« 『永遠の天』TIFF | トップページ | 『激情』TIFF »

2009/10/17

『マニラ・スカイ』TIFF

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題はTIFF(東京国際映画祭)のコンペ作『マニラ・スカイ』です。

カンヌで注目を浴びた"Kinatay"のメンドゥーサ監督を筆頭に、フィリピンでは独立系映画が勢力を伸ばしていると聞く。そんな中から登場したレイモンド・レッドとは一体何者なのか。彼の13年ぶりの長編となる本作では、大都市マニラで肉体労働に身をやつした男が故郷で暮らす父の治療費を稼ごうと危険な仕事に足を突っ込んでいく。気温と湿度に相乗して蓄積されていくフラストレーション。最初はダメ男のどん底日誌としてなかなか感情移入が難しい。だが、瞬時、男の目に狂気が走る。発火。そして緊張のるつぼに雪崩れ込むクライマックス。この圧倒的な演出力を称賛するとともに、冒頭の「この物語は事実に基づく」の文字が重く圧し掛かった。

↓この記事が参考になったらクリックをお願いします。

------
TOP】【過去レビュー】【twitter

|

« 『永遠の天』TIFF | トップページ | 『激情』TIFF »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137483/46504666

この記事へのトラックバック一覧です: 『マニラ・スカイ』TIFF:

« 『永遠の天』TIFF | トップページ | 『激情』TIFF »