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2009/11/01

母なる証明

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『母なる証明』です。

いま、奇妙なダンスがはじまる。生活感のあるおばさんが小高い丘で、ユラリと身体をくねらせるのだ。突如出現したこの映画的空間に、誰もが “心のくすぐり”を感じることだろう。かくして幕を開けた本作は、やがて女子高生の殺人事件へ飲み込まれていく。その容疑者として挙がったのは心的障害を抱えた青年。彼の無実を信じてやまない母親は独自の捜査網で真犯人を追いつめていくのだが…。これまで外部に巣食う得体の知れない“敵”を示唆してきた鬼才ポン・ジュノは、ここにきて主人公の内側に起こる天変地異にこそ焦点を当てる。すべての人類にとっての絶対的存在=母が、そのとき下す究極の判断とは?可笑しみと哀愁とが混雑した、一筋縄ではいかない人間ドラマだ。

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