこにやや脱線気味に揺さぶりをかけていく。それでも決して墜ちない彼らは、さながら空中ブランコで舞うピエロのようだ。

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2009/05/22

『夏時間の庭』

オルセー美術館は開館20周年を記念して、世界の名だたる映画監督に10分ずつの短編製作を依頼した。残念ながらこの企画は志なかばに頓挫することになるのだが、そのとき立ち上げたプロットをあきらめきれなかった男たちが、ふたり・・・ホウ・シャオシェンとオリヴィエ・アサイヤスだ。彼らはそれぞれの企画を10分ではなく、一本の独立した映画へと膨らませていく。そうして完成した作品が、すでに日本で公開済みの『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』とアサイヤス監督作『夏時間の庭』である。

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2009/05/20

『インスタント沼』

 「時効警察」の鬼才・三木聡が麻生久美子をヒロインに迎えて贈る、ナンセンスの底なし沼、それが『インスタント沼』だ。オープニングから僕らはもう、ちょっと尋常じゃないカット数の麻生久美子に飲み込まれる。膨大なモノローグに合わせてめくるめく展開していくイメージショット。その情景はあたかも沼の底からブクブクと泡が吹き出てとまらなくなったかのよう。

 主人公は、自分がなーんだか底なし沼に足を突っ込んでいる気がしてならない編集者、沈丁花ハナメ。手がけた雑誌は休刊になるわ、カッパを追いかけてった母親は意識不明になるわ…そんな彼女が“自分の父親かもしれない”骨董屋のオヤジと出逢ってしまったことで転機が訪れる。胡散臭く、飄々としていて、でも温かいところもあるこの謎の男に導かれ、ハナメは少しずつ「人生を楽しむ方法」を学んでいくのだが・・・

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2009/05/19

フィアンセ拘束された監督の苦悩

イランの映画監督バフマン・ゴバディを知っていますか?『酔っぱらった馬の時間』でカメラドール(新人監督賞)を受賞し、その後も『我が故郷の歌』『亀も空を飛ぶ』など、イランに住むクルド人たちの生活を笑いと哀しみを織り交ぜながら巧みに描いてきた俊英です。

そんな彼がカンヌの「ある視点」部門に登場したわけですが、やはりメディアの関心は彼のフィアンセの話題に集中している模様です。なにせその女性とは、イラン政府によりスパイ容疑のため逮捕され、先日ようやく解放されたジャーナリストのロクサナ・サベリさんだったのですから。

そんなカンヌでのゴバディ監督についてCNNが報じていたので、その記事"Iranian filmmaker's pain over fiancee Saberi's time in jail"を要約してお届けします。

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2009/05/18

アン・リーが描くウッドストック

アン・リーが伝説的ロックの祭典を背景にコメディを描いたことで話題になっている"Taking Woodstock"。カンヌのコンペに出品中の本作について、BBCのサイトに掲載された記事"Lee brings light touch to Cannes"を要約してお届けします。

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全米ボックスオフィスMay15-17

3週連続の話題作登場で沸き返るボックスオフィス。『ウルヴァリン』、『スター・トレック』、そして・・・。はてさて今週は大ベストセラーの名に恥じない、高い数字を収めることができたのでしょうか?微笑んだのは、天使か?悪魔か?

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2009/05/15

スラムドッグ少年役の家屋が強制撤去

BBCの伝えるところによると、『スラムドッグ・ミリオネア』で主人公ジャマールの兄(幼少時代)を演じたアザルディン・モハメド・イスマイル君の住居が突如当局によって強制撤去されてしまったようです。以下の記事から要訳してお届けします。

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第62回カンヌ・コンペ作品Vol.4

5月13日~24日の日程で開催中の第62回カンヌ国際映画祭。そのメイン・プログラムとも言えるコンペティションへの参加作品を5作品ずつご紹介。

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第62回カンヌ・コンペ作品Vol.3

5月13日~24日の日程で開催中の第62回カンヌ国際映画祭。そのメイン・プログラムとも言えるコンペティションへの参加作品を5作品ずつご紹介。

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2009/05/14

第62回カンヌ・コンペ作品Vol.2

5月13日~24日の日程で開催中の第62回カンヌ国際映画祭。そのメイン・プログラムとも言えるコンペティションへの参加作品を5作品ずつご紹介。

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第62回カンヌ・コンペ作品Vol.1

5月13日~24日の日程で開催中の第62回カンヌ国際映画祭。日本からも是枝裕和監督作『空気人形』が「ある視点」部門への出品が決定しているが、映画祭の主役といえばやっぱりコンペティション。特に今年は、アン・リー、アルモドバル、ケン・ローチ、タランティーノ、ラース・フォン・トリアーなど大物監督による20作品が割拠しており、パルムドールをめぐる闘いに注目が集まる。審査委員長はイザベル・ユペール。

そんなコンペ部門から5作品ずつご簡単に紹介。

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2009/05/12

不況はカンヌにどう影響?

いよいよカンヌ国際映画祭が開幕します。世界的な経済不況の影響もあって、ヨットやクルーザーの予約が激減していたり、Vanity Fairの巨大パーティーも無くなったり・・・。そんな中で肝心の映画マーケットはどう動くのか?ロイター通信の記事"Film exectives cast hopeful eye on Cannes market"を要約してお届けします。

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表現のバブル

http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-37877320090507

日本版ロイター通信に掲載された記事「邦画復権で浮上する映画業界」より、
以下の箇所を抜粋します。

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2009/05/11

全米ボックスオフィスMay08-10

あの伝説のシリーズが再びスクリーンに戻ってきた。伝統的な宇宙SFと映画・ドラマ界の革命児とのコラボレーションはいったいどのような化学変化を巻き起こしたのか。そして観客がくだした評価とは・・・週末ボックスオフィス、チェックしていきましょう。

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2009/05/10

『天使と悪魔』

ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングトンが挑む歴史ミステリー第2弾。前作『ダ・ヴィンチ・コード』ではモナ・リザ、ダ・ヴィンチ、フリー・メイソン、テンプル騎士団と知的好奇心を旅してきたが、今回はヴァチカンと秘密組織イルミナティをめぐる世界史の闇へと観客をいざなう。

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2009/05/07

"The Eclipse"

キアラン・ハインズという俳優を知っていますか?『ミュンヘン』ではユダヤ人テロ・グループの大黒柱、『マイアミ・バイス』ではFBIの捜査官、『カレンダーガールズ』ではヌード・カレンダーに挑戦する妻にオロオロとする夫、『トータル・フィアーズ』ではロシア大統領を演じるなど、その多彩な演技には誰もが一度は触れているはず。その外見の“いかつさ”からクリス・クーパーと間違える人もいるようですが。

そんな彼の主演作がトライベッカ映画祭でワールド・プレミアを迎え、大絶賛を獲得した模様です。結果、ハインズはこの映画祭の主演男優賞を受賞。『壁をたたく人 The Visitor』のリチャード・ジェンキンスと共に、そろそろ顔だけじゃなく名前を押さえておきたい俳優のひとりです。

以下、ロイター通信とトライベッカ公式サイトをもとに、簡単な作品内容をクリップ。

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2009/05/06

fixer:The Taking of Ajamr Naqshbandi

9.11以後のニューヨークを経済・文化的に盛り上げようと映画俳優ロバート・デ・ニーロらが2001年に創設したトライベッカ映画祭は、毎年数多くのインディペンデント系作品が出品されることで注目されています。(以前このブログでご紹介したトルコ人監督フセイン・カラベイ氏も昨年のトライベッカの栄えある受賞者でした)。

今年の映画祭では"fixer: The Taking of Ajamar Naqshbandi"というアフガニスタンを舞台にしたドキュメンタリー作品が評判を呼んだそうです。ここで言う"fixer"とは、ジョージ・クルーニー主演の“もみ消し屋”ではなく、外国人ジャーナリストのために翻訳・通訳や取材調整を行う現地仲介者の意味。本作はアフガンで最も優れたフィクサーのひとりだったアジャマール・ナクシュバンディ(Ajamar Naqshbandi)の人生と、彼が無残な最期を遂げた事件の意味を問いかける作品、とのこと。

以下、ロイター通信の紹介記事をもとにご紹介します。

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2009/05/04

全米ボックスオフィスMay01-03

豚インフルエンザ(Swine Flu)の拡大と共に、映画館みたいな場所も人が集まりにくくなってるんじゃ・・・と思いきや、天下の伝染病も人々の“この映画”に対する期待値にはあえなく敗北を喫したようです。週末ボックスオフィスの結果、サクッとみていきましょう。

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2009/05/03

『デュプリシティ』

 "Duplicity"とは、「二枚舌」とか「いかさま」、そして「二重性」という意味を持つ。そんな意味深なタイトルを掲げ、“ジェイソン・ボーン”シリーズの脚本家であり監督デビュー作『フィクサー』で大絶賛を受けたトニー・ギルロイが観客に向けて仕掛けた罠、それがこの『デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~』だ。

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2009/05/02

『スター・トレック』

 1966年にオリジナルTVシリーズとして誕生して以来、世界中でたくさんのファンを獲得してきた「スター・トレック」。その影響力は『ギャラクシー・クエスト』『トレッキーズ』といったスタートレック・マニア(トレッキー)関連の映画がさらなる評判を浴びるなど今やエンタテインメントの基本であるのみならず、宇宙論や量子論などの専門分野では「ガンダム」や「アトム」と並び「スター・トレック」をバイブル的存在として位置づける研究者も多いと聞く。

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2009/05/01

『GOEMON』

 宇多田ヒカルのPVや『CASSHERN』でおなじみの紀里谷和明が、またもやコンピューター・グラフィック技術をフル稼働させたアクション・エンタテインメントで大勝負を挑む。しかも今度は時代劇ときたもんだ。

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