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2009/12/22

蘇りの血

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『蘇りの血』です。

あの世から、血まみれになって二度目の産声をあげた男。
最高傑作と名高い『空中庭園』の公開直前、自ら引き起こした事件によってフェイドアウトを余儀なくされた豊田利晃。再起復活となる本作は、有史以前の神話世界を舞台に、一度は命を落とした按摩師があの世から現世へカムバックし、自堕落で無慈悲な王に囚われた少女を救いだそうとする。こんな異様な空気を練り上げる才能はいまだに日本で彼しかいないし、映像からは血まみれの赤子が母の胎内より生まれ来る感覚がヒリヒリと伝わってくる。上映時間の短さとスローモーションの多様がやや悔やまれるが、音楽と映像の相乗効果という意味では相変わらずのボルテージをみなぎらせる。今回はまだまだ軽いジョブ。今後の豊田のセカンド・ステージの序曲として受け止めたい。

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