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2010/01/15

板尾創路の脱獄王

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『板尾創路の脱獄王』です。

笑いではなく、胸の奥をむず痒くさせる妙技。
どんなに緊迫した場面でも彼の周囲だけは特殊な時間が流れる―。そんな類稀なる存在感により多くの監督からラブコールの絶えない板尾創路が、満を持して自分自身を演出する。それは昭和初期、些細な罪により逮捕され、その後、度重なる脱獄に挑んだ男の物語。逃げる。でもすぐに捕まる。その繰り返し。はたしてその行動に隠された真意とは…?ほんの軽い気持ちで見始めたものの、だんだん目の離せない展開に。というのも、板尾の先天的な“天然ぶり”が大勢のスタッフを介して緻密に再構築されていく妙技に恐れ入ったのだ。これはある意味、マルコヴィッチならぬ、板尾創路の頭の中なのかも。それにいぶし銀を添える國村準も絶妙に光る。あんた最高だよ!

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