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2010/01/28

パラノーマル・アクティビティ

たった1万5千ドルの製作費で何ができるだろう?

まず、有名俳優は使えない。VFXを施すのも難しければ、撮影場所を抑えるのも大変…つまり、この企画は当初より劇場用のビジネス・モデルとして成立しないのだ。

でもだからこそ『パラノーマル・アクティビティ』は突然変異の自主製作として生まれ、底辺から這い上がった。そしていつしかこの映画をめぐる噂は都市伝説のごとく広まり、ついに劇場公開されるや否や全米で1億ドル以上を稼ぎ出す事態となった。09年最大のニュースは『アバター』の3D革命に譲るにしても、2番目に来るのは間違いなく本作の下剋上だろう。

86分の短い映画なので、ストーリーについては触れずにおこう。見どころは、新居に移り住んだ若いカップルの遭遇するポルターガイスト現象の数々。手持ち、または据え置きのカメラに映り込む、アイディアだけで刻まれたささやかな“驚き”の総和が、観客の目をほころばせる。ドアがギギギ…と動くだけで、なんだか無性に楽しい。僕らにも手の届きそうな手づくり感覚。「怖い!!」とヘトヘトに疲れるのではなく、観賞後の余力を「誰かに伝えたい!」という想いに向かわせる。ツイッターの普及とこの映画の成功は不可分だろう。

すなわち、映画の成熟度として、というよりも、本作はコミュニケーション・ツールとして最高のコストパフォーマンスを達成したというわけだ。どんなにビジネススキームをばっちりと組んだ映画会社であっても、この成功は計算して起こせるものではない。“現象”は意図せずして起こった。観客は本作の「ビジネス臭のしない無邪気さ」を敏感に察知し、自らも進んでこのパラノーマル(超常的な)・アクティビティ(動き)に吸収されたいと欲した。

ということは、本作が仮に完璧な映画であったなら、ここまでの現象は起こり得なかったことになる。これは新たな可能性なのか?それとも既存の映画の限界なのだろうか?

と疑問を投げかけたところで、パラノーマルな家は相変わらずゴゴゴ…と擬音を発するのみだ。

ちなみに、本作の劇場公開が決まってからスピルバーグのアドバイスにより追加撮影が行われたという。これはスピルバーグ流のアイディアを伝授したというよりも、劇場映画としての“作法”を教授したといったほうが適当かもしれない。

かつて『ポルターガイスト』を手掛けた(製作)彼が、いま本作を交えて新世代の才能と言葉を交わしている・・・そんな場面を想像するだけで無性にドキドキする。

コミュニケーション・ツールとしての『パラノーマル』は、ここでも才能と才能をつなぎ、見事にその威力を発揮していたわけである。

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2010/01/27

イエローキッド

「ホーガンズ・アレイ」については前に「アメリカン・コミックス大全」(小野耕世著/晶文社)で読んだ覚えがある。新聞掲載漫画の元祖であり、はじめはカラー発色を試すイラストだったはずが、やがて爆発的な人気を得るようになった(と記してあった)。

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2010/01/26

マイレージ、マイライフ

「人生の荷物は最小限に」をモットーに掲げるライアン(クルーニー)は凄腕リストラ執行人。この不況下で1年の320日を出張先で暮らしている。物質主義や人間関係にも囚われない彼にとって、分刻みのフライトで貯まるマイレージだけが“生きた証”だった。

そんな彼にもやがて変化が訪れる。指導役として組んだ新入社員ナタリーと衝突しあいながら仕事の流儀を手ほどきし、また便利な恋人アレックスと付き合ううちに、おのずと人と人との繋がりに惹かれている自分に気付き始めるのである…。

Up3

『サンキュー・スモーキング』『ジュノ』とウェルメイドなコメディを世に送り出してきたジェイソン・ライトマン。映画監督アイヴァン・ライトマンの子として生まれ、身近なところにいつもカメラを意識して育ってきた彼の語り口は、ほかのフィルムメーカーと違い、歌舞伎役者の息子が物心ついたときにはすでに舞台に上がっている人生と似ている。

会話を交わすように、呼吸をするように、物語を紡ぐ。撮るほうがそんな感じだから、観客も肩に力を入れることなく自然とその世界に身を預けられる。『サンキュー・スモーキング』と『ジュノ』の主人公が遭遇したかのような本作でもその魅力は変わらない。

そして、「よくぞここまで時代を切り取った!」と激賞される本作だが、そもそも映画が「時代を巧く捉える」ためには、時代の瞬間風速と共に、定点観測的な普遍性をも踏まえねばならないのはよく知られたことだ。

観客はまず冒頭から幾人もの男女がクビを言い渡される場面の洗礼を受ける。この身につまされる空気は演技と一味違う。後で調べてみると、なるほど彼らはどうやら役者ではなく、この不況下で本当にクビを言い渡された人たちであるらしい。ジェイソン・ライトマンはこのシーンにドキュメンタリー・タッチでもって彼なりの瞬間風速を刻もうとしている。センセーショナルな題材に対する彼のある種の誠実さ、映画が物語として“閉じない”ための魔法とでも言おうか。

Up2

では、もう一方の、普遍性とは何なのか。

仕事とプライベートにきっちり線を引き、ドラスティックにリストラを貫徹しようとする新入社員ナタリーに対しベテランのライアンは言う。

「いいかい、僕らの仕事は、傷ついた魂を向こう岸まで送り届ける類のものなんだよ」

ライアンが"Limbo"というワードを使うのが興味深い。まさに“あの世”と“この世”の境目って意味だ。この瞬間、現代社会を彩ったこの映画が、実はその作りとしてある種の古典的なストーリーラインにのっとっていたことを意識させる。

つまり、死神たちの午後、である。

彼らの仕事は天上(Up in the Air)から世俗に舞い降りては大ナタを振るい、迷える魂を向こう岸へ送り届ける、まるで死神。そんな彼らは仕事の流儀について同業者どうし語り合うこともある。地道に弟子を育てたりもする。で、ときどき無性に孤独を感じ、温もりを欲し、ああ、人間もいいな、とさえ思ってしまう…

モノクロ、サイレントでも表現できそうなこれらの普遍性が『マイレージ、マイライフ』の基調和音として響いている。またそれらを表現するジョージ・クルーニー、アナ・ケンドリック、ヴェラ・ファーミガのハーモニーも絶妙だ。それらをきっかけに、雇用者と被雇用者の契約から次第に同僚、恋人、家族といった人間同士の関係性を大きく包含する地点にまで視野を広げていく手腕。世代を問わずウェルメイドと言わしめる勝因はここにもあるのだろう。

Up01

はたして死神(あくまで比喩)が人間になることを欲した地点でどのような結末が待っているのか。本作のエンディングはきっと観た人ごとに受け取り方が違う。"Up in the Air"の「宙ぶらりん」という意味が深く響き、なおかつ(メイン画像にもあるように)飛行場の広大な電光掲示板を見つめるジョージ・クルーニーの姿に様々な思いが去来する。

そしてジェイソン・ライトマンはいつもその締めくくりを観客に委ねるのだ。そのスタンスこそ彼が33年の人生で培ってきたフィルムメーカーとしての流儀なのだと言わんばかりに。

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2010/01/25

全米ボックスオフィスJan.22-24

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jan.22-24 weekend】

01 Avatar (→)
02 Legion (-)

03 The Book of Eli (↓)
04 The Tooth Fairy(-) 
05 The Lovely Bones (↓)
06 Sherlock Holmes (↓)
07 Extraordinary Measures (-)
08 Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel
(↓)
09 It's Complicated (↓)
10 The Spy Next Door (↓)

■記録更新の話題から。6週目の『アバター』の北米興収が『ダークナイト』(5億3300万ドル)を抜き去り、いよいよ歴代No.2となった。残すは『タイタニック』の6億100万ドルのみ。ロイター通信の伝えるFOX関係者の話だと、あと2週間内にはNo.1に到達するだろうとのこと。なお、『アバター』の世界興収も『タイタニック』(18億4300万ドル)越え間近。北米の興収を除外した海外興収ではすでに『タイタニック』(12億4200万ドル)を凌駕し歴代トップの座を獲得している。というわけで、『アバター』の週末興収は推計3,600万ドル。先週比16%と落ち方も緩やか。

■2位は黙示録スリラー"Legion"が初登場。神より使わされし大軍団の襲来を受けて、ダイナーに居合わせた人間たちの必死のサバイバルが始まる。。。週末興収は推計1800万ドルほど。■"The Book of Eli"(邦題『ザ・ウォーカー』)は推計1700万ドルを計上し、累計を6200万ドルとした。製作費に8000万ドルかかっているので、もう少し踏ん張りたいところ。■4位にはドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)主演の"The Tooth Fairy"。ラフなプレーで知られるホッケー選手がなぜか“歯の妖精”として働くことをよぎなくされるファンタジック・コメディ。週末の興収は1450万ドルほど。

■5位の『ラブリー・ボーン』は興収880万ドルとそれほど伸びはないが、唯一、上映館数を上昇させている。ティーンの客足が伸び始めているとの噂もあるが、ピーター・ジャクソン好みのデリケートな物語なだけに、配給側も観客側も手探り状態が続いているようだ。日本では今週末公開。

■6位『シャーロック・ホームズ』の累計興収は1億9156万ドル。来週の今頃は2億ドル越えの祝杯をあげているところか。■7位にはハリソン・フォード&ブレンダン・フレイザー主演の"Extraordinary Measures"が登場。遺伝性の病に侵された子供を救うため、両親がその鍵を握る研究者を探し求める、実話を基にした物語。興収は700万ドルとあまり振るっていない。■ランク外では"The Last Station"や"Crazy Heart"といった秀作ミニシアター系が順調にアベレージを伸ばしている。

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2010/01/21

Dr.パルナサスの鏡

創造力を解き放て。
奇才テリー・ギリアムがとんでもない願望成就装置を引っ提げて帰ってきた。
Drparnassus_3   

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2010/01/18

全米ボックスオフィスJan.15-17

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jan.15-17 weekend】

01 Avatar (→)
02 The Book of Eli (-)

03 The Lovely Bones (↑)
04 Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel (↓) 
05 Sherlock Holmes (↓)
06 The Spy Next Door (-)
07 It's Complicated
(↓)
08 Leap Year (↓)
09 The Blind Side (↓)
10 Up in the Air (↓)

■『アバター』は5週目に突入。週末3日間の推計興収4,130万ドルを計上し、累計を4億9,180万ドルとした。これにより歴代興収ランキング3位だった『スター・ウォーズ』は4位へと退き、残すタイトルは『ダークナイト』(5億3,300万ドル)と『タイタニック』(6億100万ドル)。ただし『アバター』の場合3D用の追加料金がかかっているので、観賞者数でいうと上位作品とはまだ大きな隔たりがあるのかもしれない。■2位はデンゼル・ワシントン主演のSFアクション"The Book of Eli"(邦題『ザ・ウォーカー』)。文明の崩壊した近未来、たった1冊残る本を西へ西へとただひたすら運び続ける男の物語。共演はゲイリー・オールドマン、トム・ウェイツ。推計週末興収3,160万ドル。ただし初日となった金曜の売り上げでは『アバター』を僅かに上回った。■3位はいよいよ拡大公開を迎えた『ラブリー・ボーン』。興収は1,700万ドルほど。■『シャーロック・ホームズ』も興収980万ドルと勢いがなくなった。累計では1億8,000万ドルに到達。これは製作費の約2倍に相当する。■ランク外では3館で限定公開の始まった"The Last Station"がゴールデン・グローブ賞ノミネート効果あってか1館あたりのアベレージ27,000ドルという高稼働を記録している。

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2010/01/16

かいじゅうたちのいるところ

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『かいじゅうたちのいるところ』です。

さあ、かいじゅうおどりをはじめよう!!!うおっーー!!!!
まぶしい光の中、男の子が雪崩の如く階段を駆け下りる。大人たちはこのダイナミックなカメラワークが原作1ページ目の忠実なる再現とは気付かぬまま少年マックスの心に潜り込んでいくことだろう。幼さゆえの獰猛ぶりでひたすら愛情をむさぼる「かいじゅう」は、ママと喧嘩して自宅を飛び出ると、ぐんぐん走って、漕いで、ふと気がつくとそこは、かいじゅうたちのいるところ…。デジタル処理によって表情を獲得した怪獣たちが、動く、跳ねる、踊る。彼らとの愉快かつ極度にセンシティブな交流を通じ、マックスが他者との関係、そして他者に対する責任について学んでいく姿にキュンとくる。カレンOが手掛ける音楽も少年の心を代弁するかのようで圧倒的に素晴らしい。

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ちなみに予告編で使用されている楽曲はカナディアン・バンドThe Arcade Fireによる"Wake Up"。この映画のために再録されながら本編には登場しません。

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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『ミレアにアム ドラゴン・タトゥーの女』です。

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2010/01/15

板尾創路の脱獄王

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『板尾創路の脱獄王』です。

笑いではなく、胸の奥をむず痒くさせる妙技。
どんなに緊迫した場面でも彼の周囲だけは特殊な時間が流れる―。そんな類稀なる存在感により多くの監督からラブコールの絶えない板尾創路が、満を持して自分自身を演出する。それは昭和初期、些細な罪により逮捕され、その後、度重なる脱獄に挑んだ男の物語。逃げる。でもすぐに捕まる。その繰り返し。はたしてその行動に隠された真意とは…?ほんの軽い気持ちで見始めたものの、だんだん目の離せない展開に。というのも、板尾の先天的な“天然ぶり”が大勢のスタッフを介して緻密に再構築されていく妙技に恐れ入ったのだ。これはある意味、マルコヴィッチならぬ、板尾創路の頭の中なのかも。それにいぶし銀を添える國村準も絶妙に光る。あんた最高だよ!

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2010/01/13

シャネル&ストラヴィンスキー

シャーリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル』、オドレイ・トトゥが若き日のシャネルを演じた『ココ・アヴァン・シャネル』、そしてシャネル・イヤーの大トリを務めるのがこの『シャネル&ストラヴィンスキー』である。

Cocochaneligorstravinsky01
シャネルの人生にスポットライトを当てた前2作に比べて、本作はちょっと気色が違う。

デザイナーのココ・シャネル、作曲家のストラヴィンスキーという同じ時代に居合わせたふたりの寵児が、アーティストとして、男女として激しくその感性をぶつけあう。そのほんの一瞬の火花を見逃さず、それぞれの体内に流れる全く異なるメロディーを丹念に同期させていくのである。

よく映画の中での演技のぶつかり合いを“化学変化”などと言うが、これは歴史の裏側で“実際に起こったかもしれない”化学変化を、作り手の創造力を駆使して蘇らせた意欲作といえるだろう。

監督を務めるのは、もう10年も前になるが『ドーベルマン』のスタイリッシュかつ破天荒な映像で世界を驚愕させたヤン・クーネン。

今回は同じ人間の演出とは思えないほどの格調高さが香る。作り手がふたりの超人に心酔し、その奇跡的瞬間(当時を生きた人間でさえ、その実際を目の当たりにする者はいなかったのだから)の再現に息を潜めて立ち会っているかのような印象を受ける。

ただ、そのクーネンに背負わされたあまりの重責のせいか、中盤には男女のもどかしい縺れ合いが続き、いささか冗長な語り口に陥ってしまうのだが…

いや、正直、そんな細部はどうでもいいのだ!

というのも、本作はそれらの試行錯誤が瑣末に思えるほど、僕らが芸術を語る上で欠かせない歴史的大事件=ストラヴィンスキーの「春の祭典」初演をフィルムに再現しているのだから。

ストラヴィンスキー作曲、ニジンスキー振り付けによるこの新作バレエが与えた衝撃は大きい。バレエの伝統を覆す奇異なるステップ、白塗りのメイク、それに美しい情景やストーリーを語るのではなく人間の内なる感情の高鳴りにこそ肉薄した変拍子サウンド。。。

未体験の前衛表現とも芸術への愚弄とも受け取れる作品を目の当たりにした人々は瞬く間に混沌に陥った。ある者は罵声を浴びせて席を立ち、またある者は全身全霊を込めて賞賛の拍手を送る。このときパリのシャンゼルゼ劇場は両者の喧騒で演奏自体が聴こえなくなるほどだったという。

もちろん、後に「傑作」と呼ばれる作品を時代の最前列で受け止め、正当な判断を下すことは極めて困難な所業である。それこそ知識や才能ではなく、直感のなせるわざだ。

しかしこのときココ・シャネルは確かに「春の祭典」に何かを感じ取ったのであり、そこから始まる蜜月が彼女の「N°5」の香りをもたらすインスピレーションとなった(と本作は推定する)。

これはアーティストとして興奮に値する化学変化である。後の映画音楽に大きな影響を与えた、『サイコ』や『ジョーズ』のような、あの音楽の正体が知りたい。そして、当時そこに漂っていた香りを体感したい。ヤン・クーネンもその目撃者でありたいと心から欲し、誰もやらないからこそ今ここにその場面を自らの意志で出現させたのだろう。

ある意味、クーネンの脳内では最初から最後まで、あの衝撃的な「春の祭典」が鳴りつづけていたのかもしれない。

そんな作り手の想いを見透かすように、舞台はいきなり晩年へ跳ぶ。

Cocochanelandigorstravinsky4_2 

シャネルとストラヴィンスキーが、それぞれ別の場所で、かつての束の間の蜜月へ、ふと想いを馳せる。その瞬間、スクリーンには再びあの「春の祭典」キャストらがのっそりと現れ、白塗りの顔を寄せ合ってじっとこちらを見つめてくるのである。

精霊のように。

または芸術という名の魔物のように。

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シャネル&ストラヴィンスキー
監督:ヤン・クーネン
出演:アナ・ムグラリス、マッツ・ミケルセン
(2009年/フランス)ヘキサゴン・ピクチャーズ

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2010/01/12

シャーロック・ホームズ

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『シャーロック・ホームズ』です。

ホームズよりもダウニーJr.がメインのショータイム

アメコミが原作者を代えリニューアルしつづけるように、19世紀末より蘇りしこのミステリー・アイコンも大きく様変わりを遂げた。こと映画になると秘密結社を持ち出したがる推理モノの定石に従いつつも、ビジュアル先行型のガイ・リッチーは物語を捜査の中途から起動させるし、ホームズは半裸で格闘、婚約を控えたワトソンに嫉妬、自分を出し抜いたマドモワゼルに恋心すら芽生えさせる。そんな破天荒なトリックスターもダウニーJr.の存在感あってこそ。そして側に控えるジュード・ロウとのツーショットを目にすると、「ミステリーは皆無」といった不満も吹き飛んでしまう。次回作、宿敵モリアーティ役にブラピの名も挙がっているが、さてどうなる?


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2010/01/11

(500)日のサマー

「この物語はフィクションであり、実在の人物や出来事などとはまったく関係がありません。●×(前の彼女)のことなどは特にね…ビッチめ!」

500_days_of_summer
そんな前書きと共に幕を開ける『(500)日のサマー』は、作者自らが否定するように「ラブストーリーではない」らしい。かといって恋愛についてゴダール的な哲学を吐露するわけでもなく、つまりはそのちょうど中間域にある際どいストライクゾーンを狙ってオリジナリティあふれる主観世界を披露してみせる。

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全米ボックスオフィスJan.8 -10

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jan.08-10 weekend】

01 Avatar (→)
02 Sherlock Holmes (→)

03 Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel (→)
04 Daybreakers (-) 
05 It's Complicated (↓)
06 Leap Year (-)
07 The Blind Side (↓)
08 Up in the Air (↓)
09 Youth in Revolt (-)
10 The Princess and the Frog (↓)

■依然として王座から動く気配のない『アバター』の4週目は、やや勢いが削がれてきたものの、週末の推計興収4,850万ドルを計上して、累積興収を4億2,900万ドルとした。この時点で、2009年公開作品としては『トランスフォーマー/リベンジ』を抜き去りNO.1の売り上げとなり、さらに『タイタニック』を頂点とする歴代興収ランキングではいよいよ7位に食い込んできた。また、先週はジェームズ・キャメロン監督が原爆投下時のルポルタージュに関する映画化権を取得していることが明らかとなり、毎日新聞の取材によると『アバター』のPR来日時には広島と長崎で二度の被曝を体験した山口彊さん(4日に胃がんのため死去)とも対面を果たしたという。■2位の『シャーロック・ホームズ』は1,660万ドルを売り上げ、3週目の累計興収を1億6,500万ドルとした。ジョエル・シルバー製作、ガイ・リッチー監督作なだけあって、「ホームズなのにノー・ミステリー。でも映像は楽しい」と言われている本作。ホームズの宿敵モリアーティ教授もちょっとだけ登場するが、あくまでシークレット的存在で拝顔はできない。既に次回作も動き出している様子で、教授役としてブラッド・ピットが候補に挙がっているという噂も。■3位も先週とは変わらず、"Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel"。クリスマスシーズンのイギリスでは『アバター』を破って1位に君臨した週末もあった本作。製作費7500万ドルながら累積興収は1億7800万ドルに達した。■4位にはイーサン・ホーク主演のヴァンパイア映画"Daybreakers"。ヴァンパイアが世界を征服した未来、血液の乱獲によって人間はほぼ絶滅し、ヴァンパイアたちは深刻な資源不足に悩まされていた・・・。■6位にはエイミー・アダムス主演のロマンティック・コメディ"Leap Year"。うるう年にプロポーズされたら必ずYESと答えねばならない伝統にのっとり、単独アイルランドへ乗り込もうとする主人公。しかし飛行機はそのずいぶん手前で緊急着陸してしまい…。『ジュリー&ジュリア』の主演二人(メリル&エイミー)は、ここボックスオフィスでも順位を隣り合わせている。■気になるのは13位の『NINE』で、先週から350館ほど上映館を減少させた。ゴールデングローブ賞の各部門に名前が連なっていながら、どうも評判が芳しくない。賞レースの結果で挽回できるか?

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2010/01/06

ラブリー・ボーン

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『ラブリー・ボーン』です。

Lovely_bones

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2010/01/05

アバター

ジェームズ・キャメロンの最新作『アバター』は映画の未来をどう変えたのか。「映像は凄いが、物語は物足りない」と囁かれる中、僕自身はこんなことを考えてみました。

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2010/01/04

全米ボックスオフィスJan.01-03

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jan.01-03 weekend】

01 Avatar (→)
02 Sherlock Holmes (→)

03 Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel (→)
04 It's Complicated(→) 
05 The Blind Side (→)
06 Up in the Air (→)
07 The Princess and the Frog (→)
08 Did You Hear About the Morgans? (↓)
09 Invictus (↑)
10 Nine (↓)

*今回のボックスオフィスは接戦が繰り広げられ、結果的に推計と確定後とでは順位が前後しています。修正が加わった部分は赤文字になっています。

■『アバター』の世界興収が公開17日目にして史上最速の10億ドル越え。現時点で『タイタニック』『ロード・オブ・ザ・リング王の帰還』『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』につづく歴代4位の収益額に達している。そんな中、北米での週末興収は6,849万ドル。通常のブロックバスター作品だと1週目にスパークしてその後は収束していくのに、『アバター』はほとんど数字が落ちていない。累計は早くも3億5,200万ドル。■2位の『シャーロック・ホームズ』は3,660万ドルを売り上げ、10日間の累計興収を1億3,870万ドルとした。■3位も先週とは変わらず、"Alvin and the Chipmunks:The Squeakquel"。3,519万ドルを計上し、累計では1億5,590万ドル(累計が2位の『シャーロック~』よりも高いのは"Alvin~"の封切日が前者よりも2日早かったため)■ちなみに、年明けの気になるニュースとして、5位"The Blind Side"の主演サンドラ・ブロックが映画年鑑などで名高い出版社“グイッグレー”主催の"Top Money Making Star"に選出された。彼女の勢いは今年も持続するのだろうか。

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2010/01/03

ジュリー&ジュリア

40年前のパリと、現代のニューヨーク。食材、街並み、服装、家具に調度品だって香りを放つ。。。作品を取り巻くあらゆる美術が鮮烈に感性を楽しませ、そこに料理が供され、次の合言葉ですべてのバランスが調和する。

"Bon Appetit !"

Julie_and_julia_3   
きっかけは夫の転勤だった。ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)のパリ生活が幕を開ける。平凡な主婦(←男性がこんな表現使っちゃ失礼ですよね。。。)の彼女はいつも明るく、何事にも前向きに取り組む、気持ちのいい女性だった。誰も彼女を嫌う者はいない。甲高い声、ヒョロンと長身な体型。使いこなせぬフランス語も気持ちでカバーしつつ、彼女が見出したひとつの題材は「料理」だった。手の込んだフランス料理の作り方を、“助手なし”でもできる家庭料理として英語で紹介したい。。。熱い想いが仲間を呼び、ジュリアは夢の実現に向けて少しずつ歩き始める。高尚と思われがちなフランス料理を庶民の目線に取り戻した彼女は、後に料理研究家として料理本やテレビ出演、それに独特のキャラにより「サタデーナイトライブ」でもネタにされるほどのセンセーションを巻き起こす。

そして物語は時空を超え、同時進行する。ジュリアと共に日常の冒険に踏み出すのは、40年後のニューヨーク・クイーンズに暮らすアラウンド・サーティーな女性ジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)だ。朝、彼女の出勤風景の背後に摩天楼が浮かぶ。でもそこにはあるべき双子の構想ビルが手品のように消失している。時は2002年。彼女の生活圏には9.11後の影響が今も生々しく残り、彼女は公務員としてテロに関係する相談窓口を担当している。どんなに仕事や友人関係やこれからの人生のことで落ち込もうとも、彼女には宝物がある。それはかつてジュリア・チャイルドが著した料理本。アメリカ人にフランス料理を紹介した革命的な本だった。ジュリーは突如として思い立つ。日々、ジュリアが手掛けたあらゆるレシピを料理し、その模様をブログに掲載していこう。期限は1年間!その日のエントリーの末尾はこう締めくくられた。

"How far it will go, no one can say..."
(はてさて、どうなりますことやら)

別々の時代を生きるふたりが出逢うことはない。でも、彼女たちはそれぞれの辿る“物語”においてしっかりと繋がっている。女性であること。そしていま、料理と向かい合っていること。この2点を媒介に、40年もの時差を経て生きるジュリア&ジュリーは少しずつ、時間を同調させていく。これはスティーヴン・ダルドリー監督作『めぐりあう時間たち』で用いられた手法をもっとシンプル化したものと言えるのだろう。

この映画で主演女優のオスカー候補になったメリル・ストリープはいつものイメージを覆す針の振り切れぶり。底抜けの明るさの彼女の姿を目にするだけで観客も幸福感でいっぱいになる。ただ1つだけ彼女が思いつめた表情を見せるのは、夫との間に子宝に恵まれないことを示唆する場面だっだ。女性映画の第一人者ノーラ・エフロンはどうしてこのようなシーンを入れたのか。ひとつは彼女の人生を描くうえで欠かせない要素と考えたのだろう。加えて、ジュリアは子宝に恵まれなかったが、一方で本作は、40年後の現代にもなお、彼女の人生に感化された素晴らしい子供たちが次々と誕生していることを賛美する映画でもあるのだ。

物語のラスト、ジュリーがスミソニアン博物館にある展示品“ジュリア・チャイルドのキッチン”を巡礼する。

ジュリアの肖像に敬意をこめて、ジュリーはこっそりとバターを奉納する。“ジュリアの子供”から“母”へ、最初で最後のプレゼント。そしてこれを受け取るように、40年前のジュリアのもとへ幸福の郵便物が届けられる。

影響力とは過去から現代へ、ただ一方向に作用するものではない。これぞ映画の見事なタイムトラベル機能。日常レベルのささやかな演出が、ふたりの女性の関係性に(生涯のうちに言葉は交わさなかったにしろ)とても爽やかな後味をもたらしてくれる。

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誰がため

かつてヘミングウェイの著した「誰がために鐘は鳴る」は、スペイン国家が真っ二つに分かれて泥沼の殺し合いを繰り広げた内戦期を描いた物語だった。本作はおそらくそこからタイトルの一部を邦題に拝借したのだろう。舞台はやや緯度を上にずらした北欧デンマーク。それもナチスによる占領時代だ。このとき、やはりこの国でも、国民を二分した血なまぐさい衝突が延々と繰り広げられていた。

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原題は"Flammen & Citronen"。ふたりの主人公の名前である。1944年、コペンハーゲン。歳の10以上離れたふたりは、ナチスに牛耳られた祖国を奪還すべくレジスタンスに身を捧げる。大義名分のためなら血を流す行為だって辞さない。組織はふたりに重要な仕事を託する。ナチスに心を売った裏切り者たちを暗殺せよ、というのだ。彼らに疑う余地はなかった。組織の命令は常に正しい。暗殺された者たちは正真正銘の悪人たちである・・・。

しかし、ふとした出来事をきっかけに迷いが生じる。はたして組織の情報は正しいのか?そして本当に我々は正義を実行していると言えるのだろうか・・・?

本来ならばナチスに対抗するレジスタンス組織はデンマーク人にとって英雄であるはず。しかし実在したふたりの闘士が直面したのは、「正義」に隠されたジレンマであり、落とし穴でもあった。彼らに関する資料をデンマーク政府が長らく公表しなかったというのも頷ける話である。

あれから65年以上が経過し、世界ではいまだに「大義名分」を振りかざして生命を奪う行為が絶えない。そういう時流へのアンチテーゼなのか、それともデンマーク人のほとぼりが冷め、戦後生まれの若い世代が「真実を知りたい!」と欲したのか、本作は公開されるや国民の8人に1人が劇場へ足を運ぶほどの大ヒットを記録したという。

天使と悪魔』のトゥーレ・リントハート、『007/カジノ・ロワイヤル』『アフター・ウェディング』『シャネル&ストラヴィンスキータイタンの戦い』(リンクはすべて拙ブログ内のレビューに飛びます)でもお馴染みのマッツ・ミケルセンふたりの国際派俳優による焦燥した名演に圧倒される。彼らのアプローチなくしてこれほどのブームを巻き起こすのは不可能だったろう。

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2010/01/01

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【2012年3月公開作品】

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アリス・クリードの失踪

【2011年5月公開作品】

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【その他】

サラの鍵

ジャック、舟に乗る

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ビューティフル・ボーイ

ザッツ・マジックアワー

ヒットマンズ・レクイエム"In Bruges"

ホワイト・オン・ライス

CSI科学捜査班(タランティーノ編)

懺悔(1984)

トルパン

ホーム/我が家

スリ

マイ・ライフ、マイ・ファミリー"The Savages"

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その他の劇場公開作品につきましては、
五十音別の個室に雑然と格納してあります。

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おめでとうございます

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こちらは快晴!
屋上からは富士山が見えました。

あけましておめでとうございます。

本年も精進して参ります。常に「お前は世界の中心ではないのだ!」と身の程をわきまえ、ひとつひとつの映画が持つパーソナリティにググッと寄り添っていきたいと思います。

↓新年も応援よろしくお願いいたします。

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2009年ベスト

あけましておめでとうございます!

年の瀬、またしても世の中にとって寸分たりとも有益とは思えない「マイ・ベスト10」を選出いたしました。(過去3年間の結果はこちら・・・2006年2007年2008年

今年の格付けはこんな具合です。

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最終更新23:20 10本

1、子供の情景

2、扉をたたく人

3、愛のむきだし

4、イングロリアス・バスターズ

5、ディア・ドクター

6、グラン・トリノ

7、3時10分、決断のとき

8、脳内ニューヨーク

9、サーチャーズ2.0

10、リミッツ・オブ・コントロール

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【場外】

11~15

しんぼるミルクシリアの花嫁不灯港、ヘルボーイ・ゴールデン・アーミー

16~20
チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室レスラー戦場でワルツを、THIS IS ENGLAND、スラムドッグ・ミリオネア

buy a suitスーツを買う、アバターマイケル・ジャクソンTHIS IS IT私の中のあなたアドレナリン:ハイ・ボルテージ96時間レイチェルの結婚フロスト×ニクソンパイレーツ・ロックアンヴィル!

007/慰めの報酬、アバンチュールはパリで、ウォッチメン、倫敦から来た男、インフォーマント!、カティンの森、あの日、欲望の大地で、空気人形、ココ・アヴァン・シャネル、色即ぜねれいしょん、縞模様のパジャマの少年、バーダ―・マインホフ 理想の果てに、湖のほとりで、チェイサー、マン・オン・ワイヤー、スタートレック、路上のソリスト、バーン・アフター・リーディング、チェンジリング、ロルナの祈り

ワカラナイ、ドゥーニャとデイジー、クヒオ大佐、悪夢のエレベーター、30デイズ・ナイト、ノウイング、それでも恋するバルセロナ、夏時間の庭、ザ・バンク 堕ちた巨像、映画は映画だ、ダウト~あるカトリック学校で~、愛を読むひと、フィッシュストーリー、ディファイアンス、インスタント沼、HACHI 約束の犬、サマーウォーズ

フォース・カインド、誰がため、バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>、母なる証明、プール、宇宙へ、サンシャイン・クリーニング、人生に乾杯!、ターミネーター4、アライブ生還者、ウォー・ロード、天使と悪魔、四川のうた、ワルキューレ、チェ 28歳の革命、罪とか罰とか、フェイクシティ、悲夢、レボリューショナリー・ロード、ヘル・ライド、ザ・ムーン、チェ 39歳 別れの手紙、ちゃんと伝える、牛の鈴音、カールじいさんの空飛ぶ家、パブリック・エネミーズ、キャピタリズム~マネーは踊る~、九月に降る風、ハリー・ポッターと謎のプリンス、ウェディング・ベルを鳴らせ、ベンジャミン・バトン数奇な人生、エレジー、幸せはシャンソニア劇場から

2012、わたし出すわ、ワイルド・スピードMAX、ウルヴァリンX-MEN ZERO、孫文-100年先を見た男ー、里山、G.I.ジョー、MWムウ、ザ・スピリット、サガン悲しみよこんにちは、ブッシュ、デュプリシティ、ある公爵夫人の生涯、ダイアナの選択、ミーアキャット、パッセンジャーズ、山形スクリーム、TAJOMARU、ピリペンコさんの手づくり潜水艦、ベジャールそしてバレエはつづく、ロフト.、セントアンナの奇跡、蟹工船、鈍獣、トランスフォーマー リベンジ、重力ピエロ、バビロンAD、GOEMON、レッド・クリフ2、シャッフル、ワンダーラスト、クローンは故郷をめざす、蘇りの血

ちなみに、今年の(負の)チャンピオンは・・・

レインフォール/雨の牙

でした。(次点に『スピリット』『MWムウ』)

『レインフォール』の見どころは、『ボーン・アルティメイタム』を思わせる捜査員と逃亡者のチェイス・シーン。巧みに捜査網を掻いくぐる椎名に対し、ゲイリー・オールドマンは指令室から部下に指示を出す。が、ことごとく交わされ、部下「すみません!まかれました!」、オールドマン「ガッデム!」。このときのターゲットはたった一人で、捜査員とのやり取りは無線で行われているのに、指令室では終始、大勢のスタッフが慌ただしく(無駄に)動いており、なぜか電話の着信音が(無駄に)ひっきりなしに鳴り響いている。この矛盾には感動さえ覚えた!

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