« 『96時間』 | トップページ | おしらせ »

2009/08/18

全米ボックスオフィスAug.14-16

ハイリスク・ハイリターンの大作主義をあざ笑うかのように、低予算の画期的SF映画が初登場。宮崎アニメ"PONYO"もついにボックスオフィスにお目見えし、小粒だけど中身の濃い作品の乱立する結果となりました。

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug. 14 -16 weekend】

01 District 9 (-)
02 G.I.Joe:The Rise of Cobra (↓)

03 The Time Traveler's Wife (-)
04 Julie & Julia (↓)
05 G-Force (↓)
06 The Goods:Live Hard, Sell Hard  (-)
07 Harry Potter And The Half-Blood Prince (↓)
08 The Ugly Truth(↓)
09 Ponyo (-)
10 (500) Days of Summer (↓)

TOP】【レビュー】【TWITTER

記載している興行収入は現時点の推定興収です。最終的な数字は火曜日以降に確定される予定です。

●映画は座席にどっかりと腰を落ち着けて楽しむもの、という潮流とは裏腹に『クローバーフィールド』などはその映像を人間の“主観”へとフォーカスし、表現の幅を広げることに成功したが、ここにまた意欲的なSF作品が登場した。その名も"District 9"。宇宙人との共存問題をドキュメンタリー・タッチで描くという作品なのだが、そうはいってもどんな内容なのかイメージがわかないと思うので、いっそのこと予告編を見ていただこう。

●そんなこんなで、この作品はオープニング3日間で3,700万ドルを稼ぎだし、ボックスオフィス初登場1位を奪取。すごいCG映像を盛り込んでいる一方で、製作費は3000万ドルと案外控え目に抑えている。しかも批評家からの評価も高い。ピーター・ジャクソン製作というだけでなく、これは南アフリカ出身の新人監督ニール・ブロムカンプの才能がもたらした功績といえるだろう。ちなみに現在ピーター・ジャクソンも新作"Lovely Bones"を準備中。

●主要紙の酷評にもめげず、『G.I.ジョー』は10日間の興行収入を1憶ドル目前にまで上げてきた。製作費の1憶7,000万ドルもとりあえずは回収可能の域。これがドル箱シリーズとしてシリーズ化できるかどうかはまた別問題だろうが。3位にはタイムトラベルものにまたひと味違った新風を吹き込んだラブストーリー"The Time Traveler's Wife"がランクイン。興収1,975万ドル。"Julie & Julia"は10日間の累計を4,368万ドルとし、製作費の4,000万ドルを越えた。

●9位には"Ponyo"が初登場。奇しくもこのアメリカの地ではヒットと無縁だった宮崎アニメだが、今回は配給のディズニーが総力をあげて宣伝活動を展開しただけあって、ほかのTOP10作品とは上映館の数(927館)で圧倒的に不利ながらオープニング3日間で350万ドルを売り上げている。

●過去の宮崎作品の全米興行成績を振り返るとこのような感じになります。『もののけ姫』"Princess Mononoke"(129館、興収237万ドル)『千と千尋の神隠し』"Spirited Away"(714館、興収1,005万ドル)、『ハウルの動く城』"Howl's Moving Castle"(202館、興収471万ドル)。

↓この記事が参考になったらクリックをお願いします。

プロモーションで渡米した宮崎監督はメディアの取材に「私にはこの映画がヒットしようがしまいが、そんなことはどうでもいいんです。ただ監督としての責任として見届けにきた」というような趣旨のことを語っていました。
------

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

« 『96時間』 | トップページ | おしらせ »

全米BOX OFFICE」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137483/45953018

この記事へのトラックバック一覧です: 全米ボックスオフィスAug.14-16:

« 『96時間』 | トップページ | おしらせ »