« 『G.I.ジョー』 | トップページ | マーク・プライスからの返事 »

2009/08/01

日本が舞台の驚愕ドキュメンタリー

日本ではあまり報道されていませんが、金曜から北米で公開されているドキュメンタリー"The Cove"の評価が高まっています。これは日本のイルカ漁に真っ向から勝負を挑んだドキュメンタリー。日本人も知らないことがこの入り江(COVE)で行われている・・・?

"The Cove"はサンダンス映画祭でも観客賞を受賞するなど、問題提起のみならず、その緊迫感みなぎる描写力も絶賛されています。金曜日に北米で限定公開されたのをきっかけに、数多くの米有力紙のエンタテインメント欄にはこの映画の批評が大きく掲載されるなど異例の事態に。

「日本のとある入り江で、漁師たちが数多くのイルカを追いこみ、水族館用に捕獲したり、あるいは食用として殺している」

テレビシリーズ「フリッパー」でイルカの調教を務めていたリック・オバリー氏らが構成する活動家グループはその真相を暴くべく、プロのカメラマン、音響マン、ダイバーを動員してなんとかこの入り江に侵入し、決定的瞬間をカメラで収めようとする。

そしてイルカやクジラの保護という観点とはまた別に、この地で水揚げされたイルカの肉が規定水準を大きく超えた水銀を含んでいること、それらの一部が「鯨肉」として出荷されていることを突き止める・・・。

公式サイトの方がより綺麗な映像でご覧いただけます。)

僕もこの予告編を観るまでは「またどこかの保護団体が捕鯨反対みたいなことを言っていて、それで日本人は『文化を守れ!』とか、そんなことを声高に叫んでいるんだろうな」と思ってましたが、これが思いのほかスタイリッシュな切り口でつづられており、外国人動物保護のメンバーがなんとか現場を押さえようと、顔面に変装までほどこして問題となる立ち入り禁止エリアに侵入していく様子は、ロイター海外版でルイ・シホヨス監督が語っている言葉を借りると「さながら『オーシャンズ11』のよう」でもあり、またニューヨークタイムズでは「部屋は盗聴され、グレーの衣服に身を包んだ謎の男たち(警察か、もしくは・・・)がクルーを絶え間なく尾行してくる・・・まるでスパイ映画を見ているかのよう」です。

もちろん日本側(漁業関係者、政府側)にも反論の余地があるでしょうし、これだけで一方的に判断するわけにはいきませんが、映画(トレーラー)の中で「日本人にもこのことについて知らされていない」という描かれ方をされている以上、それが知りたくない事実であったとしても、われわれ日本人にはこの日本で生きていく上で“それ”を知る必要性は大いにあります。というか、海外へ出てみると「日本人だけそのことを知らなかった」という浦島太郎状態だけはまっぴら御免です。

この問題、今後も世界的に大きく発展していきそうです。

↓この記事が参考になったらクリックをお願いします。

意識を変えるドキュメンタリー選。

------

TOP】【過去レビュー】【TWITTER

|

« 『G.I.ジョー』 | トップページ | マーク・プライスからの返事 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本が舞台の驚愕ドキュメンタリー:

« 『G.I.ジョー』 | トップページ | マーク・プライスからの返事 »