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2009/05/04

全米ボックスオフィスMay01-03

豚インフルエンザ(Swine Flu)の拡大と共に、映画館みたいな場所も人が集まりにくくなってるんじゃ・・・と思いきや、天下の伝染病も人々の“この映画”に対する期待値にはあえなく敗北を喫したようです。週末ボックスオフィスの結果、サクッとみていきましょう。

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【May 01-03 weekend】

01 X-Men Origins: Wolverine (-)
02 Ghosts of Girlfriends Past (-)
03 Observed (↓)
04 17 Again (↓)
05 Monsters vs. Aliens (↑)
06 The Solist (↓)
07 Earth (↓)
08 Fighting (↓)
09 Hannah Montana The Movie (↓)
10 State of Play (↓)

●X-MENシリーズ4作目となる"X-Men Origins:Wolverine"がオープニング3日間で8,700万ドルを売り上げる猛ダッシュを記録。ヒュー・ジャックマン演じる“ウルヴァリン”の隠された過去に迫る。監督には南アフリカ映画として賞賛を受けた『ツォツィ』のギャビン・フードを起用。この組み合わせはちょっと興味深い。公開前に海賊版が出回るなどショッキングな事件が報じられたが、とりあえずは今年最大のオープニング成績ということでシリーズの面目を保った。ちなみに同じオープニング興行収入で比較すると、『X-メン』が5,447万ドル(最終興収1憶5,730万ドル)、『X-メン2』が8,556万ドル(最終興収2億1,495万ドル)、『X-メン3』が1憶275万ドル(最終興収2億3,436万ドル)。なお製作費は1億5,000万ドルに昇る。

●ちなみに"WOLVERINE"はメキシコでも封切られる予定だったが、豚インフルエンザを懸念して公開を2週間遅らせる措置がとられている。

●2位にはマシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー主演のコメディ"Ghosts of Girlfriend Past"。愛の本質がわからないまま大人になった人気写真家のもとへゴーストが舞い降り、彼の過去・現在・未来を見つめる旅へと誘う・・・という現代版「クリスマス・キャロル」的なストーリー。監督は『スパイダー・ウィックの謎』のマーク・ウォーターズ。オープニング3日間の興収は1,532万ドルにとどまった。

●ビヨンセ主演の"Obsessed"は先週の1位から3位へと後退。1,220万ドルを計上して10日間の興収を4,700万ドルとした。

●4位以下は軒並み300~600万ドルと低い興収にとどまった。しかしながらボックスオフィス全体の興収としては、『アイアンマン』がデビューした昨年同時期よりも0.8パーセント上回っているとのこと。ちなみに『アイアンマン』のオープニング興収は今回の"Wolvarine"を上回る9,860万ドルだった。

●AP通信によると、このままのペースでいくと2009年は業界全体で史上最高額の興収を記録しそう、とのこと。どうやら、厳しい生活を強いられた人々が「せめて映画くらいは」と支払ったチケット代の総体が積もり積もって・・・という背景がありそう。ただし、こうしてボックスオフィスを観察していると、手軽にスカッとなれる清涼剤的作品ばかりがヒットしており、とりわけ社会派作品にとっては不遇の時代と言えそうだ。

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