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2010/02/11

第9地区

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『第9地区』です。

District9

LAでもNYでもなく、それはヨハネスブルグで起こった―。
ある日突然、市民の頭上に巨大UFOが出現、そして立ち往生。見かねた政府によって救助された大量のエイリアンは“第9地区”へ隔離されるが、28年後、その地は犯罪と暴力の温床と化していた…って、一体全体なんちゅう発想力!これは“招かれざる隣人”をめぐる社会派ドキュメンタリーの体裁を取りながら、いつしかパワー全快のSFアクションにまでジャンルを進化させていく驚くべき異色作だ。ごく平凡な当局職員による決死の覚悟に心震え、なおかつエイリアン親子の愛に胸熱くなる。すべては南ア生まれ&ロス・ジェネ世代監督の生々しい原体験と、遊び心溢れるガジェット・ビジュアルの賜物。この高度な合わせ技にピーター・ジャクソンンが惚れ込んだのも頷ける。

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’79年生まれのブロムカンプ監督は、そもそもピーター・ジャクソンの指揮下でゲームソフト「Halo」の映画化で監督デビューする予定だったが、スタジオ側のゴタゴタであえなく頓挫。しかしその代償として、大傑作『第9地区』が世に出ることになったとは・・・なんとも皮肉な話です。そして本作の原案となった短編"Alive in Joburg"はこちら。

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