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2010/10/01

白人ばかりのオスカーレース?

The Hollywood Reporterの記事にハッとさせられた。そうだ、今年は黒人がいない―。

9月に入ってハリウッドの映画会社は一斉にオスカー獲得に向かって動き始めている。上半期で評判の良かったものをアカデミー会員にいま一度印象付けようとDM作戦を展開したり、トロントで見つけた掘り出し物を年末のどの時期に公開しようかと悩んだり、マスコミは完成したての話題作の真価を固唾をのんで見守ったり。。。そうして完成が待たれていた『ソーシャル・ネットワーク』、"Let Me In"などもようやくスタートラインに出揃ったところで、僕らはこの事実に気がつくわけだ。

―黒人、というより有色人種が不在である、と。

この背景にはやはり映画業界を覆う不況があるようだ。ただでさえ映画製作が難しくなっているのに、そのうえマイノリティや彼らの物語にともなう深刻なテーマなどに取り組んでいては極度に観客を限定してしまうことになりかねない。またインディペンデントシーンにおいてこのような映画が製作されても米国内での配給会社が見つかならないというケースも多いようだ。

現在、オスカーレースへの出走が予想されているのは、"The King's Speech""127 Hours""Bkack Swan""The social Network""The Kids Are All Right""The Town"などなど。

一部で外国人勢は元気なようだ。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作"Biutiful"のハビエル・バルデムやイーストウッド監督作"Hereafter"のセシル・ドゥ・フランスが各部門に食い込むのでは、との見方もある。また、スウェーデン版『ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女』のノーミ・ラパスを候補入りさせるべく、配給会社がエージェントを雇ったという情報もある。

なにはともあれ、このままいけば白人だらけのオスカー授賞式になってしまう。これは10年前の第73回授賞式以来となる一大事だ。世界の多様性を垣間見られるはずの映画の祭典に、何らかの変化がもたらされようとしている。

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