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2009/10/04

『あの日、欲望の大地で』

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『あの日、欲望の大地で』です。

『バベル』『21グラム』などのイニャリトゥ作品で知られた脚本家ギジェルモ・アリアガが、長年温めてきた物語で監督デビュー。大地で燃え上がる炎の鮮烈なイメージを媒介に、彼のトレードマークともいうべき「交錯するエピソード」が静謐に紡がれていく。そこに折り重なるのは3人の女性の人生だ。寒風吹きすさぶポートランドの海辺とニューメキシコの荒野を両軸に彼女らがそれぞれの温度、色彩、世代を体現していく様には、上映中よりむしろすべてが繋がったその直後からジワジワと感慨が押し寄せてくることだろう。そこには脚本にのみ責任を負う脚本家の姿は存在しない。物語と映像の最上の可能性を導き出そうとする映像作家の本気度に心奪われた。

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アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の名を世界に知らしめた『アモーレス・ペロス』の1エピソードがギジェルモ・アリアガの実体験に想を得ているのは意外と有名なお話。

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