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2010/09/10

テレンス・マリック新作、米配給会社が決定

「伝説の」とは巨匠にありがちな安易な形容詞であるが、テレンス・マリックほどその言葉に打ってつけの監督はいない。各メディアによると、このたび最新作"Tree of Life"(ショーン・ペン、ブラッド・ピット主演)のアメリカにおける配給会社がフォックス・サーチライトに決定した模様。(Deadline  THR ほか)

本作をめぐってはカンヌ映画祭に出品されるか?と期待されながらも完成が間に合わず、この秋にいずれかの映画祭で披露されるものともウワサされていたが、それも叶わず。製作を手掛けたビル・ポーラッド率いるリバー・ロード・エンタテインメントは、当初、ポーラッドの出資するApparitionという会社に配給を委託しようとしていたが、5月のカンヌ直前に責任者が辞職するなどのゴタゴタが続き、7月以降には従業員の解雇など会社を畳み始めた気配すら伺え、もはや賞レース常連の巨匠作品を手掛けられる体力は残っていないものと見られていた。

そこにきて今回の配給会社決定である。フォックス・サーチライトは現在のところ、"Black Swan""127 Hours""Never Let Me Go"などアカデミー賞狙いの作品を軒並み抱えており、これに"Tree of Life"が加わるとパンクしてしまうどころか、自社の配給作品どうしが賞レースにおいて共食いをはじめることにもなりかねない。ゆえに、これを2011年公開分に回す決断を下したようだ。

これによって、来年度のオスカーを本気で狙うとなると1年くらい作品を寝かすことにもなりかねないが。。。まあ我々は観客として辛抱強く待つことにしよう。

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