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2010/09/17

"Rabbit Hole"の底にオスカーが見える?

トロント映画祭でお披露目され、批評家筋にも観客にも高い評価を得ている"Rabbit Hole"(ジョン・キャメロン・ミッチェル監督、ニコール・キッドマン製作&主演)は、その北米での配給権をめぐってライオンズゲートとの間で交渉がまとまりそうだ。同社は本作の年内公開を目指し、これが実現すればオスカー戦線(とくに主演女優賞狙い)に名乗りを上げることになる。(Deadline Hollywood、THRほか)

Rabbithole
もともと2007年に舞台作品として上演され、脚本を手掛けたデイヴィッド・リンゼイ・アベア―にピュリッツァー賞をもたらした本作は、とある幸福な家庭に子供の死という悲劇が舞い込み、残された夫婦がその喪失感を背負いながら、家族や友人らと交流を重ねていく、というストーリー。映画版製作においては
ニコール・キッドマンが自ら権利獲得に向け乗り出すなど、自身のキャリアにおいてこれまでにない重責を担う覚悟を見せた。その甲斐もあって彼女の演技は『めぐりあう時間たち』(原題"The Hours")以来の絶賛を獲得している。各紙ともに主演女優、助演女優枠でのオスカー参戦を予想しているが、あの"Black Swan"のナタリー・ポートマンも押しも押されぬ絶賛ぶりを獲得しているので、これから年明けにかけて白熱した戦いを繰り広げていくことになるだろう。

また、監督のジョン・キャメロン・ミッチェルといえば舞台&映画として世に送りだした『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』で高評価を受け、続く『ショートバス』では前代未聞のオーガニズムを描きだし世間をアッと言わせた奇才でもある。これまでの作品歴と比較すると、全てを削ぎ落したところにあるいちばんオーソドックスな風景、つまり演出の底力を問われる作品と言えそうだ。

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