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2010/08/23

全米興行成績Aug.20-22

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug.20-22 weekend 推計

01 The Expendables (→) $16.5M
02 Vampires Suck (-) $12.2M
03 Eat Pray Love (↓) $12.0M
04 Lottery Ticket (-)$11.1M
05 The Other Guys (↓) $10.1M
06 Piranha 3D (-) $10.0M
07 Nancy McPhee Returns (-) $8.3M
08 The Switch (↓) $8.1M
09 Inception (↓)$7.6M
10 Scot Pilgrim vs. the World (↓)$5.0M

*推計興収が僅差の場合、確定後にランキングが入れ替わる場合があります。

■新たに5作品が加わった今回のランキングだが、どれも頭一つ抜き出ることはなく、ドングリの背くらべ状態が顕著化している。実際、2位から6位までの興収があまりにも接近しているため、数字の確定と共にランキングの変動もありうる。今回のランキングはあくまで暫定と捉えて貰った方がいい。

■そんな中で『エクスペンダブルズ』の興収は先週比52%減とやや多めに客足を失いながらm、なんとかV2を達成。累計興収は6490万ドルに達している。製作費は8000万ドル。筆者も先週試写したばかりだが、80年代へのノスタルジーと&スタローンならでは体制への反発が楽しい映画でした。

■2位には初登場"Vampires Suck"。『トワイライト』をネタにしたコメディ的様相が強いものの、各メディアの評価は最低レベル。ちなみにこの作品、通常の新作が金曜日公開となるところを、あえて水曜日に前倒しており、そのせいで金曜~日曜が対象となる週末興収成績には初日(水曜日)の興収が反映されていない。もしも通常通りの金曜日公開だったなら、『エクスペンダブルズ』を倒して首位獲得という事態もありえたかも。

■3位の『食べて、祈って、恋をして』。(2週目)は先週比48%減と、まずまずの下げ止まり。累計興収は4700万ドル。公開直前にかなりの広告を打っていることもあり、製作費6000万ドル+αの利益を期待したいところだが。4位の新作"Lottery Ticket"は興収的に見ると全く冴えないが、1館あたりのアベレージで見るとTOP10圏内の中で最も高い数値(5,600ドル)を獲得している。これは黒人系の映画が本作のみだったため。70年代のホラー・パニックの再来"Piranha 3D"、エマ・トンプソンがタイトル・ロールを演じる英ワーキングタイトル社製作ファンタジック・コメディ"Nanny Mcphee Returns"も米観客の心をつかめなかった。ジェニファー・アニストン主演のロマンティック・コメディ"The Switch"も鳴かず飛ばず。

■評価は高いが興収的には散々な数字でスタートした"Scot Pilgrim v.s. The World"は「2週目で口コミが広まり下げ止まるかも」という筆者の予測もむなしく、先週比52.6%減。2週目の平均的な下げ幅が50%と言われているので、やや厳しい数値となった。各メディアでは「なぜ、スコット・ピルグリムはヒットしなかったか?」という検証記事なども執筆されたりと、専門家が見て「面白い」と想う映画が市場に反映されない状況に戸惑う声も多く聞かれる。どうも『Kick Ass』といい『ウォッチメン』といい、コアなファンが熱狂する映画には逆に大衆が追随しないという温度差現象が起きているようだ。

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