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2009/11/30

全米ボックスオフィスNov.27-29

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Nov.27-29 weekend】

01 The Twilight Saga:New Moon (→)
02 The Blind Side (→)

03 2012 (→)
04 Old Dogs (-)
05 Disnry's A Christmas Carol (→)
06 Ninja Assassin (-)
07 Planet51 (↓)
08 Preciaous:Based on the Novel "Push"by Sapphire (↓)
09 The Fantastic Mr. Fox (↑)
10 The Men Who Stare at Goats (↓)

■『トワイライト・サーガ/ニュームーン』がV2達成。週末の推計興収は4,250万ドル、10日間の累積は2億3,067万ドルとなった。■2位はサンドラ姉さんの"The Blind Side"がミラクルを巻き起こし、なんと先週比18パーセント増(初週よりも上回る現象は本当に珍しい。普通ならばどんな人気作でも50%ほど落ちる。たとえばニュームーンは2週目に70%落ちている)の推計4,012万ドルを記録した。累計ではすでに1億ドルを突破し、サンドラ・ブロックにとって『あなたは私の婿になる』を超えたヒットとなっている。本作の製作費は3,000万ドル弱。■4位にはトラヴォルタ&ロビン・ウィリアムズが7歳児を相手にてんやわんやの大騒動を繰り広げる"Old Dogs"が初登場。週末の推計興収は1,680万ドル。■6位にはこれまた初登場"Ninja Assassin"。『マトリックス』シリーズや『スピードレーサー』でウォシャウスキー組の助監督などを務めたジェームズ・マクティーグによる長編デビュー作。最近では珍しい身体を張った忍者アクションにこの手のジャンル好きの観客には好評のようだ。予告編に出てくる師匠格の人物、どこかで見たことあるなと思ってたら、『マトリックス・リローデッド』のキーメイカーでした。■"Precious"は依然として600館台のスクリーンにて『ニュームーン』とほぼ横ばいのアベレージ(10,600ドル前後)を推移中。■一方、2000館台の全国公開を迎えたウェス・アンダーソンの"The Fantastic Mr. Fox"はそれほど爆発できず、7位の"Planet 51"並みのアベレージ(3400ドル前後)しかあげられていない。

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戦場でワルツを

こんな手法があったとは。
イスラエルから届いた『戦場でワルツ』を僕らは心理ドキュメンタリー・アニメーションとでも呼べばよいのだろうか。

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2009/11/29

懺悔(1984)

凄いものを見てしまった。この悲喜劇をいったいどんな表情で向かい撃てばよいのか。ソ連で大ヒットした1987年、もしも僕が現地の劇場で爆笑しながらこの映画を観ていたら他の観客に殴り倒されただろうし、またその真逆の態度を決め込んだとしても結果は同じだったろう(と想像する)。よそものでしかない僕には『懺悔』がそれほどデリケートな映画に思えた。

Zange

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2009/11/25

カールじいさんの空飛ぶ家

今年もディズニー/ピクサーの最新作がやってくる。頑固じいさん孫三人、じゃなかった、『カールじいさんの空飛ぶ家』の冒頭10分間に、滂沱の涙が流れた理由―。

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ワカラナイ

『バッシング』や『愛の予感』などの作家性の高い作品で、日本よりもむしろ世界の映画祭で名の知られた監督、小林政広。その最新作『ワカラナイ』に衝撃を受けた理由―。

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2009/11/24

イングロリアス・バスターズ

クエンティン・タランティーノの最新作『イングロリアス・バスターズ』は、第二次大戦、ホロコースト、ナチズム、ヒトラーという我々が忌むべき負の遺産をぐつぐつ煮込んでかきまわし、そこに最後の調味料として最終兵器「映画」を加えたところでとてつもない化学変化が巻き起こる、タランティーノらしい珍妙きわまりない映画鍋だった。

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2009/11/23

全米ボックスオフィスNov.20-22

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Nov.20-22 weekend】

01 The Twilight Saga:New Moon (-)
02 The Blind Side (↓)

03 2012 (↓)
04 Planet51 (-)
05 Disnry's A Christmas Carol (↓)
06 Preciaous:Based on the Novel "Push"by Sapphire (↓)
07 The Men Who Stare at Goats (↓)
08 Couple Retreat (↓)
09 The Fourth Kind (↓)
10 Law Abiding Citizen (↓)

■『トワイライト・サーガ/ニュームーン』が大爆発。まず封切日の0時から始まった深夜興業では推計2,627万ドルを売り上げ、これは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の記録を上回り、歴代1位。続いて初日興収が推計7,270万ドルという数字を叩き出し、これも『ダークナイト』の記録を上回り、歴代1位。この勢いに乗ってよもやオープニング週末興収も記録更新か!?と注目が集まったが、残念ながら『ダークナイト』(1億5,840万ドル)、『スパイダーマン3』(1億5,110万ドル)を下すことはできず、推計1億4,070万1億4,280万ドル(確定)という歴代3位の成績となった。AP通信のレポートによると、女性客が8割を占めているという。■ボックスオフィス第2位は『2012』・・・かと思いきや、サンドラ・ブロック主演のトゥルー・ストーリー"The Blind Side"が推計3,450万ドルと気を吐いた。同じAP通信によると、本作はアメフトをフィーチャーした人間ドラマながらも、観客の6割弱を女性が占めているのだとか。これは『ニュームーン』に入れなかった女性客の流出なのか?それとも『あなたは私の婿になる』で再ブレイクしたサンドラ姉さんの底力?■というわけで、地球滅亡という深刻なテーマも、女性客が巻き起こした一大ムーブメントには太刀打ちできず、『2012』は3位へ。推計興収2,650万ドル。2週目にして北米興収が1億ドルを超え、まずは面目を保ったかたちだが、製作費2億ドル+巨額の宣伝費を考えると、もうちょっと遠くまで逃げ切りたいところ。なお、世界興収では4億5,000万ドル近くにまで接近。■ピッコロ大魔王やシュレックをも思わせるキャラクターが可愛らしい"Planet 51"は、4位スタート。推計興収は1260万ドルとかなり低調気味だが、『クリスマス・キャロル』が同様に勢いを削がれていることからも、この週末は子供&ファミリー客が劇場からほぼ締め出されていた状況が伝わってくる。■さて、"Precious"は、劇場数が174館から629館へアップ。となると全体の興収は上がるが、一方の劇場アベレージは先週の35,000ドルから約半分の17,500ドルへと下回った。■ちなみに『ニュームーン』の劇場アベレージは推計35,000ドル。この数字を見ただけえ、このブームが局地的ではなく、全国津々浦々に万遍なく浸透している様子が伺える。本作は洋画不振の日本でも今週末に封切りを迎える。配給&宣伝マンにはプレッシャーをはねのけて踏ん張っていただきたいところだ。

ティーン小説として日本でも支持を伸ばしている「トワイライト」シリーズ。英語(原書)版は4冊で完結しており、日本語訳の文庫版では「トワイライト」~「トワイライトⅣ」まで各上下巻で発刊されており、計8冊となる。

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2009/11/20

2012

2012年、地球滅亡―。

これは人類への切実なる警告か。それとも憂慮すべきは、とどまるところを知らぬ映像表現のインフレーションの方なのか。人類の行く末を少なくとも2種類の意味で楽しめる、エメリッヒからのひと足早いクリスマス・プレゼント、地球崩壊。

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2009/11/19

脳内ニューヨーク

人間のイマジネーションを更に俯瞰して遊び倒す天才脚本家チャーリー・カウフマンの最新作にして初監督作『脳内ニューヨーク』(原題"Synecdoche,New York")は、2009年の映画のうち最も壮大で実直な、芸術家の告白だった。

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2009/11/17

かいじゅうたちのいるところ

あのスパイク・ジョーンズの最新作が登場

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2009/11/16

全米ボックスオフィスNov.13-15

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Nov.13-15 weekend】

01 2012(-)
02 Disnry's A Christmas Carol (↓)

03 The Men Who Stare at Goats (→)
04 Preciaous:Based on the Novel "Push"by Sapphire(↑)
05 Michael Jackson's This Is It (↓)
06 The Fourth Kind (↓)
07 Couple Retreat (→)
08 Paranormal Activity (↓)
09 Law Abiding Citizen (↓)
10 The Box (↓)

■『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒが放つ地球崩壊見本市『2012』が北米のみならずワールドワイドで気を吐いた。オープニング3日間の推計興収は世界で2億2,500万ドル(続編モノではないオリジナル作品としては歴代最高額)、そのうち北米での興収は6,500万ドルに昇った。なお、本作は製作に2億ドル、プロモーションにもかなりの金額が注入されている。洋画不振の日本でこの勢いを後押しできるか?■『クリスマス・キャロル』は先週からの落ち込みが少なく、興収2,230万ドル。10日間の累計を6,330万ドルとした。■3位以下は低調な数字が続くものの、今年のオスカー商戦への参入が予想される"Precious"は、たった174館での上映ながら、先週の12位から4位へ急浮上。週末3日間の一館あたりのアベレージは35,000ドル(『2012』の2倍、『クリスマス・キャロル』の6倍)に昇る。しかし上には上がいるもので、全米4館で限定上映の始まったウェス・アンダーソンの最新作"The Fantastic Mr.Fox"はアベレージ65,000ドルを記録している。■"Paranormal Activity"と"Couple Retreat"はそろって興収1億ドルの壁を突破。■ランク外の11位には日本でも公開中の『パイレーツ・ロック』が登場。UKでは"The Boat That Rocked"という原題で公開されたが、同じ英語圏ながら米国では"Pirate Radio"とタイトルを変えてのお目見えとなった。

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2009/11/09

全米ボックスオフィスNov.06-08

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Nov.06-08 weekend】

01 Disnry's A Christmas Carol (-)
02 Michael Jackson's This Is It  (↓)

03 The Men Who Stare at Goats (-)
04 The Fourth Kind (-)
05 Paranormal Activity (↓)
06 The Box (-)
07 Couple Retreat (↓)
08 Law Abiding Citizen (↓)
09 Where the Wild Things Are (↓)
10 Astro Boy (↓)

■実写を離れ技術畑への進出が目立つロバート・ゼメキス監督が、クリスマスの嫌われ者スクールジーを3Dの世界へ招聘。『クリスマス・キャロル』はオープニング3日間の推計興収が3,100万ドルを超えたものの、製作費は2億ドルとも言われ、海賊版防止にも一役買うはずの"3D"の底力が期待される■"This Is It"は先週から40%落ちの推計1,400万ドル。北米での累計興収は5,800万ドルほど。■3位にはジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガーら主演の"The Men Stare at Goats"がランクイン。予告編によると・・・えっ!米軍にサイキック班が!?監督は『グッドナイト&グッドラック』で製作と共同脚本を手掛けたグラント・ヘスロヴが監督。興収は1330万ドル。■ミラ・ジョボヴィッチ主演の新作"The Fourth Kind"は4位。これに若干ジャンルの似た"Paranormal Activity"は興収1億ドルにリーチ。■キャメロンディアス主演のサスペンス"The Box"は波に乗り切れず6位発進となった。『ドニー・ダーコ』のリチャード・ケリーが監督を務める。

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2009/11/02

全米ボックスオフィスOct.30-Nov.01

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Oct.30 - Nov.01 weekend】

01 Michael Jackson's This Is It (‐)
02 Paranormal Activity (↓)

03 Law Abiding Citizen (↑)
04 Couple Retreat (↑)
05 SawⅥ(↓)
06 Where the Wild Things Are (↓)
07 The Stepfather (↑)
08 Astro Boy (↓)
09 Amelia (↑)
10 Cirque du Freak: The Vampire's Assistant  (↓)

■マイケル・ジャクソンが遺したロンドン公演のリハーサル映像ドキュメンタリー"This Is It"が、北米の週末3日間の推計興収2,130万ドル2324万ドルを記録して首位に立った。本作の監督を務めたケニー・オルテガは、昨年の同時期に公開された『ハイスクール・ミュージカル3』でもボックスオフィスNO.1を獲得している。ちなみにスタジオ側の集計だと"This Is It"の観客の65パーセントが25歳以上とのことで、いわゆるブームに流されやすい若年層とは違って、今後も数字の落ち方は緩やかであることが予想される。■2位には相変わらず根強い人気を誇る低予算心霊ムービー"Paranormal Activity"。新たに推計1,654万ドルを計上し、累積興収を8,478万ドルとした。■3位には先週より1ランクアップの"Law Abiding Citizen"。売り上げ額がようやく製作費5,000万ドルをカバーし、関係者もほっとひと安心といったところか。■3週目の『かいじゅうたちのいるところ』はランキングを3つ落とし、6位へ。累積興収を6,180万ドルとした。■トップ10圏外から飛来した"Amelia"は、ヒラリー・スワンクが女性で初めて大西洋横断を成し遂げたパイロットに扮するドラマ。公開前は「アカデミー賞狙えるか?」という海外記事を多数見かけたが、公開後にはサッパリ途絶えてしまった。

現在の音楽産業はビートルズの再販とマイケル・ジャクソンの追悼でなんとか持っている状態なんだとか。実際、渋谷のHMVなどに行ってみて、はじめてその厳しい現状を目の当たりにすることができました。

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2009/11/01

アンヴィル!

イギリス滞在中、たまたま立ち寄ったHMVにて「イチオシ新作DVD」として激プッシュされていたのが、この『ANVIL アンヴィル』だった。いい歳して胸元から体毛を大胆に覗かせたパッケージが印象に残り、まさかそれからきっちり10日後、試写室でこの映画を目の当たりにすることになった自分が泣くだなんて思ってもみなかった。

Anvil_ver21_3 

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母なる証明

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『母なる証明』です。

いま、奇妙なダンスがはじまる。生活感のあるおばさんが小高い丘で、ユラリと身体をくねらせるのだ。突如出現したこの映画的空間に、誰もが “心のくすぐり”を感じることだろう。かくして幕を開けた本作は、やがて女子高生の殺人事件へ飲み込まれていく。その容疑者として挙がったのは心的障害を抱えた青年。彼の無実を信じてやまない母親は独自の捜査網で真犯人を追いつめていくのだが…。これまで外部に巣食う得体の知れない“敵”を示唆してきた鬼才ポン・ジュノは、ここにきて主人公の内側に起こる天変地異にこそ焦点を当てる。すべての人類にとっての絶対的存在=母が、そのとき下す究極の判断とは?可笑しみと哀愁とが混雑した、一筋縄ではいかない人間ドラマだ。

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