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2010/02/09

ハート・ロッカー

300文字レビュー」とは、映画への想いをたった300文字に凝縮させる、お手軽な文系スポーツ。今回のお題は『ハート・ロッカー』です。

手に汗が異常発汗。これは最高の娯楽であり、耐えがたい真実でもある。
04年、バグダッド。爆弾処理兵の背後で爆音が響く。その凄まじい衝撃はあたりの砂塵と兵士の身体をスローモーションで巻き上げ、次の瞬間、勢いよく地面へと叩きつける…。このたったワンシーンで僕らの感覚を制御する安全装置は崩壊。脳震盪みたく意識をクラクラさせながらも映画は待ってなどくれず、身の震えるほどの緊張感が容赦なく更新されていく。これこそ紛れもない米兵の日常。恐怖ってなに?ここは生と死のどっち側?そんな葛藤へ観客を突き落とすビグローの鬼気迫る描写力は、元夫キャメロンと作った『ハート・ブルー』『ストレンジ・デイズ』が遊戯に見えるほど。彼女もまた映画を革新した。これがつまり、アクションの新境地なのだ。
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