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2010/11/23

北九州市民映画祭

12月4日、北九州は小倉にて、北九州市民映画祭なるものが開催される。

映画祭といっても、たった一日のみ。国籍の違う二人の映画作家に焦点をあてる企画なのだが、この内容を見て驚いた。これまでにも故郷・北九州を舞台にいくつもの作品を撮り上げてきた青山真治の参加表明は頷けるとして、なんと韓国からあの巨匠イ・チャンドン監督が参戦するという。

しかもカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した『詩/ポエトリー』を引っ提げて。

本作は11月20日~28日開催の映画祭「東京フィルメックス」でもクロージング作品として選定されているが、すでにチケットはソールド・アウト。しかも現時点では配給先も決まっていないので、このチャンスは大変得難いものと言える。

Chandon
小説家であり、教師でもあり、数年前までは韓国政府の文化大臣まで務めていたイ・チャンドン。彼の作品は美しく繊細でありながら、同時に僕らの既成概念さえ突き動かす原動力を秘めている。それは決して難解という意味ではない。イ監督はむしろ、これらの深い哲学的、宗教的、道徳的な問いかけを、まるで空気や陽光をも思わせる自然な語り口で優しく観客に提示してみせるのだ。

その余韻は家路を急ぐ30分や1時間では到底消えることはない。それどころか、1年後や10年後もずっと体内に留まり続け(逆に大きくなって)、観客それぞれの心にずっと生の意味を問い続ける。これぞイ・チャンドンの魔法。過去の観賞記録を探してみたところ、拙ブログにも下記のレビューが保存されておりました。

*拙ブログ内のイ・チャンドン作品レビューはこちら
シークレット・サンシャイン』 『オアシス

というわけで、傑作と名高い『詩』をまだ観れていない筆者はふと思い立ち、12月4日、長崎への帰省途中に北九州へ立ち寄ることにしました。親友の結婚式を翌日に控えた強行軍ですが、仕方ありません。なにしろイ・チャンドン、そして青山真治なのですから。

そのときふたりがいったいどんな言葉を交わすのか、この目でしかと目撃してきます。

■第1回北九州市民映画祭 李滄東監督×青山真治監督=

【会 期】 2010年12月4日(土)
【会 場】 「
小倉昭和館」   北九州市小倉北区魚町4-2-9 
【主 催】 北九州市民映画祭実行委員会(北九州しねま研究会)
【協 力】 日中韓・東アジア文学フォーラム2010 in 北九州実行委員会
      東アジア文学フォーラム日本委員会
【後 援】
北九州市
北九州市にぎわいづくり懇話会集客ビジネスモデル認定事業
【Special Thanks】
     
株式会社シグロ
     FINECUT Co., Ltd.(韓国)
     アテネ・フランセ文化センター
     TOKYO FILMeX

【プログラム】
 10:00~ 『EUREKA』 217分
 13:50~ 『オアシス』 132分
 16:45~ 『赤ずきん』 35分 
         
※青山真治監督最新作!九州初公開!
 17:40~ 特別試写会 『詩』(仮題) Poetry 139分 
         
※イ・チャンドン監督最新作!九州初公開!
 20:10~ イ・チャンドン監督×青山真治監督対談 (約90分予定)

※全4プログラムです。
 ①『EUREKA』、②『オアシス』、③『赤ずきん』、④対談&『詩』特別試写会


【チケット料金】
前売  : 1プログラム 800円、フリーパス 3000円
当日  : 1プログラム 1000円
前売券絶賛発売中!!      
※フリーパスは前売のみ販売。
※対談チケット(前売800円、当日1000円)をご購入頂いた方のみ
 『詩』特別試写会(無料)をご鑑賞できます。

【問合せ・前売券予約場所】
 ・プログラムその他の問合せ
  北九州市民映画祭実行委員会(吉武) 090-1349-7362 or 093-582-4785
 ・前売券予約先
  電話 093-551-4937(予約専用@小倉昭和館)
  FAX 093-582-4785(吉武)
  mail :
kitaqcinema@gmail.com

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