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2010/03/29

アーマード 武装地帯

Armored02_2俳優再生工場へようこそ。かつて観客に強烈な印象を与えたことのある俳優たちは、その影響力ゆえ後のキャリアで苦悩することになる。でもそんなとき、彼らにとって『アーマード』は自分が映画の「部品」であったことを思い出させてくれる安息の場所として受け止められたに違いない。マット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンシュ・フィッシュバーン。並みいる俳優たちがここでは皆、横一線。現金輸送中に襲撃を受けたと自作自演し、4200万ドルに昇る大金をせしめようと画策する武装警備員を演じている。イラク派兵での苦い記憶を持つ彼らが「完璧だ。抜かりはない」と打って出た作戦中に、新入りのタイ(コロンバス・ショート)が心変わりしたことから事態は急激なるアクションへ・・・。銃撃ではビクともしない輸送車には米軍を思わせる凛々しい「イーグル」マーク。それに挑みかかるかのようにもうひとつの象徴も登場する。それがタイの弟が自宅に描く不気味な「フクロウ」の絵。
Owl_2それは「勇気を奮い立たせる鷹」に比べ、どんな状況でも自分を冷静に見つめる守護神のようにも思えてくる。ここら辺のドラマの盛り込み方はさすがに巧い。2500万ドルの低予算では描けるアクションにもやや限界が見えるが、これは脚本コンペで6000本の応募作から選ばれた才能ジェイムズ・V・シンプソンと、次回作に『プレデターズ』を準備中のニムロッド・アーントル監督、そしてオーラを葬り去った俳優たちの“試金石”として楽しむべき作品だろう。

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