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2010/09/09

ベンサム(本人)に出逢った

ロンドン滞在時、「最大多数の最大幸福」つまり功利主義理論でおなじみのジェレミー・ベンサム氏(1748~1832)に遭遇する機会に恵まれた。墓地を参拝したわけではない。紛れもない本人に逢ったのである。

現在どこの本屋でも平積みにされているマイケル・サンデル氏の"Justice"を紐解いていただければすぐに理由はわかるだろうが(77ページ参照)。。。

つまり、こういうことだ。

Bentham
ここはロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ内。真ん中の木製ボックスに鎮座するのがジェレミー・ベンサム先生(本人)である。後進を末永く啓発すべく遺言に「遺体を保存せよ」と記した彼。その死後、頭部だけは腐敗が進んで取り変えられたものの、今なお剥製のような状態でその場に佇んでいる(これも“最大幸福”の内なのか?)。

Bentham02_2 
この、人呼んで"Jeremy Bentham's Auto Icon"は、大学の100周年と150周年の運営審議会の折に台車に乗って議場へと運ばれ、議事録には"present but not voting(出席すれど投票なし)"と記されたそうだ。

ちなみにユニバーシティ・カレッジを卒業した映画人にはクリストファー・ノーラン監督がいる。『インセプション』のロケにこの学び舎を使うほど愛校心にあふれる彼もまた、ジェレミー・ベンサムに触発されながら大学生活を送っていた一人というわけだ。

などと感慨に耽っていたら、サークル活動中と思しき学生がAuto Iconに"HI!"と挨拶して通り過ぎていった。彼の威厳はいまだ健在らしい。

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