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2009/06/26

『扉をたたく人』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、とてもお手軽な文系スポーツ。というわけで、今回のお題は『扉をたたく人』です。

人に逢いたくなる。心を突き動かされる。
なにしろ61歳にして映画初主演である。遅咲きにもほどがある俳優、リチャード・ジェンキンス。でもこれがたまらなくいいのだ。妻を亡くし魂の抜けたような毎日を送る大学教授が、学会のため訪れたNYで思わぬ訪問者と対面する。その人―シリア出身の見知らぬ若者タレクにジャンベ(打楽器)を手習い、未知なる文化の扉を開いた彼だったが、やがてこの街を覆う厳しい現実に直面する・・・。人と人とは分かり合えるのか。平等な異文化交流はあり得るのか。初めての海外旅行でソーリーを連発していた自分を思い出す。それがサンキューへ変わった瞬間から本当の交流が始まるのだと知った。一度でだめなら二度、三度たたこう。あなたの扉は開いていますか?

扉をたたく人
監督:トム・マッカーシー
出演:リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス、ハーズ・スレイマン、ダナイ・グリラ
(2008年/アメリカ)ロングライド
6月27日(土)より、恵比寿ガーデンシネマにてロードショー

リチャード・ジェンキンスは『バーン・アフター・リーディング』でもおかしな役どころで出演しています。『扉をたたく人』に心底魅了された後でこの作品に触れると、まったく違った味わい方ができると思います。

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