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2009/07/13

全米ボックスオフィスJul.10-12

トランスフォーマーVSアイスエイジの激戦がひと区切りつき、今週半ばのハリー・ポッター登場に向けてしばし落ち着くかに見えた全米ボックス・オフィス。しかしこの間髪を逃さず、あの奇抜、大胆、オゲレツ、卑劣、つまりは史上最低のお騒がせ男が再び全米に殴り込みをかけてきた。はたして2度目のアメリカ文化侵略は成功したのか?

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jul. 10-12 weekend】確定

01 Bruno (-)
02 Ice Age: Dawn of the Dinosaurs (→)

03 Transformers: Revenge of the Fallen (↓)
04 Public Enemies (↓)
05 The Proposal (↓)
06 The Hangover (↓)
07 I Love You, Beth Cooper (-)
08 Up (↓)
09 My Sister's Keeper (↓)
10 The Taking of Pelham 123 (↓)

記載している興行収入は現時点の推定興収です。最終的な数字は火曜日以降に確定される予定です。 →確定しました

●『ボラット』のサシャ・バロン・コーエンがまた新たなキャラクターに扮してスクリーンに帰ってきた。その名も"Bruno"(正式には"u"の上にウムラルトが付きます)。ヒトラー以来の超大物セレブになることを夢見るオーストリア人のファッション・レポーター、しかもゲイ。オープニング3日間で3,042万ドル3,062万ドルを売り上げ、週末ボックスオフィスのトップに躍り出た。しかし米メディア各紙が指摘するのはその興行収入の異例とも言える変動ぶりだ。初日の金曜日こそ『トランスフォーマー/リベンジ』にダブルスコアほどの大差をつけたものの、通常どの作品も興収が増加するはずの土、日にガクンと急降下。このまま降下を続けていくのか?それとも月曜には再び上昇するのか?→結果的に大幅下降を続けることになりました

●"Bruno"は現時点で撮影現場で珍事に巻き込まれて負傷したという女性による訴訟を抱え、オーストリアの大臣からもボイコットを呼びかけられているという。ちなみに2006年に公開された『ボラット』を振り返ると、オープニング3日間の売り上げが2,645万ドルで2週連続No.1を獲得。アメリカ国内での最終興収は1億2,850万ドルに昇った。

●先週、デッドヒートを繰り広げたあげくに僅差で2位に甘んじた『アイスエイジ3/ティラノのおとしもの』は2,850万ドル2,760万ドルを計上し、今週は念願の『トランスフォーマー/リベンジ』を倒し、2位を死守した。封切り後10日間の累計は1億2,057万ドル1憶1,968万ドル

●新たに2,420万ドル2,421万ドルを計上した『トランスフォーマー/リベンジ』は3位へ後退。ついに前作『トランスフォーマー』の興収3億1,900万ドルを抜き去り、累積興収を3億3,920万ドル3億3,922万ドルに伸ばした。現時点で興行収入ランキング歴代16位まで浮上しているので、興収確定後の数字修正によっては『ファインディング・ニモ』を越えて15位に浮上する可能性もある。 →結局、この時点では16位どまりでした。

●4位の"Public Enemies"は1,411万ドル1,379万ドルを計上して、公開後10日間の興行収入を6,654万ドル6,622万ドルとした。4週目の『あなたは私の婿になる』は5位。累計ではいよいよ1億ドルを超え(1億1,376万ドル1憶1,386万ドル)、サンドラ・ブロック主演作の中で最も高い興収『スピード』(1億2,124万ドル)も射程に入ってきた。絶好調の"The Hangover"は、累計興収を2億2244万ドル(推定と変わらず)に伸ばした。

●7位にはクリス・コロンバス監督作が久々に登場、"I Love You, Beth Cooper"。卒業生の総代としてスピーチに立ったかなり冴えない主人公がその壇上で口にしたのは、学園でいちばんセクシーな人気者ベス・クーパーへの大胆な愛の告白だった!青春コメディ。他の作品よりも半分くらい少ない1850館ほどの上映館数で封切り後3日間の興収は500万ドル程度に留まった491万ドル。"Rent"を監督した後はプロデューサー業に専念していたコロンバス氏だが(ついにTOP10落ちした『ナイト・ミュージアム2』も彼のプロデュース作品です)、もしかすると(一時ウワサされていたように)『ハリー・ポッター』シリーズの最終章を監督したくてわざわざスケジュールを空けていたのかも・・・(結果的にラストまでデヴィッド・イェーツが撮ることになりました)。

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ボラット、アリG、ブルーノ・・・これらはすべてサシャ・バロン・コーエンの持ちキャラ。とてつもなく無軌道な人に見えながらも、実はモンティ・パイソンのジョン・クリースらとおなじ英国ケンブリッジ大学卒という超エリートなんです。まったく英国のコメディアンときたら、どうしてこう高学歴ぞろいなんだ・・・

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